吉嶺史晴のブログ

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音楽的な「テンション」とそうでない「テンション」の区別

2017-05-05 | リコーダー奏法
発表会が近くなって来た。
生徒諸君、練習にも気合が入っている様子だ。

ひとつ思うことがあるので書いておきたい。
練習に気合が入るということと、ひたすら大きな音を出すというのは全然、別のことだ。

また、ただ頑張って音を出すということ、イコール、感動的な演奏ということにもならない。
頑張らないということが小さい音を出すということでもない。

このような書き方をすると一体、何が言いたいのかわかりにくくて申し訳ない。

つまり、僕が言いたいのは「テンション」のことなのだ。
「テンション」日本語にそのまま訳すと「緊張感」のことだ。

下手なうちは最初から最後まで頑張ってしまうことが多い。
はためにはどうしても頑張ってしまっているように見えるし、それぞれの音にも必死さがいなめない。
それはそれで良い。
段階があるわけだから。
僕も最初はそうだった。
でも音楽的な「テンション」と音楽的でない「テンション」は明確に区別すべき。

おそかれ、はやかれその人がその人自身の演奏に満足できなくなる時がやって来る。
知恵熱みたいなものかもしれない。
その時、どんな方法でそれを乗り越えることが出来るのかということ。

このことと関連することのひとつにおなかのコントロールがある。
僕自身はピッチがかなり上下しても良いから、おなかを大胆に動かしながら音を出すということをしばらくやった時期があった。不思議とおなかを動かせるようになると、まっすぐな音も出せるようになったのを覚えている。
自分自身のおなかがどうなっているのか、ということに意識が向くようになると、おなか以外のところにも意識が向くようになっていった。

具体的にはひとつの音(出しやすい音域の音がラク。中音域がベスト)をあまり長くなく出す練習。
その際に様々なふくらみや減衰をつけてみる。その時、音がどういう変化をする時に自分のおなかはどんな動きをするのかということと感じること。

たったひとつのこと。要は音を聴きながら、おなかを感じる。ただそれだけのことだけれども、これ、少なくとも僕自身にとっては効果絶大だった。もし、音そのものの表情の幅をつけてみたいと思うなら、これ、お勧めの練習法。

(追記)
この練習はおなかのヴィブラートの練習やふたりでピッチをあわせる練習にも応用可能。
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