だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

obrigado !

2017年09月05日 | 日記
昨夜はワインの豊富な店で過ごしたあと、帰宅。
バタンキューかと思いきや、寝苦しかったのか何度か眼が覚める。これも8時間の時差があることを考えるとちょうどいいかもしれぬ、などと解釈して、朝を迎える。
少し曇り空かと思うと、空には虹がかかっている。
朝食は新美くんのスクランブルエッグ。
少し野菜不足かな?

荷物をまとめ、予約したタクシーを待つが、来ない。
30分オーバーして、やっときたのはアパートメントのスタッフ。I already call them and they will send another car.Sorry but this taxis company usually don't make mistakes!などと言いつつ、結局目の前を走ってきたタクシーを拾ってくれ、空港へ。

月曜日の午前中ゆえか空港はどのセクションにおいても混雑していた。少し重量オーバーかと思ったが難なくクリア。手荷物検査も出国審査もスムーズだ。

1355定刻より5分早くロンドンヒースロー空港T3に到着。ここはロンドンらしく(?)曇り空だ。
しかし、ここでの審査は必ず(?)ひっかかる。荷物点検にあい、フライトはギリギリであった。スタバくらいには行きたかったのになぁぁぁ。
飛行時間は11時間の予定。映画2本鑑賞。原稿を書く時間も確保できた。
1113成田空港着陸。曇り空。それでも蒸し暑さはなく秋の風。帰宅し一安心。たいちゃんお手製の夕食に帰国を再認識。
リスボンの石畳みにも鐘の音も青き空さへはやなつかしき

9/2学会参加のち史跡巡り

2017年09月03日 | 日記
昨夜のディナーは800名ほどだったのだろうか、屋外に屋根を覆った会場はこれぞパーティーであった。
アパートメントからは徒歩圏内でもあったのでなんとなく安心しながら帰宅。
今後のことを考えていたら3時ころまで寝つけなかった。
とはいえ、0700に起床。今朝も快晴。
昨日、卵やコーヒーを買い出ししてきたので新美くんの目覚める前に朝食作り。
最寄り駅までのルートも最短と思しきコースを見つけ地下鉄で通勤。
車内はすいている^ ^


今日もパネル発表を2件聴き、学び考える。
考え論じたことのうち、何をどう伝えていくのか。
注釈、注釈史の問題も避けては通れない。

大学近くの店でランチタイム。ワンプレートステーキを食べる。噛み応えありまくり(^_^;)
そこから1941年に祖父がリスボンを訪れた際に宿泊したアベニーダパレスホテルに向かう。

その後、リスボン大聖堂、ジョルジェ城へ。夕陽が絶景の上、あちこちで愛を語っておる^ ^平和だなぁ。


その後夕食を仲間内で囲む。
三年後はベルギー・ヘントに決まる。
行けるならぜひ行きたいものだ。

9/1研究発表、そしてGala dinner^ ^

2017年09月02日 | 日記
昨夜のファドの店では、「鼻に豆を入れて飛ばす」アノ芸人さんと和田アキ子さんを足して2でわったような人だった。
それが関連したのかは定かではないが眠りが深く、朝目覚めると、新美くんは近所のお気に入りのパン屋さんにパンを求めに行くところだった。
ハイジのような大きなパンが0.75€、100円ほど。
昨日、小さな商店で牛乳、ハム、チーズ、バナナ、水などを調達していたので今朝は充実した朝食であった。
今朝も快晴^ ^

9時からの発表はハルオ・シラネ氏たちのパネルを聴講。視野の広い視点は不可欠。
母校の先輩のパネルもさすがのもの。共通のテーマに沿った明確なものであった。

午後は昨日と同様の公園にて昼食。
午後は今ひとつ手応えを感じず、新美くん、Sさん、Oさんと市内に出る。ここは三越か?と見まごうデパートもあり、しばし散策。デパ地下を含め、存外堪能できた。海外の店はおもしろい。

その後一度帰宅し、荷物を置いて、今宵のメインGala dinner に参加。いわゆる学会主催の夕食会である。
ハイデルベルク、オックスフォードや大阪大の先生と情報交換。今回ポスターを共に行った清華大学のセン先生とも再会を誓う。
みな人柄の穏やかな方ばかり。次回はどういう参加の仕方があるのかも考え始めなければ。
今回、コーディネートしてくださったMさんからも実に的確なアドバイスをいただく。背中を押してもらえる幸せをかみしめるばかり。まだまだやらねばならぬことがヤマのようにある。

8/31eajs2017学会デビュー

2017年08月31日 | 日記

0430目が覚める。それでもあと1時間ほどまったりしつつ今日の研究発表のイメトレをする。

昨夜は資料の見直しをし始めると、かなり時間が経ってしまった。
0630始動。スラックスとジャケットにアイロンを当て、洗濯物を乾燥機へ入れる。
同居人の新美くんも朝から最後の作業。お互いどこかピリピリしているかな。
パンとスープを食べて0730出発。
外はどこまでも快晴。されど暑すぎず過ごしやすい。

