Duke-MBAの日々

Duke大学MBA(Fuqua)の学生達が、ダーラムの生活情報、授業の感想など、日々のこぼれ話を紹介します。

HSMセミナーシリーズ

2006-11-01 04:25:24 | HSM
水曜日と言えばHSMです。
基本的にFuquaは水曜日に中休みデーがあるのですが、HSM専攻の人には「セミナーシリーズ」なる授業があります。このセミナーシリーズでは、様々なヘルスケア業界で働くプレゼンターから生の話しを聞くことが出来ます。
M&M'sにとっては、正直言って一週間で一番楽しい授業だったりします。

FuquaのHSM卒業生もゲストスピーカーとしてやってくることがあります。先日のスピーカーはまだ若い卒業生で、某州の公的病院でマネジメントを担当しているそうです。
彼の話からは、日本人には信じられないほど大勢存在するアメリカの無保険者が置かれている状況と、誰がその人達の面倒を見るのかというアメリカの苦悩が伝わってきました。誰が面倒を見て、そのお金は誰が負担するのか・・・・そう遠くないうちに現在の形の国民皆保険が破綻するのではないかと言われている日本にとって、この手の話題は既に対岸の火事ではありません。
その意味でも、非常に印象深いレクチャーでした。

世界のTOP製薬会社の一つであるMerckのCFOも話しをしてくれました。言葉の端々に、アメリカ製薬業界の雄である彼等にここ数年で生じた様々な荒波と、そんな中何とか業績を上げていこうという彼等の試行錯誤が見て取れました。
CFOはライセンス担当役員でもあるそうで、キャッシュ豊富な彼等finance関連部門はMerckにおける「IB」なのだそうです。
特に、今のMerckにとっては何処と一緒にやっていくのか良いのか、何処の何を掴めば良いのか、など考えなくてはならないことがたくさんあります。彼等の責任は大変重い物なのだなと感じさせられました。
ところで、Merckの研究所は世界中の生化学系私的研究機関のうち、もっとも科学者が働きたいと考える場所だと言われていました。つまり、科学者のあこがれの場所であったわけです。
今もそれは変わらないのでしょうが、ただこうしてCFOの話しを聞いていると、社内における研究所のポジショニングや周囲からの風当たり、研究者のモチベーションなど様々なことを、勝手にあれこれと想像せずにはいられませんでした。

世界最大のバイオテック企業、アムジェンのマーケティング部門のassociate Directorも来ました。
彼はアメリカでは高齢者の公的健康保険となっているMedicare のPartDの問題について、企業の目を通して語ってくれました。
彼の話の中でもっとも印象的だったのが、「そうそう、Pharmaceutica、Biotechでキャリアを積むとして、regional officeの経営に携わるために、早いうちに通過しなくちゃならない絶対に必要なキャリアパスってなんだと思う?」という物でした。彼の答えは、「Sales(=MR)かMarketing(=product strategy)」でした。絶対にどちらかが必要なのだそうです。M&M'sは研究系出身で、その後product strategyの道を進んだ人間ですが、彼のコメントには考えさせられるものがありました。

Term2は全5回のセミナーが用意されています。
次にどんな話が聞けるのか、今からかなり楽しみにしているM&M'sなのでした。

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