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【雑記】2016年夏アニメと映画を振り返る

2016-10-06 15:45:00 | ゲーム
今期はリアルが忙しすぎてほとんど消化できなかったので、紹介できる量は少なめ。


☆ストライクウィッチーズ(再放送)

いきなり再放送枠から始めるなよ!という話にはなりますが、ストライクウィッチーズ(通称:ストパン)は僕のアニメ史の中でもトップを争うくらいには好きなので許してください。
ストパンなんか知らねぇよという方におすすめポイントをまとめておきます。
①物語の芯がぶれない
ストライクウィッチーズの主題は「わたしにできること、みんなでできること」なのですが、この1期はOP曲「わたしにできること」の通り主人公の一貫した行動がポイントになります。その行動はときに裏目に出ることもありますが、多くの反対を振り切ってまで「わたしにできること」を探して実行する主人公の強い意志が1話から最終話まで伝わってきます。「だれかがやればよい」と思って自ら進んで動くことの少ない若者たちにこそ見てもらいたい素晴らしい作品です。

②ミリタリー要素
ガールズアンドパンツァーでミリタリー×萌えのジャンルが確立されましたが、その以前からミリタリー要素に手を出していたのが本作です。本作は戦車ではなく軍艦と銃火器、戦闘機をメインとしています。本作に出てくる軍艦と銃火器は全て本物であり、ウィッチが使うストライカーという機械も戦闘機をモチーフに、またウィッチ自身も実在のパイロットをモチーフに描かれています。もちろんミリタリーに全く詳しくない人も、魔法要素や萌え要素だけで充分楽しめますから安心です。

③お色気描写
ストライクウィッチーズといえば「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」のとおり、パンツなのか軍服なのか怪しい服装で大空を飛び回るウィッチ。その戦闘描写はフェチズム極まる角度、アングルで描かれていますし、豊富なお風呂シーンでは謎の光がとことん邪魔してきます。前述の通りストーリーの根幹はしっかりしているのですが、かわいい女の子のお風呂描写が必要ないかと言われれば、あって困るものじゃないですよね

秋からは新シリーズ「ブレイブウィッチーズ」が始まります。ストライクウィッチーズとは別部隊のお話なので、今更追いつけないという方でも是非新アニメから見ていただけたら幸いです。



では、気を取り直して。

☆NEW GAME!

「今日も1日がんばるぞい!」で有名な(ところで何で有名になったんですかね?)作品です。新入社員の主人公が、自分が小さい頃からハマっていた憧れのゲーム会社に入り新作の開発に携わる話。というか、きらら枠なのでストーリー自体はあってないようなものですね。萌えや癒しを求める民にはオアシスとも言える安定感抜群の出来で、今期も楽しむことはできました。とはいえ、この手の仕事を主題にしたアニメは偉大すぎるSIROBAKOが存在し、楽しい仲間とわいわい仕事する作品についてもworkingが存在するので二番煎じ感が否めない...。本作は他のきらら枠に比べてストーリーがよく出来ている気もするが、憧れの会社に就職するストーリーはやはりSIROBAKOで描かれているしあちらの方が内容が深いです(目指しているところが違うので当然ではありますが)。こっから先の仕事系アニメはSIROBAKOを超えなければいけないからハードル高そうですね。ちなみに、僕は遠山さんが大好きでした。

☆アルスラーン戦記風塵乱舞

まさかの1クール保たないのに始まった2期...。七つの大罪のアニオリを入れてまで放送を急ぐ必要があったのだろうかという印象でした。クオリティ自体は相変わらず高く、話も抜群に面白いだけに早く続きが見たく、ここで終わってしまうのがもったいないです。そもそも今期で進んだ内容が蛇足に感じるものであり、終盤物語が進展したところで終わってしまうのが辛かった...。僕は原作を読んでないので、これから怒涛の展開が起きるからそこをがっつりアニメ化するために今期に無理やりその前哨戦を入れてきたのかなと考えている、というかそうであってほしいですね。どちらにしろ腰を据えてガツンと見たい壮大な作品なのでわずかな話数なのが残念至極でした。

☆ラブライブ!サンシャイン

良くも悪くもラブライブだった印象です。個人的にラブライブのストーリー自体の評価は低く、サンシャインも全体的にレベルが高いとは言えません。個々のメンバーについても個性が強い...というかアホが増えてしまった印象で、アイドルとしての魅力を日常パートから感じられない安易なキャラ付けの弊害を感じました。
楽曲は相変わらず素晴らしくライブパートのクオリティも健在。2期以降もそこは期待できるポイントだと思います。
僕の推しである耀ちゃんの「よーそろー!」が好きだったんですが途中から連発しすぎ&あのポーズやりすぎで見るに耐えなくなってしまいました...。



☆ReLIFE
社会の荒波に揉まれニートになった主人公が高校生に戻り、やり直すお話です。よくあるタイムトリップものと違い薬を飲むことで外見のみを高校生に戻し、中身や生活はそのままに...というのが面白い設定だと思いました。いい歳したおっさんが、高校生の甘酸っぱい青春に感化される話なわけですが、くそ大学生である僕も強烈に胸を締め付けられる感覚に陥り、ある意味見てるのが苦痛になりました。もう少し真面目に生きた方がよいのかもしれないと考えさせてくれる良い作品。クオリティも安定していておそらく2期あるので結末が楽しみです。
EDが懐かしの音楽だったのが好評価でしたが、これらの楽曲を懐かしと感じてしまう自分に絶望しました。というか、EDの最後ぶつ切りなのが気になるのでそこを是非修正して頂きたい

