静岡県袋井市の茶畑から発見された「平治二年銘梵鐘」について!
今回、紹介する「平治二年銘梵鐘」(へいじにねんめいぼんしょう)は、昭和58年に静岡県袋井市岡崎地区の茶畑から偶然発見されました。
「平治二年」(1160年)に鋳造されたことが記された銘文があり、日本国内では12番目に古い貴重なもので、高さは92.4㎝、口径53.0㎝を測る中型の規模です。
銘文によると、もともとは三河国紇里岡寺(きりおかでら)現在の普門寺に懸けられていたもので、高松院(二条天皇の中宮)から賜った梵鐘に、関係者が力を合わせて銅を集め、鋳造し直したことが分かりました!
銘文の中には、普門寺13世の住職 勝意、14世 永意の名前も刻まれています。平安時代当時の普門寺を知ることの出来る貴重な梵鐘です!
梵鐘がなぜ袋井市内の茶畑に埋められていたかは不明ですが、戦国時代に三河地方まで勢力を伸ばした戦国大名の今川氏が持ち帰った可能性が高いと推測されます。
天文2年(1533)には、今川氏対戸田氏による普門寺裏山での船形山合戦で全山焼失してしまい、その後今川氏の加護を受けました。
この度、袋井市教育委員会が(公財)元興寺文化財研究所に調査を依頼し、詳細な調査を行い待望の調査報告書が完成しました。そして、この調査報告書を大勢の方に利用いただけるようPDF化して公開してくださいました!
以下の「袋井市歴史文化館スタッフブログ」さんのページから「平治二年銘梵鐘調査報告書」ダウンロード可能です。↓
http://fukureki.hamazo.tv/e5368918.html
「平治二年銘梵鐘」ついての詳細は、袋井市歴史文化館へお問い合わせください。↓
平治二年銘梵鐘。↓
現在、豊橋市教育委員会指導のもと、普門寺の歴史的価値を新たに見直すべく「普門寺調査」が行われています。
それは、普門寺裏山に残る普門寺旧境内発掘調査、普門寺所蔵の仏像、建築調査、文献調査など多岐に渡ります!
これらの普門寺調査により、現在でも新たな歴史が発見されています!!!
普門寺旧境内発掘調査↓
http://blog.goo.ne.jp/fumonji2010/e/341e85e02b1c0e8ed27cb5ba0c3569b8
普門寺所蔵の仏像↓
http://www.sunalix.co.jp/fumon/jihou-bunkazai.html
普門寺所蔵の文献調査↓
http://blog.goo.ne.jp/fumonji2010/e/1be57cd9078449b28b018666f8503726
普門寺を舞台に、人が出会い、心安らぐ場を目指して様々なイベントを開催中!!!
『寺TIME in 普門寺』
歴史と自然あふれる普門寺で心を休めてみませんか?
開講している講座については、こちらをご覧ください!↓
http://blog.goo.ne.jp/fumonji2010/c/5a31970b9bdc36a2a2dcf00abddb79c5
※普門寺境内への入寺・入山時間は、文化財保護のため午前8時~午後5時(10月~3月は午後4時30分)までとしています。みなさまのご理解・ご協力、よろしくお願い致します。
詳細はこちらをご覧ください。↓
http://blog.goo.ne.jp/fumonji2010/e/42d0d0e823730287492a08b0616df0a4
高野山 真言宗 普門寺
愛知県豊橋市雲谷町(うのやちょう)ナベ山下7番地
TEL 0532-41-4500
普門寺ホームページ↓
http://www.sunalix.co.jp/fumon/
文化財(寺宝)・永代供養・樹木葬(普門寺桜墓苑)・納骨堂(光明殿)・阿字観・アクセス等の情報は、普門寺ホームページをご覧ください!
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