♪♪♪Music Drops♪♪♪ ふるじんのつれづれなるままに・・・。

メルマガでは伝えきれない過去、現在、そして未来まで、その時々の自分を記していければと思います。

2016年 下半期

2016-12-31 11:25:58 | Cinema & Book
※映像含む

☆☆☆
『霧ラウル』
『記憶の渚にて』
『コンビニ人間』
『マチネの終わりに』
『米原万里ベストエッセイI、II』
☆☆
『つきのふね』
『ジニのパズル』
『まく子』

『教場』
『女のいない男たち』


『その時までさよなら』
『床下仙人』

桜木紫乃さん、大好きな作家のひとり。
彼女の”湿り気”具合がいい。
不器用、寡黙、ズルさ、男女の哀しき性。
SNSが蔓延した昨今では斟酌出来ない心の機微。
昭和たる男女の奥ゆかしさがお気に入り。

『記憶の渚にて』、時間の迷宮。
「時間というものは、幾つかの要素によって構成された、ある種の概念のようなものだ。」
「そして時間を構成する要素のなかで最も重要なものが記憶なのだ。」
生命=記憶、記録と因果を代々繋ぎながら人は生まれ変わる。
連綿とした時の流れに軸を持たせる、興味深い物語だった。

『コンビニ人間』、これはおもしろかった。
日常に組み込まれた空間、通過点に過ぎない一片、
そこに集約した視点は多くの共感をもたらした。
古倉さんを取り囲む小さな社会、白羽君や店長、同僚、友人達、
その微妙な距離感を生きる、不器用ながら一生懸命生き抜く
そんな日常がおもしろおかしく描かれている。

『マチネの終わりに』、頁進めるうちにドキドキ、これぞ運命の出会い。
まさに会えない時間が愛育てるだ。
ふたりの感性、想いの強さ、それは距離と時間が縮まる手助けとなる。
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。
だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。
変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。
過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」
蒔野が洋子に向けた言葉が共鳴する。

故米原万里さん、キレキレのベストエッセイ。
今年の1大イベントとなった安倍・プーチン会談、どう解説してくれただろうなぁ。

●三省堂のおすすめ本ははずれでした。
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