ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

想いを繋ぎ続ける、ということ

2017-03-14 22:09:30 | 活動報告
 東日本大震災から6年。今年の3月11日、午後2時46分もここ名取市役所で迎えました。1分間にわたって鳴り響いたサイレンの音。「あの日」を思い出し、犠牲になられた故人へ黙とうするには短いといつも感じます。

 ふんばろう宮城プロジェクトの3月11日は、「閖上追悼イベント2017」(実行委員長・佐々木悠輔さん)と、「Hope for project2017」(代表・高山智行さん)の2つの追悼イベントで全国から集まってくれたボランティアの方々への炊き出しを行いました。例年、突風が吹き荒れる沿岸地域で作業するボランティアへ温かい食事を一生懸命に振舞いました。


「想いを繋ぎ続ける、ということ」

 震災から6年目にあたる今年の「3.11」。ふんばろう宮城プロジェクトの仲間と一緒に仙台市若林区・荒浜にて行われた鎮魂イベントへのお手伝いをしてきました。
 イベント主催者は「Hope for project」。今は廃校となった荒浜小学校の卒業生たちが立ち上げた団体で、ふるさとの記憶を、そして震災の記憶を繋ぎ続けていこうという思いで、毎年3月11日に参加者が校庭に集まって風船に想いを載せて空に飛ばす活動(バルーンリリース)を行っています。

 前年までは仮設トイレ設置の支援を中心に行ってきたのですが、今年は寒いなか活動するボランティア・スタッフに暖かい豚汁を振舞おうと県外メンバーを含む総勢9名での活動となりました。
イベントでの食事提供は、ふんばろう宮城プロジェクトの最も得意とする支援活動の一つであり、特に段取りをつけずともメンバーが自然と動き出してしまうところが、〝ふんばろう″の凄いところであります。

 できたての豚汁を、スタッフの皆さんが受取るときのうれしそうな顔。寒空のなか準備に走り回っていたので、なおさら喜んで頂けたと感じます。

 そして、午後2時46分の黙祷をささげた後のバルーン・テイクオフ。それぞれの祈りを託して幾百ものバルーンが空に飛び立ちます。見る間に彼方へと去っていくバルーンを目で追いながら、今は亡き方々へ思いが届くことを願わずにはいられませんでした。

 震災から7年目に入ったふんばろう宮城プロジェクトの活動。これからも決して声高ではなく、想いを繋ぎ続けていく方々を応援していきたいと思います。(橋本信行)



「ボランティア同士の支え合いに感謝」

 全国から追悼の絵灯篭が送られてくる。灯篭に込められた被災された方を勇気づけるメッセージを見入る度に、「風化」という言葉が立ちはだかることはない―。


 3月11日に開催された「閖上追悼イベント2017」を手伝ってきました。ふんばろう宮城プロジェクトとしては今年で3回目。絵灯篭を設置するために、全国から集まったボランティアへ名取市名産の「せり(芹)」を使った鳥つくね汁150食を振舞いました。


 今回は実行委員会から「せり」の提供を受けたのですが、おいしさが詰まっている根っこの下処理(土を取る)にどうしたものかと悩んでいると、私たちとともに参加者へ手打ちそばや揚げパンを振舞った尚絅学園大学の学生や宮城農業高校の生徒などが、せりの下処理を手伝ってくれました。歯ブラシで丁寧に土を取ってくれたおかげで、せりがたっぷりのつくね汁も大好評でした。


 閖上追悼イベントも年々、素晴らしいイベントに育っていると思います。そして、ボランティアに来られる方々から「去年の豚汁は旨かったねぇ。今年は何を振舞ってくれるの?」と声を掛けられるようになりました。年に一度の再会かもしれないけれど、足を運んでくれる全国のボランティアに私たちも勇気づけられていると感じます。(こせきかつや)

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ふんばろう宮城プロジェクト活動報告ブログを引越しました

2017-03-07 21:15:55 | お知らせ
 河北新報オンラインコミュニティ―のサービス休止(3/27)に伴い、ふんばろう宮城プロジェクト・活動ブログをgooブログへ引っ越しました。

 東日本大震災以降、「必要なものを、必要としている被災者へ、必要な分だけ届ける」ことをスローガンに物資支援からはじまった私たちのプロジェクトも6年を迎えます。

 「日本赤十字などへ義援金を送っても、どのように使われたのかわからない」という支援者と被災者を直接つなぐことを実践してきましたが、その活動報告を河北新報オンラインコミュニティ―(旧:ふらっと)で発信させていただきました。スレットは120を超えました。
 当時の(河北新報社の)担当者にはとても丁寧に接していただきました。「震災復興の歩みを記録するためにも新聞社のコミュニティブログで発信してほしい」との後押しもあって、知り合いの復興ボランティアの方々にも声を掛けてこちらのブログにサイトを設けてもらいました(当時は新聞紙面にも載せていただきました)。

 サービスの休止はとても残念ですが、河北新報が「再生へ 心ひとつに」を合言葉に、被災者に寄り添う報道をこれからも続けてもらいたい―心から願っています。

 そして、こちらのgooブログでも引き続き、よろしくお願いします。(こせきかつや)
【ふんばろう宮城プロジェクト・メーンサイト】
http://wallpaper.fumbaro.org/miyagi-new/
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ふんばろうサポータークラブ通信 vol.13進呈します

