透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

太陽元気なし

2013-04-22 13:31:23 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温2.5℃、最高気温12.2℃。 

 

                 

今日のグーグルのロゴマークはアースデーにちなむもの。4月22日はアースデー、別名を地球の日ともいわれ、地球環境について考える日として、2009年の国連総会で採択され、2010年から実施されているそうだ。

地球について考えるともなしに、4月19日付の北海道新聞で「太陽元気なし」という見出しの記事を見つけた。

陸別の天文台館長さんらが発表した論文が、米国地球物理学の19日(日本時間)付の学術電子版に発表されたそうで、「太陽元気なし」というのがその研究内容とのこと。

太陽活動の指標となる黒点の数が少なく「非常に元気がない状態」だという。また、この元気のない期間が長引くと、地球が寒冷化にむかう可能性が出てくるという。

その黒点であるが、今年は「極大年」にあたり、一般的には150以上あるところ、今年に入ってから約70しかないそうだ。太陽からの太陽風(電気を帯びた粒子の流れ)も弱いという。太陽が元気をなくしてしまうなど思いもよらないことだった。いつも、普通に元気?であると思っていたが・・・。

太陽が元気のない状態になると地球はどうなるのだろうか?例えば17世紀後半から70年間続いたとされる時期、日本では江戸時代にあたるが、冷害が続発したという。ヨーロッパでも凶作が続いたようだ。地球全体が冷え込んだとみられ、多くの人々が苦しい状況に陥ったのではないだろうか。

今回の研究は、世界4か所の観測拠点のデーターを基にまとめられたそうで、今後どういう現象が起こっていくのか怖いけれど知るべきだろう。陸別の銀河の森天文台館長上田洋介氏(名古屋大学名誉教授)と草野完也氏(名古屋大学教授)、お二方の論文が地球の寒冷化を予告する内容になっているようだが、この先が気になる。今でも、春が例年より遅いこの北海道はさらに寒さが厳しく、冬の期間が長くなるというのだろうか? 冷害、凶作などの言葉から宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」の世界が連想された。

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