あらすじは書きません。感想です。
それからビデオ中心なので、だいぶんタイムラグがあります。
【ドーン・オブ・ザ・デッド】
前後の設定(感染源とか、今後どうするかとか)は
どうでも良いと割り切ってしまい、
噛まれたらおしまいというだけの単純設定が良いな。
【ゾンビ】は昔観たと思うけど全然覚えていないので何ともいえないが、
今回のは日本ホラーに見るようないわゆる“怖さ”は無い。
ゾンビも蘇った死者・腐敗した死人という物ではなく、
明らかに感染による狂犬病的なイメージ。
「地獄からあふれかえった使者が地上を歩き出す」
という台詞があまり重みを持たない。
対間のアクションです。ジャンルとしては。
途中の友情や愛情のエピソードなんかもほんとあっさりスッキリしてるし、
何も考えられなくなったゾンビの哀愁やお気楽篭城生活と、
戦闘シーンとの緩急のつけ方(音楽も含め)がうまく、好感が持てた。
コントラストの強い映像もアクション映画の雰囲気として良かった。
【恋愛適齢期】
すべてはダイアン・キートンの魅力です。
とにかくキュートだし、自然。
ジャック・ニコルソンはちょっと濃すぎた。
キアヌ・リーブスはなかなか良い役だったけど薄すぎた。
いつかは必ず来る「老い」。その時、誰が一緒にいてくれるのか。
それまで好きに仕事して、遊んで、
土壇場でベストパートナーにめぐり合うジャックは最高に幸福だし、
若い頃だったら相容れないタイプもしくは別れてしまいそうなタイプと、
今の年齢だから解り合い、愛し合えるダイアン。
途中、冗長な部分はあったけど、なかなかの秀作。
ちょっとネタばれだけど、どう考えてもラストはここに落ち着くから良いか。