リュックに 金剛石

限定一人の為の、別の一人による
  ただそれだけのページ

明日はきっと。。。

2006年04月02日 23時54分10秒 | 日記
かけよってくる君を

僕はこのベンチに座り

気づかない振りをして

ずっと待っていよう


そしたら君は

下を向いたままの僕を

少し首をかしげて覗きこみ

あの挨拶を口にする


だから僕は

それに答える代わりに

瞳を閉じて微笑んで

それから君と視線を交わそう



きっと君は両手を広げ

飛び込むように

僕に抱きつく


そしたら僕は両手を広げ

包み込むように

君を抱きとめる



ただいまのかわりに

おかえりの、かわりに

手紙を届ける機械人形より。。。

2006年03月27日 10時53分39秒 | 日記
わたしは手紙を届ける。

そのために旅立つだけだ。

鞄のなかにどんな言葉が詰まっているか、わたしは知らない。

やさしい言葉を運ぶこともあるだろう。

よろこびの言葉を運ぶこともあるだろう。

そして、残酷な言葉を運ぶこともあるだろう。

人をかなしませ、怒らせる言葉を運ぶこともあるだろう。

だからこそ、わたしは運びたい。

もしも、そのとき、あなたのそばにだれもいなければ、

わたしは立ち止まって、あなたに寄り添おう。

怒りやかなしみが心を壊さぬように。

あなたのよろこびをともによろこび、あなたのかなしみをともにかなしみ、

あなたの孤独を―――――孤独を癒せずとも、

わたしがあなたを見ていることを伝えるために。

よろこびもかなしみも怒りも、孤独も、わたしの中にあるのだから。



そして、わたしも、その心を言葉にかえて、あなたに伝えよう。

そして 夜は。。。

2006年03月21日 19時21分16秒 | 日記
太陽が西にかたむき

ゆっくりと空の蒼が降りてくる

僕は一人そんな中を

ゆっくりと景色を眺めペダルを踏む


電燈に照らされることがなくても

視界に不自由はないのだから

ここはきっと遠浅の海の中で

僕はきっとそこに泳ぐ一匹の魚なのだろう


明るすぎる陸の上に揚げられては

見苦しく跳ね回るだけで

真っ暗な深海の底では

水圧のせいか息苦しく潰されてしまう


空の蒼が地上を充たす

ほんの短い時間の中だけ

ほの蒼い海の中で

僕は楽に僕でいられる


鰭も鰓もない不恰好な魚が

ゆっくりとペダルを踏む

静かな海の中を

ゆっくりと景色を見送る

鉄の、意志

2006年03月04日 23時39分33秒 | 日記
いつか、君が見てくれると信じて、ここに書き記す。


いつまでも、待つ。

決して、揺るがない。

何を耳にしても、動かない。

いつでも、それを信じる。

変わらない。


君は、だから、安心して。

ゆっくりと、休んで。

いつの日にか、戻ってきてくれれば、

それでいいから。


待つことで、苦しみはしない。

待つことで、傷つきもしない。

待つことに、悔いはない。

待つことに、悩みもしない。

待つことを、望みとしよう。

待つことを、光と思おう。


君が、それを望むから、

僕はもう、この、

想いを、願いを、祈りを、誓いを、



鋼に、変える。

告解

2006年02月22日 02時43分19秒 | 日記
何故、君は私に対する恨みを口にしないのだろう

君が今、そんなにも己を追い詰めているその所以は
間違いようもなく私にあるのに


いつか。
私はどうしても自分のモノにならなかった君を
自分のモノにならないという恐怖のみを理由として
粉々に砕いた

手に入らないからと、完膚なきまでに殺し尽くした


そして君が、僅かに生き残った欠片を持って
生き残る為に私から逃げ出したのを見て
私を拒絶したのを見て
自分勝手に傷つき、今更ながら悔やみ、二度と戻らぬと知り、
その時の私そのものをほっぽりだして逃げこんだ。

全て、自業自得で因果応報にも関わらず。

君は、いくらでも私を恨んでいい。
いくらでも怨んでいい。
いくらでも呪ってかまわない。

君にとって、恨んでも恨みきれないのが私だ。
君にとって、怨んでも怨みきれないのが私だ。
憎んで、呪って、傷つけて、蔑んで、罵って、引き裂いて、殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺し尽くしたとしてもまだ厭きたらぬのが、
私のはずなのに・・・

