透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

宮澤和樹氏による「祖父から聞いた兄・宮沢賢治」

2016-09-19 21:44:46 | 日記

晴れ時々雨。最低気温9.0℃、最高気温19.6℃。

昨日、今日と最高気温が20℃を下回りました。朝晩、ストーブをつけて過ごすことになり、季節が進んでいるのを感じないわけにはいきません。

このような秋めく日に、賢治さんの実弟・清六さんのお孫さんであり、岩手県花巻市で賢治の書籍やグッズなどを販売する「林風舎」のオーナーを務めておられる・宮沢和樹氏の講演を聴きに家人と北海道立文学館へ行って参りました。

祖父の清六さんから聞いた賢治さんの人柄や功績、エピソードなどを話してくださり、予定していた約1時間はあっという間でした。

賢治さんの作品を花巻大空襲の中で死守?したのが清六さんで、蔵や防空壕の火の手を防ぐために、そこに保管してあったみそやしょうゆを隙間に刷り込んで凌いだなどのエピソードもうかがうことができました。

その防空壕を掘るように勧めたのが、当時、宮沢家に身を寄せていた高村光太郎(呼び捨てで何ですが)だったそうで、そのアドバイスを聞き入れて具体的に動いたのが清六氏だったようです。

賢治さんより表にでることを良しとしなかった清六さんの活動が一貫して抑制されたものだったことについても話されていました。

一方で、祖父は、良きプロデューサーであった、とも語っておられたのが印象的です。和樹氏が祖父の清六氏をリスペクトしていることが伝わってきました。これは親族だからというのではなく、清六氏を知る人の多くが口にしていることのようですが・・・。

 


たくさんの作品を生み出した賢治さん、その作品を私たちが手に取ることができるは、当たり前のことではなく、多くの方々の尽力によるものだったことに気付かせてもくれた講演でした。

北海道立文学館 地下1階講堂

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