サクセス ミニバスケットボールクラブ <男子>

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熱き

2017-07-11 23:13:16 | つぶやき
10日にあった長野大会の1回戦。一回表2死一塁で、軽井沢の高橋泰智(1年)が内角低め直球を打ち返した。打球はきれいな放物線を描き、左翼スタンドに吸い込まれていった。長野東に2―14で負けたが、この本塁打は、3年間野球部を支えてくれたマネジャーの小宮山佑茉(ゆま)(3年)への最高の「プレゼント」となった。
 軽井沢は部員不足で昨夏の長野大会を辞退。昨年末に小宮山はたった1人の野球部員となった。
 「単独チームで夏の大会出場」。今春、入学した野球経験者に自身の目標をつづった自筆の手紙を送るなどして勧誘に奔走。8人の1年生が入部し、助っ人1人を加えて5年ぶりの単独出場を果たした。「佑茉先輩のために夏で勝ちたい」。高橋も小宮山の手紙を受け取った一人だった。
 「特大のホームランを期待しています!」。高橋がベンチにあったコールドスプレーを見ると、小宮山からのメッセージが書かれていた。試合前、小宮山を囲んで円陣を組んだ。「佑茉先輩のためにプレーする」を合言葉に試合に臨んだ。
 小宮山は円陣の時に一人ひとりの顔を見回した。
 「誰ひとりが欠けてもこの場に立てなかった。感謝の思いでいっぱいでした」
 試合は一回に高橋の本塁打で先制するが、8失策などが響き五回コールド負け。四回の守備につく前には、軽井沢の選手が体調を崩して試合が一時中断されたものの、何とか9人で戦い抜いた。長野東との力の差は歴然だったが、少しだけ自信もついた。
 高橋は「好投手から打てたことは素直にうれしい。来年、再来年はもっと成長して佑茉先輩に勝つところを見せたい」とすがすがしい表情で語った。
 小宮山は「3年間本当に楽しかった。これからの軽井沢野球部をつくっていくのは1年生たち。私もずっと応援しています」。目には涙が浮かんでいたが「これはうれし涙です」。最後は笑顔で球場を去った。
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