何故、君は、
その一言すら告げずに
自分を責めるのだ。
それこそが、それを見ている事しかできない私に対する、君からの報復なのだろうか。
卑しくも、身の程知らずに、わきまえることをせず、
君に、安らいで欲しいとすら願う私に対する、これこそが罰なのだろうか。

ならば私が死ねば、君は少しでも落ち着いた日々を過ごせるのだろうか。
君の手でくびり殺されれば、君は少しでも安らいだ毎日を取り戻せるのだろうか。
君の目の前で私がこの首を掻き切れば、君は少しでも穏やかな空気を取り戻せるのだろうか。

それすら望めず、ただ自分が傷つく事で、私に復讐するのなら、余りに君が悲しい。


君が望むなら、今すぐにでも死のう。
だから、本来私に向かうべき刃を、自分に振り下ろすのはもうよそう?
傷つけたいなら、いくらでも傷つくから。
血も、涙も私が流すから。
弱音も自責も嘔吐も、私が代わりに吐き出すから。

君はもう、
もうこれ以上、
自分の心を傷つけないでいて。。。

今更ながらに

2006年02月21日 02時59分08秒 | 日記
更新をしてみる。
閉鎖と宣言し、数ヶ月が経つというに、未だ抹消する事もせず更には新たな書き込みをする、己の女々しさに嫌気がさす。
あまつさえ上記のような事を書き、自己防衛・自己弁護を計る辺り、救いがたい。



本日、もしかすると、あり得なかったはずの邂逅を行う。
二度とないはずの待ち合わせをし、金輪際の人間と話をする。

何を求めてなのか。
何を為すためなのか。
何の意味があるのか。
何か意味はあるのか。
何かが動き出すのか。
何かを止めるのか。
望んだのは私か。
臨むのは、私だ。


彼の人が見るのは、私だろうか?
それとも過去に見た私なのだろうか。
人を喰らう生き物とこの身を堕とし、騙し、欺き、惑わし、煙に巻く、
前を向き進む者全てにとって汚らわしき生き物と、
彼の人は何を話すのだろうか。
私は何を語れるのだろうか。


誰に言う前に、ここで言おう。
私は…
私が愛するのは、彼の恐るべき人のみ。
故に私は、彼の人のみは騙せない。
欺けない、惑わせない、煙に巻く事すらかなわない。
ただ一つ愛するモノ故、それだけが私の真実故。
欺く事のみで身を守る私が、己の全てをさらけ出すしかない。

彼の人の全ては、恐らくはこの身を滅ぼすに足りる。
視線に意識は射止められ、指先に肉体を破壊され、そして紡ぎ出す言葉に精神を灼かれる。
流す涙に、残る塵芥すら溶かされるだろう。
それが、私の罪。
貴女を愛した、私への罰だ。


嗚呼。
切に思う。
死にたいでも、死ぬべきでも、殺されたいでもない。
死して解放される事すら、望むべきでない。

このような生き物は、過去にも現在にも未来にも、
有るべきで、ない。

一身上の都合により。。。

2005年10月19日 14時59分26秒 | 日記
このサイトを閉鎖することにしました。
だいたい、自宅のパソさんがOS自体にクラッシュおこして、
恒常的な更新ができていない状態でだらだらとやっていたのですから、
まぁ、いい機会だと思いまして。。。



今までこのサイトにいらしていた方々(まぁ、ごく少数だとは思いますが/笑
これまでのご愛読、まことに感謝しております。
いずれ、何か書きたいものでもできましたら、全く新しくサイトごと作り直すかもしれませんが、おそらく当分先の話になるでしょうから、ふと思い出したときなどにでも、戯れに「人間失格・●●●●」で検索などしてみると、しばしの時間つぶしになるやも知れませんね。
この●●●●、本当は本名書きたかったのですが、さすがにネット上に曝す度胸はなかったものですから、伏字にしておきました。
私の本名をご存知の方は、当てはめて読んでください(大笑

