風車ビルだより

今は風車のない風車ビルからの風だより

カタバミ革命

2012年06月13日 | 動植物
カタバミの花は可憐だ。小さな黄色い5弁の花。葉もハート型が3つ合わさったような形で可愛い。
ところが、これが一度雑草として蔓延りだすと手に負えないのだ。
根はびっくりするほど深く広範囲に広がり、抜こうとしても途中で切れる。
この切れた根からもまた伸びてくる。
茎も横に伸び、伸びたところで根を出す。花も付ける。花の咲きだすまでの時間が非常に短い。あっという間につぼみを付け、次々に咲く。
花期も長い。春先、ハコベとともに現れ、ハコベが終わる時期を過ぎ、盛夏にも花をつけ続ける。
根が長いので、ちょっとやそっとの水枯れにはへこたれない。秋を超え雪が降るまで咲き続ける。寒さにも強いのだ。
身近な草花としては最強じゃないかと思う。
花から種へ、種のできるまでも短い。うんと小さなオクラのような形の実なのだが、ちょっと触ると、細かな種子が、ぱっと飛び散る。
びっくりするほど遠くまで飛ぶ。子供のころ遊んだ人も多いだろう。
無数の種子が広範囲に飛び散り、すぐ発芽し、根が張り、花が咲き、種ができ、飛び散り、とまるで、ネズミ算のように増える。片手間に抜いているのでは、増やさないのが精々で、完全に駆逐することは不可能だ。

その根張りの強さは古い因習や多くの人が奇怪に思っていながらなくならぬ社会風習にも例えられるかもしれない。

でも、別な風にとらえることもできる。

亡くなった人への想いを抱き、家族が友人が集うことを許さぬ事態を、学びたいと思う若人が機会を奪われる事態を、おかしい、悲しい、変えたいと思う心は枯れず、消えない。
その思いは、最強の草の根カタバミよりも強く人の心に根差すだろう。

その草の根の力が本気で必要な時・場所もあるのだ。
ジャスミンの香りは血の匂いの中に吹き飛ぶとも、カタバミが花をつけないときはない。

モッコウバラ

2012年05月06日 | 動植物
今年の五月はなかなか天候不順である。せっかくのゴールデンウイークというのにきれいに晴れたのは昨日5日だけだった。
今日は雷鳴轟き、激しい雨だった。それでも午後からは晴れてきた。

冬に強風で結んであったフェンスが倒れ、かなり折れたモッコウバラ。それでもちゃんと咲いてくれて、見ごろを迎えたのだった

タンポポのお花畑

2012年04月29日 | 動植物
寒暖の差が大きく、どちらかというと寒い日が多く、激しい風が吹き荒れる春の嵐が3度も来たり、荒れた春だったが、ようやく安定してきたのか。

坂井町の空き地はタンポポのお花畑。


これはヒメオドリコソウ、ヨモギとスギナに囲まれて

4/27撮影

屋上菜園

2011年09月25日 | 動植物
今年のプランターは成績がよくない。こちらの気持ちも乗りが悪くていたところもあるが、中途半端に降る雨に、雨降ったから、と水遣りをしないと、以外に鉢の中はからからになっていたりした。
それでファサードのサフィニヤを枯らしてしまった。でもその前からサフィニアには去年の勢いはなかった。同じように植えたつもりだったのだが。去年がよく咲きすぎたのかもしれないが。

屋上も面倒な実物はやめたのだが、大葉でさえお盆前にはすっかり葉が硬くなってしまっていた。でも約束ごとのごとくに彼岸になると白い花を付ける。
盛大に茂ったのはバジルだが、これは大量に消費するわけがないし。すでにこぼれ種からまた芽が出ている。パセリ、イタリアンパセリはそれなりに重宝する。
手抜き菜園でこんなものかな?

お彼岸

2011年09月24日 | 動植物
台風15号は21日の内に太平洋へ出たようだが、22日も台風一過とはいかずほぼ終日雨模様だった。
23日にようやく晴れて、その前の台風12号来放って置いた屋上の始末をする。
朝顔も蔓を切って落とし、焼けた蘭の葉を切り、鉢を並べ直して掃除する。
外してあったオーニングも付け直す。
洗濯物を風になびかせ、布団まで干して、出かけたら、急に雲が広がり、雨が降り出した。
アカン、引き返す。結構濡らしてしまった。
でも出かけなおしてしばらくするとまた晴天が戻ってきた。何なんだこの天気は!

画像は坂井町御油田、竹田川河畔
ピンクの花は可憐だがママコノシリヌグイというすごい名前がついている。これと露草と蜘蛛と、と欲張るとやっぱりうまくいかん。

ばったさんも堂々たる体躯を見せに来てくれた。蛙もいたけれど。



屋上菜園

2011年07月16日 | 動植物
実物を収穫しようとすると却ってストレスだとわかったので、葉っぱばかりだ。
オオバ、バジル、パセリ、イタリアンパセリ、オレガノ、ミツバ、サンショウ。
レタスの類も数種混ざった種を蒔いたのだが、茂るのは何故かレッドマスタードと云う奴ばかり。少しサラダに混ぜるのならいいのだが、こればかりだととても食えない。

画像は今年初めて咲いた朝顔。もっと濃い色のほうが好みなのだが。