コガネグモ科 サツマノミダマシ
背中が緑色のとても綺麗なクモです。昭和初期に生まれた方はこの名前でいの一番に思い出すのは蚤(ノミ)ではないでしょうか?人間は知らない単語に出会うとどうしても知っている単語を探すんですね。結果「薩摩蚤騙し」と変換します。処が違うのですよ・・・
ワキグロサツマノミダマシ
上の画像と比べてください。脇の黒い色が確認できますか?さてサツマノミの意味ですが蚤ではなく「の実」なんです。「サツマの実」とはハゼの実の事です。そのハゼの実に緑色の背中が似ているのでこの名前が付きました。
「脇黒薩摩実騙」 ワキグロサツマノミダマシ
木の葉の上にこの状態でじっとしているとなかなか見つけるのだ大変です。古の人の自然を愛でる感性そしてそれを言語に変換するセンスと言うのはとても真似が出来る事ではないですね・・・時間がゆっくり流れていて観察する時間もたっぷりあったのでしょうね・・・