契約

　インターネット通販大手の楽天は１２日、米プロバスケットボールリーグ（ＮＢＡ）で昨季２季ぶり５度目の優勝を果たしたウォリアーズと複数年度のパートナーシップ契約を締結したと発表した。２０１７－１８年シーズンからウォリアーズが試合や練習時などで着用するユニホームには楽天のゴロが入る。スポーツ専門局ＥＳＰＮ（電子版）によると３年総額６０００万ドル（約６５億円）で、ユニホームのロゴ契約としてはＮＢＡ史上最高額という。
　ＮＢＡは１７－１８年シーズンから初めてユニホーム・スポンサーシップを試験導入すると決定。２・５インチ（約６・３センチ）角を基準に書くスポンサーに合わせた形のロゴがユニホームの左胸に付けられる。
　ウォリアーズは１９４６年創設のウォリアーズにはエースのステフィン・カリーやケビン・デュラントらが所属。１５～１６年シーズンでは年間最多勝利記録となる７３勝を挙げ、１７年はポストシーズン最高勝率（１６勝１敗）を樹立した。
　楽天はアルゼンチン代表ＦＷリオネル・メッシらが所属するスペイン１部の名門・バルセロナと４年総額２億２０００万ユーロ（約２８６億円）のグローバル・スポンサー契約を結んだ。１７－１８年シーズンからユニホームに「Ｒａｋｕｔｅｎ」のロゴが入っている。
　楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は「現在、世界で最も成功しているトップスポーツチームの１つであるウォーリアーズのパートナーとなったことを大変うれしく思います。私たちのパートナーである『ＦＣバルセロナ』のように、ウォリアーズは選手全員が勝利に向かい一丸となって戦い、美しい試合を見せるチームです。組織として、私たちが大切にするチームワークや未来に対する前向きな姿勢と共通するものがあると思っています」とコメントした。