風色明媚

     ふうしょくめいび : 「二木一郎日本画ウェブサイトギャラリー」付属ブログ

インターネット不通のお知らせ

2012年01月09日 | 日常雑記

転居に伴い、1月10日(火)より18日(水)午前中まで、我が家ではインターネットが使えなくなります。
我が家のネットはケーブルテレビ経由なのですが
移転工事の申し込みが遅くなり、18日まで工事予約が取れなかったためです…トホホ。

この間コメントをいただきましても、お返事ができませんのでご了承ください。
もちろん電子メール・ウェブメールもできません。

よろしくお願いいたします。

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12月20日 火曜日

2011年12月20日 | 仕事場
前回の更新から、あっという間に二ヶ月近くが過ぎ
気がつくと、すっかり年の瀬も押し詰まってしまいました。

現在、非常に慌しい日々を送っています。
実は年明け1月上旬に転居することとなりました。
その準備が最優先となっていて制作は完全に中断しています。
現在制作中の作品は50号と6号の2点のみ。
年内に仕上げたかったのですが、残念ながら年越しとなりました。
制作の再開は、おそらく2月からになると思います。

まずは50号の、岩の台地の街の進捗状況です。


前回10月28日の状態です。


こちらは11月上旬の状態ですが…

やはり、そうそう順調には進まないものです。
迷いが出たために意図的に放置していたのですが
引越しの準備に入ってしまったので、ずっと中断したままです。


もう1点は6号で、アッシジのサント・ステーファノ聖堂がモデルです。



一時は仕上がり直前まで行ったのですが気に入らず
大幅に修正して、現在は50%程度というところでしょうか。

ところで、今年4月に仕上げた「黎明」もサント・ステーファノ聖堂でした。


「黎明」 15号

鐘楼と針葉樹の配置がほとんど同じです。
実を言うと、今描いている6号が「黎明」になるはずでした。
最初10号で始めたのですが、事情があって下描きを終えた段階で15号に変更することになったのです。
中止した10号の下描きを消して別のものを描くのも惜しい気がして
別のイメージで、そのまま描き続けることにしました。
構図を変えて6号に縮小し、満天の星空という設定にしました。
「黎明」より早く描き始めたわけですから、中断また中断で、もう1年近くになります。


そして、最近仕上がった作品です。


「花霞」 10号M

今月上旬に仕上がったばかりです。
長野県安曇野にある大王ワサビ農園の脇に建つ農作業小屋です。
黒澤明監督の映画「夢」に登場する小屋です。



「常念」 8号F

これは11月に仕上げたものです。
長野県安曇野の顔とも言える常念岳です。
これも度重なる中断を経て、1年半もかかってようやく仕上がりました。

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さて、今年の更新は今日が最後です。
次の更新は、早くとも2月以降になろうかと思います。
書きかけの記事が、すでに10編ほど溜まっています。
本当はクリスマスの前後に3回に分けてアップしたかった記事がありました。
ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画「マドンナ・デル・パルト」に関するものです。
昨年の今頃にアップする予定だったのが延期になり、また再びの延期です。


今年は例年になく制作点数の少ない年でした。
まあ、たまにはこういうこともあるものです。
年頭からいろいろなことがあり、最後の最後で引越しが決まることになろうとは
昨年の今頃は、予兆があったとは言え、これほどまでとは想像もできませんでした。
かつてない激動の1年でした。

それでも、転居によって大きく環境が変わりますので
心機一転を目指すには絶好の機会となります。
何か大きなきっかけがないと、なかなか清水の舞台から飛び降りることができないものです。
少なくとも、心の中に溜まりに溜まった積年の垢を洗い流してくれそうな気がしています。
ハードディスクの中の不要なファイルやソフトを掃除するように
身の回りの物も、心の中のものも、思い切り良くバンバン整理しています。
その結果空き領域がグンと増え、私というポンコツPCの動きも少しは軽やかになってくれると思います。
それが今後の仕事にも良い影響を与えてくれるのではないかと、密かに期待もしているのです。


もうじき大晦日になります。
NHKの「行く年来る年」で日本各地の静謐な夜景を見ながら除夜の鐘を聞くと年末の実感が湧きます。
そして午前零時になると同時に初詣に出かけるのが恒例になっています。
一度だけサボったらバチが当たって辛い出来事があったので、それ以来欠かしていません。
いつもの神社への初詣も、いよいよ次回が最後になります。
永年のお礼も込めて、次回は少しお賽銭を奮発しようかな…。
初詣の楽しみの一つに参拝者に振舞われる甘酒があります。
私はお神酒ではなく甘酒をいただきます。
元旦の深夜は冷え込んでいて体が温まりますし、新たなる一年への力水のような気がしています。
転居先の近所にも二つ神社がありますが甘酒を振舞ってくれるのかどうか、まだわからないのが気になりますが…。


それでは、少し早いのですが週末はクリスマスですし

Buon Natale!!

