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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

Don't Ever Wipe Tears Without Gloves

2014-05-14 21:18:43 | DVD
【原題】  Torka aldrig tårar utan handskar

【2012年】 スウェーデン


スウェーデンのTVドラマ『Don't Ever Wipe Tears Without Gloves』です



      
        ≪こんなお話≫



1985年ごろ、スウェーデンのストックホルムにもAIDSが上陸した。
それは同性愛者の間に広まる「現代のペスト」と言われ、重症患者は完全に隔離され、医師も看護師も防護服を着用、彼らの遺体はビニールで厳重に包まれ処分された。


19歳のラスムスと20歳のベンジャミンは、ポールの家のクリスマスパーティで出会った。
ちなみにポールはユダヤ人のお金持ち。でも自由人だからクリスマスも祝う。


 
右の人


ラスムスは地方からストックホルムに着いたその日に、駅構内のナンパスポットでポールに会い、その後ストリートのスポットで再会し、仲間になる。

ベンジャミンの家庭はエホバの証人。布教のためにたまたまポールの家を訪問し、その時一目でベンジャミンがゲイだと見破ったポールにクリスマスパーティに誘われた。彼にとってはこれが生まれて初めてのクリスマスパーティ。

左がラスムス(Adam Pålsson)右がベンジャミン(Adam Lundgren)


ポールのSimon J. Bergerと左が監督さん 
監督さんが一番カッコいいんですけど……


『第一話 愛』
ラスムスとベンジャミンの子供時代から、パーティで二人が出会うまで。
未知の病“AIDS”に対する社会の扱い方など。



『第二話 疾病』
ラスムスとベンジャミンは一緒に暮らし始める。

教会へひとりで通うベンジャミンがラスムスには不満で、時々ふたりは喧嘩になり、そんなときラスムスは街に相手を探しに行く。
 

とうとうラスムスはHIVポジティブと診断され、
それを聞いたジェンジャミンは両親にカミングアウトして教会を脱退、ラスムスと共に生きることを決意する。

そんな彼に対して両親は親子の縁を断絶し、彼らは二度と会うことはなかった。

第二話は末期のラスムスをひとり看病するベンジャミンと回想シーンで進んでゆく。

友人のひとりで将来を期待されていた俳優ベングトの自殺のシーンで終わる。


『第三話 死』
ベングトのお葬式
家族は彼がゲイであったことを隠す。

友人たちが次々と亡くなり、棺を担ぐ者たちも痩せて痛々しい。
だれの葬儀でも息子がゲイだったと公言する家族はいないのだ。

 
ラスムスが息を引き取る。
けれど彼の両親はベンジャミンが葬儀に出ることを許さなかった。


そして現在

ベンジャミンはラスムスの叔父から電話を受け、彼の故郷を訪ね、墓参りをする。
田舎で独身、たった一人で暮らす叔父もゲイなのだろう。彼は今までも、これからもそのことを誰に話すこともなく生きていくようだ。
ベンジャミンに打ち明けようと思っていたのだろうか……



ポールの葬儀は、舞台の中央に置かれた棺を囲んでドラッグクィーンたちがダンスをするという、彼の生き方を貫いた彼らしいものだった。



 

ストックホルムにも美しい桜並木がある。


ナレーションと現在のベンジャミンはBjörn Kjellman『4年間』の人


ラスムスのAdam Pålsson は舞台でも活躍中の俳優さん
 
いい感じ

ベンジャミンのAdam Lundgrenは母性本能をくすぐるタイプ
 
でもスウェーデン人だから大きいんだよね。
スカルスガルド兄弟のビルと仲がいいみたい!!ビルが192㎝だから、187㎝ぐらいはあるのか???
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