冬休み期間の患者さんが多い時期が終わりつつありますので、今日は合間時間に最新刊を読んでみました。
患者さん向けにやさしく書かれた本で、「むし歯と歯周病の病因論」。私たちが読むことで、内容検証と、患者さんや保護の方に分かりやすく説明する際の手助けになります。
理論的には、虫歯も歯周病も細菌感染症ということが柱になっていますが、そのためには虫歯菌や歯周病菌が増えやすい場所の清掃、すなわちプラークコントロールです。
プラークコントロールというと、当然丁寧な歯磨きは誰もが連想します。
虫歯菌も歯周病菌も付きやすい、増えやすい部位はほぼ同じなのですが、この本でも必要性が強調されているのが、フロスの使用です。
歯間の歯磨き=フロスと言えます。
プラークコントロールと言う面では、むし歯予防はフッ素と言う強い味方がいますので、歯周病予防ほど丁寧な歯磨きは不要というのが現実的でしょう。
ただし、歯磨き頑張って、フッ素も使って、それでも歯間虫歯の予防は不充分というのも現実です。
それくらい予防にはフロスは重要だし、常識にしたいものです。
歯みがきの前に、まずはフロスをするというのも定着のヒントかも知れません。
部屋掃除もそうですが、まずは隅々を綺麗にしてから、全体を大きく綺麗にする方が、トータル的には清掃度は高いのかも知れません。
全体を先に綺麗にして、何となくそれで終わって、隅々がイマイチということもありがち?
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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