そして

皆さんにも、私にも、来年は良い年でありますように!!

なお、喪中につき新年のご挨拶はご遠慮させていただきます。


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10月28日 金曜日

2011年10月28日 | 仕事場
自動書記。

本人の意思とは関係なく、手が勝手に動いて何かを書く。
超自然現象の世界ではよく聞く言葉です。

今の私は、まさに自動書記状態。
もちろん自分の意志で絵を描いているわけですから
自分の意思と無関係に手が動くというのは正確ではないのですが…。
最近の私の描いている姿を傍から見れば
自動書記をしているように見えるかもしれません。
素直に、自分のやり方で描写に徹することを今まで以上に実行していますので
迷うことが少なく、自分でも驚くほど手が動いています。


岩の台地の街の続きです。

街明かりは、まだ色鉛筆を使って描いていますが
そろそろ絵具で描き起こす段階に来ているように思います。
崖も、相変わらずハッチングや点描のようなコマゴマとした描写をひたすら重ねています。

夜は、仕事場の窓から絶えず夜景を眺めて参考にしています。
夜に外出した時は、窓明かりがどう見えるか、建物はどのように暗くなるのかなど
夜景をできるだけ観察しています。
想像だけで描いていては、どうしても観念的で説明的な絵になってしまいやすいですから。


画面全体の雰囲気や充実感は、だいぶ出来てきました。
私の想い描いていたイメージに近づいているとは思います。
しかし、まだ状況説明に偏っているようにも見えます。
ここまで来ると、今後大きく画面が変化することはないでしょうが
何かもう一味足りないような気がしています。

いよいよ正念場にさしかかって来たようです。

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10月23日 日曜日

2011年10月23日 | 仕事場
岩の台地の上の街。
今までとは描き方を変え、早い段階から描写することを主体にしています。


これは前回の状態。


薄めた絵具で、とにかく描写、ひたすら描写の数日間。


こちらが本日の様子。

本日の画像は少々コントラストが低くなっていますが
画像補正をあまり厳密にしていませんので、このような結果になってしまいました。
画面は徐々に暗くなっています。

このあたりで、夜景の華である窓明かりやライトアップの光を入れ始めています。


教会付近の拡大図です。

灯は、この段階ではすべて色鉛筆を使っています。
光の明るさや位置、範囲を決めるための下描きなのです。
一応決まったら絵具で描いていきます。


街並みと崖の境目あたりの拡大図です。

いつもよりカサカサした、粗い絵具を使ったような質感で描いています。
しかし絵具の粒子は最高でも11番です。


崖の拡大図です。

細部の描写はハッチング(線の集積)で描いています。
厚塗りしているように見えますが
紙の白や鉛筆の下描きが透けて見えるほどの薄塗りなのです。


さて、だいぶ仕上がりに近くなっているように見えますが
まだ私のイメージとは少し違います。
窓明かりやライトアップはもっと強く、崖や街並みはもっと暗くするつもりです。
どこまで暗くできるか…それが今回の課題の一つでもあるのです。

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10月20日 木曜日

2011年10月20日 | 仕事場
台地の上の街の続きです。
全面に色が入りました。
最初は固有色に近い色を置くのが私の常です。



街並みと崖は、まったく同じ色を使っています。
岩黄土の13番、方解末の11番、岱赭(たいしゃ:赤茶色)などを混ぜたものです。
樹木は、岩鼠の11番、鶯色の11番、青口緑青の11番、方解末の11番などを混ぜています。
薄っすらと塗っただけですので、下描きの鉛筆や水彩が透けて見えています。
空には水色群青の11番を少し追加しています。
全面に色が入って一息。
ここまでは私にとっては下描きの延長、下準備なのです。

従来ですと、最初に暗めの絵具で少し凸凹したマチエールを作ります。
そして刷毛を使って、その凸凹を埋めていくように大雑把な彩色を始めます。
しかし、今回はその手法を全く行っていません。
よりオーソドックスに、下描きを生かして薄塗りで描写しようと考えています。



全体に少しずつ明度を落としながら夜の雰囲気に近づけていきます。
同時に、崖や街並みを描写していきます。
岩黒13番、濃鼠13番、アイボリーブラック、バーントアンバーなどを使っています。

おつゆ描きと言えるほど薄めた絵具で描いていますので
崖や街並みの明るい部分は紙の色が透けて明るく見えているのです。
従来の手法ですと、この段階では何が描いてあるのか判らないくらい形が潰れるところですが
何だか、仕上げ間近のような雰囲気になっています。

今後しばらくは、ひたすら描写していきます。

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