透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

寂光院

2017-09-15 23:19:02 | 日記

晴れ時々曇り時々雨。最低気温10.6℃、最高気温20.9℃。

13日の22時前に我が家に戻りました。慣れないスマホで、機内に乗り込む直前に寂光院の写真を一枚アップしたのですが、今日はさらにもう少し追加したいと思います。

人懐っこい猫と出会いました。

寂光院は平清盛の娘、安徳天皇の国母建礼門院徳子が晩年を過ごすことになったお寺です。

徳子は、平家一族とともに壇ノ浦で入水して果てようとするも源氏側に助け上げられて一命をとりとめることになります。

過酷で数奇な運命にさらされながら、生きることを選ばざるを得なかった徳子はこの地で一門の菩提を弔いながらその生を終えたと伝えられています。

この寂光院には、哀しみや苦しみ、それを包み込む大きな力がこもっているような気がしました。

諸行無常の鐘。

鐘につけられた名前を見て、栄枯盛衰を今に伝える「平家物語」の冒頭が思い出されました。重いけれど確かにそうであると・・・・。

 

コメント
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