と、これの一件前の書き込みは、このサイトでの最後の駄文になりますので、今の・・・というよりは今までの私の全てになっています。
重ねてお楽しみください。


ちなみにここページ、更新不足でgooから強制排除喰らうまでは、放置しておきますので、リンク消すのは消滅してからでも遅くはありませんよ?(笑

それではみなさま、あるかどうかはわかりかねますが、

友愛と、息災と、再会を。

復活、名のり

2005年10月19日 14時22分17秒 | 日記
そしてそこでは、すべてのことが空廻り

前に向かって後ずさり

まだ見ぬ明日を振り返る


そしていつでも、すべての人が空廻り

死力を尽くして徒労に終わり

見当はずれに的絞る



だからそこでは、誰も彼もが空回り

愛したものからぶち壊し

大事なものほど破棄処分


だからいつでも、みんなまとめて空回り

確信を持って大ハズレ

悩みに悩んで誤回答



きっとここでは、きっといつでも

誤解と誤認と誤魔化しと

計算外れの突発事項が在れ狂う


愛を叫んで殺し合い

平和を望んで騙し合う



ゆえに誰かはこう名乗る

誇りを持ってこう叫ぶ

If Nothing Is Bad
(すべてがうまくいかない最悪)

「人間失格・●●●●」

其の二十九 『めびうす』

2005年09月15日 01時42分32秒 | 駄文
行き場を失った言葉たちが
止まった時間の中をゆらゆらただよう

すくい上げて金魚鉢に入れても
閉鎖された空間で

なすすべなくゆれるだけ


今まで歩んできた道のりを
始まりからゆっくりとなぞる

ふと我に返ると
どこからかぐるぐると

一ヶ所を回っていたことに気づく


歩き方を忘れた動物は
前にも後ろにも進めない

わかっているんだ
立ち向かおうと逃げ出そうと

この場から動けないことに変わりはない


大きな帆を張って
海原に出た帆船

夢も 希望も
立ち向かう勇気も持っている

けれど風が吹かなければ揺れているだけなんだ


だから心は動かない
ただ想いが回るだけ

涙は涸れない
光と闇はただ回る

リピートを繰り返すステレオは同じ台詞を僕に告げる


朝は夜になり
また朝に廻る

口に入れたものは等しく吐き出され
閉じた瞳は必ず開く

喜びも悲しみも苦しみも安らぎも愛しさも憎しみも怒りも哀しみも感動も恐怖も感謝も敬服も言い表せそうにないこの雑多な感情も単純に逢いたいと願うこの思いすらも全て

そこに還る


終わりのない物語は
始まっていないのと同じことだと言う

こめかみに銃口を突きつけて
無理やりに終わらせることを望まなくはないけれど

それですら果たして終止符足りえるのかわからないから
だから


幾度目かの今日もまた 呼吸のやり方を確認しながら息を吸う

これは。。。

2005年09月06日 21時58分06秒 | 日記
自作じゃないから駄文のカテゴリには入れません。

正直に言って憧れる。
笑っちゃうくらいに自我がないくせに、
あきれるほどに幸せだ。

どうしてもっと早く、気づけなかったのだろう?
これこそが求める生き方だ。
それ故に拒絶されるのだ。

タイトルを勝手につけるなら、
『見果てえぬゆめ』とつけたい。


貴方が乾きしときには我が血を与え
貴方が飢えしときには我が肉を与え
貴方の罪は我が贖い
貴方の咎は我が償い
貴方の業は我が背負い
貴方の疫は我が請け負い
我が誉れの全てを貴方に献上し
我が栄えの全てを貴方に奉納し
防壁として貴方と共に歩き
貴方の喜びを共に喜び
貴方の悲しみを共に悲しみ
斥候として貴方と共に生き
貴方の疲弊した折には全力でもってこれを支え
この手は貴方の手となり得物を取り
この足は貴方の脚となり地を駆け
この目は貴方の目となり敵を捉え
この全力をもって貴方の情欲を満たし
この全霊をもって貴方に奉仕し
貴方のために名を捨て
貴方のために誇りを捨て
貴方のために理念を捨て
貴方を愛し
貴方を敬い
貴方以外の何も感じず
貴方以外の何にも捕らわれず
貴方以外の何も望まず
貴方以外の何も欲さず
貴方の許しなくしては眠ることもなく貴方の許しなくしては呼吸することもない
ただ一言
貴方からの言葉にのみ理由を求める
そんな惨めで情けない
貴方にとってまるで取るに足りない一介の下賎な奴隷になることを
―ここに誓います




で、どう思うかい?

其の二十八 『当然の摂理』

2005年08月21日 00時22分55秒 | 駄文
今夜は雨が降るべきだ


逢いたくて
 逢いたくて
  逢えなくて
ただ君に逢いたくて過ごす日々があり


この空に
 君の名を
  寝ることも忘れて
決して届かぬとわかっている想いを叫ぶ


はらはらと
 はらはらと
  涙ながして
無力に打ち拉がれただ己の躯を傷つける


迷いも
 不安も
  絶望すらも
僅かばかりの微かな希望で全て追いやる


逢いたくて
 待ち焦がれ
  胸震わせて
気の遠くなる永遠を重ねたその先に


君に逢える
 その声を
  ぬくもりを
この腕の中に確かに感じることを許された夜



・・・それを邪魔するわけにはいかないだろう?

