【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段 | |
クリエーター情報なし | |
宝島社 |
図書館本。
「暗幕のゲルニカ」に続いてのアート関係ミステリー。
姿を表さない謎の人気アーティストと彼の作品を売りさばく有能なギャラリーの女。彼女が倉庫で殺されているのが発見さけ・・・、という
ようなところからのお話ですが・・・。
ただ、全般に叙述が軽く、どうもどの登場人物にも感情移入しずらい。
で、ラスト、土曜ワイド劇場のように、唐突に、かつご都合主義的に「事件」が「解決」してしまうあたりもちょっと・・・。
部分的に興味深く感じるところもあり、掘り下げられるテーマもあるようには思いましたが・・・。