最寄り駅テレイロ・ド・パソ駅から大学周辺プラサドエスパーニャ駅へ。早速、発表会場を下見。
そして、受付。

0900にスタートするためパワポのセッティングもスムーズ。
朝イチの発表にはあまり人々が集まらないことがある。
加えて、仲間の発表も同時間に開催されるとなると、誰も来ない?!などと不安視したがさにあらず。

定刻に始まり、1941年、祖父がこのリスボンを訪れ、同じ地に来られたことを嬉しく思う、と冒頭英語で述べる。さらに、私の英語は今日はここまでです、といったところで笑いが起こった^ ^
以下、予定通り時間内でアクシデントも起こらず済んだ。質疑応答はペアの先生たちと合同だったため活発とはならなかったが、何人かが「必要なテーマだ」「パーフェクトよ」「すべて英語でもよかったのに」と。

こちらに来て英語力に自信が出て来た。とはいえ、まだまだ全然だ。スイッチが入れば、頭で作文しなくても口に出てくるが、それまでが時間がかかる。さらにもっと魅力あるプレゼン、パフォーマンスを目指して、さらに国際経験を身に付けたいと思った。

その後、S先生の『書物学』的発表に学び、お昼は支給のランチ。仲間とともに近くの公園にいくと、そこは竹林やら池やら、さながら日本の様式。

午後も発表を聞き、積極的に私の発表を聞きに来てくれた先生方をつかまえて情報交換。ドイツ、フランス、イタリア、カナダetc.
学会の性格上、国文学者だけが聴講しているわけではない。国際学会での「作法」もこれから身につけなければなるまい。

その後、新美くんと市街地のアズレージョ(ポルトガル装飾タイル)の専門店へ。17世紀あたりからのものがあり、店主は60年、二代目の親父さん。おすすめは?と聞くと、すべてさ!と破顔一笑。
今夜は学会主催のクラシックコンサートが教会で行われた。
アカペラの歌声、さらに会場となった教会の残響のすばらしさ。涙がでそうな歌声だ。

その後、小売店で牛乳やバナナなど食料を買い込み一度帰宅。
すぐに近くのファドが聞けるレストランで軽く食事。

シメはエスプレッソ。かくして、海外試合デビュー戦は苦くも充実感の中に終わった。ここまでサポートをしてくださった母校の先輩、パネルを組ませていただいた先生方、家族、身内、みなに感謝である。

8/30リスボン3日目

2017年08月31日 | 日記

昨日のソドレへのバスツアーはなかなか有意義であった。
文化、歴史、伝統。日本も劣るものではないとは思うが、それを継承しようとする意識がまだまだ薄いように思う。
なんだかもったいないなぁ。
石畳の道を、大聖堂の鐘の音を、テージョ河の流れを、高い空を、見れば見るほど、西の端と東の端を比較してしまう。

今朝はわりとスロースタート。
8月過ぎに朝食を摂る。そこからカイス・ド・ソドレー駅で待ち合わせのためテクテクと歩く。 駅近くの広場からの景色はどこを切り取っても絵葉書のようだ。 駅では東北大のYくんとスタンフォード大のNくんと合流。Yくんは彼が院生のときに長野に同行した昔々のことを覚えていて、「ポルトガルで会えるとは」と喜んでくれた。Nくんは2003年に日本に来て以来、中学の英語教師を経て、日本語、中国語、スペイン語が堪能な御仁。 そこからバスでベレンへ向かう。ベレンはあのヴァスコダガマがインドへ旅立った地。ここでも世界史の知識が実体として立ち上がってきた。 美術館の入口で午後1時まで発売の共通入場券を購入、長蛇の観光客の列の傍を抜け、海と川の合流点、ベレンの塔へ。93段の螺旋状の階段を登り、絶景ポイントへ。さらに1230にはジェローニモス修道院へ。 そこから昼食。陽射しが眩しい。 昼食はイタリアンで。ピザ、パスタ、サラダ。 夕方から市内の映画館にて本学会の基調講演学会の始まるため、満員の市電で向かう。 講演ののち、今回パネルを組む中国のS先生、イギリスのM先生と合流。 明日の最終打ち合わせを行う。 市内の映画館で行なわれた講演ののち博物館内の庭園でレセプション。今回の参加者は12〜1300を超えるという。こちらはこちらで情報交換。 そこから市内の石畳みの外で食事のできるところへ昨夜と同じようメンバーで夕食。 あんなことやこんなことを情報交換。 またCFの「消臭力」の舞台となった公園に立ち寄る。 8時過ぎても明るいが夜の帳が下りるとオレンジ色の灯りに映し出される街と夕日のオレンジが呼応して美しく映える。 さて、明日はトップバッターの研究発表。 ワクワクドキドキハラハラである^ ^