だから今夜は
二人を包む
優しい雨が降るべきだ

其の二十七 『蟲の舞』

2005年08月18日 01時51分39秒 | 駄文
街灯の鈍い灯りに蟲が寄る
バチバチと音を立てて蟲が寄る

我先に群れを成し
街灯にバチバチと蟲が寄る


本能などと云う生易しき感覚などでなく

ただ 蟲は其処を目指す


隣の友が
親が子が
親しき者がはぜる

そして蟲は其の火に自らを投じ

バチリと音をたてるのだ


朝目覚めて蟲であった者も
蟲に身を堕とした者も
自らを蟲としか思えぬ者も

全てが其の身を炎に捧ぐ

蟲であるが故
蟲とあるが為



問おう
其処に何がある

眼前にて確かに朽ちてゆく
極小にして無数の生命を前に浮かぶのは

哀れみか
恐怖か
もしくは嘲笑か


活目して見るがよい
嗚呼あれこそが

体液を沸騰させ
膨れた外郭が膨張によってバチリとはぜる
筋肉が臓物が
消し炭となって宙に舞う其の様こそが



蟲というものなのだから

其の二十六 『今日は月のある夜だから・・・(remix』

2005年06月20日 10時33分08秒 | 駄文
今日は月のある夜だから
遠まわりして歩いて帰ろう

今日は月のある夜だから
君の部屋をのぞいて帰ろう


理由や根拠なんてただの一つもなく
意味だけに突き動かされて歩く道

それを衝動と呼ぶのなら
それは喜びと詠むのだろう


頬にあたる風を感じて
遠くで囁く虫を感じて

寝静まった街の寝息を聞いて
時折はぜる街灯を聞いて


歩みを進めるその先に
確かに君がいるのなら

君と歩いて行く道だから
上り坂くらいで丁度いい


僕が部屋の下で存在を示せば
君はきっと呆れ顔で

でもどことなく照れた顔で
その部屋の窓から身を乗り出す


夜風は運んでくれるだろう
今、君に伝えたい言葉を

たとえ音にはならなくても
きっと君はそれを聞き取る


君のことが大好きだよ
生きててくれて ありがとう


今日は風のふく夜だから
遠まわりして歩いて帰ろう

今日は風のふく夜だから
君の部屋をのぞいて帰ろう


月のまんまるい
夜風の心地よい
君に逢うべき夜だから

あ”あ”あ”あ”あ”・・・

2005年06月07日 07時15分39秒 | 日記
前回更新してから一月以上も経過してるじゃないですか(滝涙

ここのところ、身の回りでめまぐるしい変化が起こっているため

どうしても更新作業ができなかったとです(言い訳/爆


弟子のせりふそのまま使うのはアレですが・・・

「ぜっっっっってぇ更新不足によるによる自然消滅はしません!!」


駄文も何個かできてはいるので、時間取れ次第ぅPします。。。
(まぁ、人目に晒せないのも含まれてはいるのですが///

でわでわ、

ここ見てる人がホントにいらっしゃるのか甚だ疑問ではありますが

もしいるのなら、また、近いうちに。。。

こんな時間にupできてるって事自体が既に問題

2005年04月14日 14時30分22秒 | 日記
ここ最近の皆様方のブログを読んでいると、やっぱりどうしても『新生活』の話題が多いですなぁ。。。

高校、大学に新しい世界を開拓したばかりの初々しい驚きや発見が、ちょっと前の自分を思い出させてなんとなくむずがゆくなっちゃったりもしてます(苦笑

と、言うわけで、皆様方の尻馬に乗っかりまして、私も『最近の毎日』について書いてみたくなりました。
(そもそもここは日記サイト/爆死

とはいえ、この下にそれを書き連ねてしまったならば、途方もない長書き込みになってしまう事必須なわけなので、バッサリ分けてしまいます(言い訳

てなわけで、次回予告(驚
『闇乃雲の優雅な1日(昼まで編)
飲食店の裏側に隠された駄目駄目な日々
こんな事書いたら客減るんじゃないか?』

お楽しみに///
(死ぬべき