ふみ日記

観たいものがどんどん増えてえらいことに。

東京バレエ団「ジゼル」

2011-08-18 | バレエ・ダンス
5年ぶりのヴィシニョーワのジゼルを観てきました。
素晴らしい舞台を観させていただきました。

東京バレエ団「ジゼル」
2011年8月17日(水)19:00~ @ゆうぽうと 2階 

前に観たヴィシのジゼルとは随分変わってました。
見た目では1幕から髪を真ん中からぱっつり分けて耳を隠す髪型に。前は娘さんの髪型だったと思います。
んで、神経が細い、というか既に半分ウィリの世界にいっちゃってるような雰囲気を醸し出してました。
狂乱の場面でもそれが活かされていたように思いました。
2幕ではアルブレヒトを守るようになってたかしら。前はアルブレヒトの生気を吸い取ってないか?ってくらい生命力が溢れていたジゼルだったんですけど、その辺は押さえられてたような。
2幕の最初でジゼルが出てくるところ、お墓の前に横向きに出てくるのではなく、客席の方に体を向けてました。珍しいですよね。
登場直後の回転も全くブレもなく。凄かったです。

チュージンはやっぱいいダンサーさんですね~。
少し細身かな?と思いますけど、体の線がとても美しいのです。
ジゼルに会ってるときと、ヒラリオンに相対したときの貴族然としたときと全く違うんですね~。
最後、ジゼルと分かれた後、ふと我に返り「私は幻を見ていた」というような表情をしてお墓から去ろうとすんですけど、ジゼルがミルタにささげたユリを見つけ、「やはりジゼルが守ってくれたんだ」とジゼルのお墓に戻り、お墓から1輪のユリを手に取り、反対の手にマントを持って静かに舞台の中央に歩いていくのが印象的でした。

東バの「ジゼル」と「ドン・キ」は、観たいところがありすぎて、いつも「マルチアングル、プリーズ!」って思ってしまいます。
だって、狂乱の場ではヒラリオンも観たいし、アルブレヒトや公爵やバチルドも観たい、ってなるんですもの。
アルブレヒトとヒラリオンが上手と下手に分かれて嘆いているので、あっちゃこっちゃ観て忙しいのです。


《キャスト等》
 ジゼル:ディアナ・ヴィシニョーワ
 アルブレヒト:セミョーン・チュージン
 ヒラリオン:木村和夫

【第1幕】
 バチルド姫:吉岡美佳
 公爵:後藤晴雄
 ウィルフリード:柄本弾
 ジゼルの母:橘静子
 ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
  高村順子-梅澤紘貴、乾友子-長瀬直義
  佐伯知香-松下裕次、吉川留衣-宮本祐宜

 ジゼルの友人(パ・ド・シス):
  西村真由美、高木綾、奈良春夏、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子

【第2幕】
 ミルタ:田中結子
 ドゥ・ウィリ:西村真由美、吉川留衣

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

《上演時間》
第1幕 19:00 - 19:55
休憩  20分
第2幕 20:15 - 21:10
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