☆クロムクロ

過去から現代に蘇ったサムライ、仕えていた姫の子孫である高校生、そして地球に襲い来る鬼...。姫の敵を討つためサムライは鬼を退治することにしますが、敵幹部に姫本人がいて...というお話。PAワークスの総決算という位置づけの本作ですが、そのクオリティは目を見張るものがありました。特に作画に関しては一度も崩れることなく2クール走りきったのはさすがの一言です。
肝心のストーリーは「生きる」というものが主題。現代で目覚めたサムライは「今」と「過去」で揺らぎます。そしてヒロインである雪菜も「今」を生きる一方で古代兵器であるクロムクロを操ることが何故か可能で「過去」との因縁を見つけます。このように各登場人物の生きざまや、その葛藤、人生観というものを深く描いた作品だったと思います。
ロボ戦闘シーンはいまいち迫力に欠け、一辺倒なところはありますが、メインストーリーは練り込まれていてたのしめましたし、最終回の締め方もハッピーともバッドとも取れる終わり方でありながら、すっきりとしていたと思います。2クールのため多少冗長気味ですが...。偶然かとは思いますが「君の名は。」とも少しリンクして前世と今世が絡み合うストーリーや、サムライと雪菜の運命はまさしく「ムスビ」なのかなと思いました。


ここからは劇場版のお話

☆君の名は。

言わずとしれた超話題作なわけですが、初見で観て良い話、考えれば考えるほど深い話...と味わい深い作品だったと思います。前作の言の葉の庭は現実を舞台に圧倒的な映像美とリアリティあるどちらかと言えば暗めの人間ドラマを描いた作品で、取っ付きにくい印象があったのですが、今作は大衆受けする内容でした。大衆受けというのは決して悪いイメージではなく、誰が見ても面白いというのは娯楽としての映画の存在意義そのものですし、実際に大衆に受けるのは難しいわけですからすごい事だと思っています。本作については語ると止まらなくなりそうなので多くはここで語らず、まだ見ていない人は見てみるとよいです。少なくともRAD嫌いの僕がCDを借りに出かけたり、同じ作品を短期間で複数回見ない僕がもう1度見ることを検討するレベルには良かったと思います。

ここから少しネタバレ。
本作は結末までしっかりと描かれていて、てっきりすれ違って終わりかと思いきやお互いに会話するところまで描写されています。タイトル回収だけが目的ではなく明確なハッピーエンドを描くという強い意図を感じた場面でした。それまでの内容ですでにハッピーエンドは割と確定してたので、そこまで明確に描く必要があったのかは疑問に感じていましたが、それこそムスビなんだと解釈しています。時間や絆は紐のように、よって絡まっても繋がっている...それが「ムスビ」。本作ではムスビをテーマに2人の青春が繋がるわけですが、最後の場面はまさしく「結び」なんですよね。「結び」までしっかりと含みを持たせず描ききることで、糸を断ち切ることなく繋がっている...結ばれていることを伝えたかったのかなと思っています。


☆傷物語第2部

第1部が序章であり会話劇がメインだった(それが物語シリーズなのだが)のに対し、第2部は打って変わって戦闘シーンがメインとなるため退屈しないです。また戦闘だけでなく羽川の御色気描写も劇場版クオリティの作画を楽しむことができます。原作組としても三部作に分けて製作されたことにより、端折られることなく傷物語の魅力を余すことなくアニメにしてくれていると充分伝わる出来だったと思います。
傷物語は物語シリーズの中でも異端なタイプの話であり、それでいて極めて重要な根幹の話なので第3部が始まる前に1部と2部を見ておき、傷物語→化物語と進んでも時系列的には問題なく視聴できるので是非どうぞ。


☆シン・ゴジラ
アニメではありませんが、エヴァの庵野がメガホンを取ったということで見てきました。元々ゴジラシリーズが好きだったのですが、今作のゴジラはこれまでのそれとは180度視点の違ったものとなっています。つまりこれまではゴジラメインの怪獣の大暴れを楽しむパニック映画だったものが、今作では「ゴジラが仮に現在の日本に出現したら」をテーマに組まれていて、メインはゴジラではなく日本政府です。
よって会議や話し合いのシーンが必然的に増えるのですが、ここを退屈させないのが庵野の腕の見せ場でしたね。次々とパンされていく人物と目では追えない字幕、圧倒的なテンポと迫力で会議が進んでいきます。もちろんゴジラの暴れっぷりも健在ですし、それに対抗するための在来線爆弾とかいうロマンのつまった対抗策も迫力満点。娯楽映画としての楽しさを十分に詰め込みつつ、リアル日本政府への揶揄、それでいて最後は日本に希望を持たせる終わり方で素晴らしかったと思います。演出や楽曲はまんまエヴァだったのがエヴァファンには嬉しい仕込みでしたね。

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