旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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30分一本勝負 夜間取引 銀行での投信販売

2006-09-30 06:51:53 | 株式投資・資産運用
土曜日だけれど、今日は仕事。
が、ちょっと早く起きすぎたので30分一本勝負。

夜間取引。kabu.comでは既に始まっています。
これ以前にもマネックスナイターというのがあったけれど、これは当日の終値のみ
で取引されるもので、値動きはなし。
kabu.comは値動きがある点が特徴か。ここの斉藤氏、臼田氏とは以前にネット上
でちょっと交流あり。私自身、口座は開設していますが、実際の売買に利用したことは
全くありません。取引は低調てあると伝えられています。
が、今後、広がる可能性は随分とあるように思います。今後、参加する証券会社が
広がった形での夜間マーケットができれば、とりあえず利益を確定しておきたい時など
に利用する可能性はあるでしょう。ただ、取引のボリュームが問題か。

次。銀行での投信販売。これ、それなりに伸びていて銀行の収益にも貢献しているとか。
月曜日に京都銀行支店の窓口に行ってきました。通帳がいっぱいになったのと、小銭
入金が目的。あちこちのATMでは硬貨の小銭入金は受け付けてくれません。
投信販売はどうなっているかと周囲を見回すといくつかパンフレットが・・・。
インデックスファンドなど、それなりに「まとも」なものの案内もあるかと思えば、これは
見あたらず。
あったのは、京都応援バランスファンド、中央三井高金利ソブリンオープン、JPM
エマージング株式ファンド、JPM新興国ソブリン・オープンなど。

最初の京都応援バランスファンドは、半分は外債、半分は京都関係の会社の株式で
運用するというもの。隔月で分配金が出るということ。販売手数料2.1%、信託報酬
1.05%。京都ファンドという発想は自分自身、以前に考えたことはあります。
が、なんで、わざわざ隔月で分配してもらわないといけないのか・・・。
また、販売手数料2.1%分は、いわゆる「既に負けている」状態から始まることになり
ますし、外債は、債券よりも外貨運用という側面に注目し、ポジジョン管理
をきちんとするという条件下であればFXの方が有利。

また、例によって、「抱き合わせ見せかけ高金利作戦」も実施。
投信と定期預金を同時に買った場合、定期金利の金利が年4%になるというもの。
一見、非常に有利。ただ、細かい字での説明を見ると、定期は3ヶ月で最初の満期までし
か4%は適用されません。また、この金利がつくのは投信を買ったのとと同額までしか
預けられません。
つまり、50万、50万買うとすると、定期の方では3ヶ月で1%の金利、つまり5000円分
が税引き前で来ますね。ところが、投信の販売手数料は2.1%で、10500円。
この時点で-5500円やんかー。

上記の中では中央三井高金利ソブリン・・が、販売手数料、信託報酬が相対的に低く
多少はましか。しかし、これはあえて買いたいというような商品でもありません。

つまり、銀行での投信販売は、銀行本体はノーリスクで利益があがるおいしい商品であり、
買う方は、相場や為替の動向で利益が出る可能性は当然あるけれど、基本的に
コスト面で不利な商品ということで、依然として「買ってはいけない」とまでは断言しないけど
まあ、「買わない方がいい」商品ですね。これは銀行販売に限ったことではなくて、証券会社
でも基本的には状況はさして変わらないと思いますが。

コメント
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