国語特に現代文 一瀬文孝

紆余曲折を経て、現在、河合塾現代文講師。

2017年開講から第1週を終えて

2017-04-22 00:40:03 | Weblog
今週月曜日より2017年のレギュラー授業が開講した。月曜日は、あざみ野→藤沢
火曜日は、横浜→水戸
水曜日は、水戸→秋葉原
木曜日は、秋葉原→大宮
金曜日は、大宮→あざみ野
で授業であった。

ほとんどの生徒が初対面であり、現代文の初学者であるので、それを勢いづける第3週目までは非常にシンドイ。



中でも、第1週目には必ず、まず「正しい解き方(という事は、本文の正しい読み方ということなのだが)」を、次に「学習の仕方」を話すのだが、これが生徒に伝わっているか否か、そして伝わっていたとしてもそれを彼らが実行するか否かは、かなり気になる所である。正しい方法で学習しなければ、どんな努力も無に帰すからである。

たしかに、講師の言う通り受身的に勉強するだけで、自分の頭で考えない生徒は成績が伸びないだろう。しかし、初学の段階ではまず講師の言う通りに学習してみる謙虚さが大切である。そして実際にやってみるうちに、本当に必要な事を取り入れていき、不要だと判断した事は捨てていけば良い。取捨選択しながら自分なりのオリジナル学習法を見出せば良いと思う。

もちろん、そうした学習の進め方が最適である事を生徒自身も分かっているとは思う。

ただ、現場では、授業で教授された学習法を試す前に、「じゃあそういうやり方でやれば本当に成績が上がるんですか?」などという質問が投げかけられる。

すぐに、自分のなすべき行動に対する見返りや利益を求めたがる。そんな事、実際にやってみないと効果があるか否かなんて分からないのに、結局、そう述べる輩は、勉強をしなくてよくするための言い訳を準備しているだけなのだ。だから、こと現代文の学習においては、選択肢を選ぶだけ、記述は書けない、そもそも現代文という科目の土台となる語彙力さえ付けない、すなわち当然漢字力も欠乏している、という悲惨な状況に陥る。世の中の受験生のほとんどがそうであると思われる。



とにかく以前から述べているように、受験は7期勝負なのである。
第1期=新学期〜5月
第2期=6月〜1学期終了
第3期=夏期講習
第4期=9月〜10月
第5期=11月〜2学期終了
第6期=冬期講習〜センター試験(1月13日・14日)
第7期=センター試験〜私大国公立二次試験

意外と第4期辺りがキツイ。夏を経て本番の試験が迫り、さらに成績も思うように伸びていなければ(この時期は得てしてそうである)、精神的に追い詰められるからである。その時、この1期において、学習法を確立しておれば大崩れしないで済む。自滅していく周囲の受験生を尻目に、第5期・第6期における成績のさらなる上昇を虎視眈々と目論むことが出来る。成績とはあくまでも相対的なもの、すなわち他人との比較なのである。他人が勉強している時に自分がどんなに頑張っても成績は伸びにくいが、他人が勉強に集中できていない時にはそれほどの労力をかけずとも成績は伸びやすい。諸君はそうした事を目論んでおれば良い。



このように受験勉強とは、1日1日、目の前の事に全力で取り組むとともに、受験までの期間を俯瞰する視点も持って臨みたいものだ。


ではまた第2週に会おう。第1週の復習、第2週の予習をしっかりと行なって、授業に臨んで下さい。



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