MC68000 Maniacs!
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Nintendo 3DS「セガ3D復刻プロジェクト」の第14弾として「ベアナックルII」が登場。遅れ馳せながら購入してみました。一昨年の8月に「3D ベアナックル 怒りの鉄拳」が発売になった際,復刻対象が何故「II」じゃないんだろう?? とかなり疑問に思いました。自分は,実際にシリーズ全てを通してプレイしてみた経験から,やはり「II」が最高峰だと思い続けていたので,復刻プロジェクトで対象にならなかったのは少なからずショックだったのです・・・。先日「Game Watch」で公開されているインタビュー記事を読んで,何故「II」が選ばれなかったのかやっと理解できました。詳しくはインタビュー記事の中に書かれていますが,「II」がそこまでメガドラの性能を使い切っていたとは思っていなかった,というのが正直なところ。インタビュー記事の中に出てくる「メガドラの処理が重い」って言葉から察するに,やっぱ処理の中核はエミュレーションなんですかね?? まあ・・・新規で開発してたら採算は取れないか。

「ベアナックルII」は実機でいつでもプレイできる環境にあるので,今更3DS版を購入する意味はあまりないのですが,苦労して実現された3D処理を体験してみたい,という理由だけで購入した感じです。言うだけの事はあって,3D処理は本当に素晴らしい。ゲーム中に視点がズレて見づらくなるのは3DSの宿命なので諦めるとして,あえて3Dを「最大」にしてプレイすると,3DSのスクリーンの中に「空間」があるように見えてきます。序盤では1面の酒場のシーンが良い感じ。手前の背景と奥の背景の間にテーブルとイスが綺麗に配置されていて,ちゃんと「空間を歩いている」感覚を味わう事ができます。また,2面ボス前の工事現場(?)のシーンもお薦め。特にボス直前の「足場が網状」になっているシーンでは,足場の部分と隙間から見える背景がきっちり「分かれて」見えるので,奥行き感が抜群に感じられます。インタビュー記事にもあった「斜めスクロール」部分も全く違和感ありません。

肝心のゲームの方も違和感なくプレイ可能。ボタンのカスタマイズはもちろん,ゲーム途中でのセーブ/ロードができたり,リプレイ保存/再生の機能があったりとアシスト機能も充実。「カルテット」および「ノックダウン」なる新モードも追加されています。前者の「カルテット」モードは,ゲーム開始時のキャラ選択時に4人のキャラの「登場順」を決めておき,以降ミスする毎にキャラが交代になるというもの。後者の「ノックダウン」モードは,敵のHP残量に関わらず「ノックダウンさせただけで倒せてしまう」というもの。中ボス,大ボス関係なく倒せてしまうので・・・完全に無双モード。簡単すぎてゲームになりません(笑)。ガンガン倒してガンガン進めるという点では気持ちいいモードではありますね。

ずっと3D状態でプレイできるかというと・・・正直ちょっと辛いですが(笑),
視点ズレを我慢しながらプレイするだけの価値はあります。

もうひとつ言うなら「クレジット」もお薦め。
単なるスタッフロールじゃなく,ゲーム内のキャラたちが妙なコントを演じてくれるのです。
最初に観た時は思わず声を出して笑ってしまいました。(≧∇≦)


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