2016-12-27 19:56:29 | お知らせ
 ふんばろう東日本支援プロジェクトの支援金(ふんばろうサポーターズクラブ会員からの寄付など)を管理してきた一般社団法人ふんばろう支援基金が今年9月に解散し、清算作業もほぼ完了したとの連絡を受けました。今月発行の「ふんばろうサポーターズクラブ通信vol.13」(最終号)に会計報告の詳細が報告されています。
 また、最終号には「被災地の今 インタビュー」という特集が組まれ、工藤賀子編集長たちがふんばろうの活動を通じて出会った8人の被災者を取材し、大震災から5年9カ月間のエピソード、そして今の暮らし、今後の展望などが掲載されています。
 

 冊数に限りがありますが、ご希望の方に「ふんばろうサポーターズクラブ通信vol.13」(最終号)を進呈します。下記のメールアドレスへ、お名前、ご住所、電話番号、ふんばろう宮城プロジェクトの活動へのご意見などをお送りください。
サポクラ通信ご希望の方はこちらのアドレスへ → koseki.k@gmail.com

 web版でも同じ内容のものを発信していますが、「手元に残しておきたい」という方はぜひ、ご連絡ください。(こせきかつや)
ふんばろうサポータークラブ通信 vol.13 WEB版
http://wallpaper.fumbaro.org/supporter/tsushin_web/vol.13

一般社団法人ふんばろう支援基金からの報告
 皆様、こんにちは。(社)ふんばろう支援基金の会計を担当しております漆間です。
 かねてお知らせしておりましたように、(社)ふんばろう支援基金は本年9月の臨時社員総会の決議を踏まえ、2016年9月末に解散いたしました。ここに第2期(最終決算期)の決算内容とともに、本年末を目標に清算作業に入っておりますことをご報告いたします。
 2011年5月の任意団体ふんばろう東日本支援プロジェクト設立以来、約5年半に亘り皆様より私共の活動に頂いた温かいご支援に対して、改めて厚く御礼を申し上げます。
1. (社)ふんばろう支援基金の第2期決算(最終期決算)の概要
○ 今期初の繰越収支(支援金残高+切手等) 約2,565万円の中から、各団体より提出された予算内容を慎重に審査の上、各団体・サークル等に対して2,030万円を支援金として配布いたしました。このうち大口の支援金支出先としては、12先に1,365万円、また、各団体の代表者により推薦のあったサークル・グループなど16先に対しては総額665万円、1先当たり20万円〜50万円程度のきめ細かい支援金を配布しております。さらに、4月に発生した熊本地震に際してブルーシートなどの緊急支援(総額150万円)を行いました。なお支援先の詳細なリストはHPに掲載しております。
○ この間、本部経費としては、事務所賃借料を早稲田大学に対し122万円を支払ったほか、管理費(サーバー管理費等)・支払手数料等を支出しております。
○ この結果、2016年9月末現在の正味財産額は、銀行預金137万円、貯蔵品(切手残高)134万円など、総額303万円となりました。
2. 清算作業の状況について
○ (社)ふんばろう支援基金の清算については、現在、解散及び清算人登記を完了し、10月31日付官報にて公告中です。これと並行して高木税理士事務所の方で清算に伴う経理作業を進めていただいております。最終的な残余財産額は確定しておりませんが、約60万円の現金と130万円弱の切手が、9月末の臨時総会の決議に従い、(社)スマートサバイバープロジェクト(SSPJ)に贈与されることになる見込みです。なお、清算作業の完了次第、再度の臨時総会を経て正式に社団の解散手続きが完了することとなります。
○ 最終的な残余財産額が確定し、清算作業が完了いたしましたら、(社)ふんばろう支援基金のホームページにてご報告をさせていただきます。なお当社団のホームページは清算後も2017年末までは公開を継続いたします。
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ふんばろうの支援スタイルに共感・熊谷真実さんの支援は続く

2016-12-24 13:13:33 | 活動報告
 ふんばろう宮城プロジェクトの前身「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が、日本最大級のボランティア組織へと広がった背景には、支援者からの寄付や物資支援の行き先が明快で、被災者と支援者を直接結びつける取り組みが多くの方に信頼されたのだと思っています。

 現地のボランティアは被災者のニーズを選別しながら1件1件、避難所、在宅被災者宅を回って専用サイトへ必要な日用品を必要な個数だけアップし、支援者が直接被災された方の住所へ支援物資を送る。ふんばろうのメンバーは常に黒子に徹し、「支援者」の善意を預かって「届け役」に徹すること。このような支援スタイルに共感して、いまだに支援を続けてくれる方も少なくありません。
 
 女優・熊谷真実さんもその一人。彼女を県内の被災沿岸部へ案内したのは2011年11月のことでした。南三陸町や石巻市内の被災者された方へ支援物資を配るため、一緒に仮設住宅を数カ所回りました。旧大川小学校跡地にもお連れしました。「私にできることを続けます」と、その年から大川小の在校生へクリスマスプレゼントを送ってくれるようになりました。そしていまも、真実さんの支援は続いています。

 今年は(12/19)演歌歌手の華かほりさんと一緒に南三陸町にある町立保育所とあさひ幼稚園を訪問しました。一人ひとりの園児にクリスマスプレゼントを手渡し、ハイタッチをする真実さんとかほりさん。園児たちからは、お返しにと「ありがとう」のメッセージカードと歌のプレゼント(ありがとうの花)もありました。
 
 午後からは、旧大川小学校跡地(石巻市)で犠牲になった人たちに手を合わせ、同市の仮設住宅:大森第3団地(平成30年4月閉鎖予定)を慰問し、集まってくれた住民の方々とカラオケ大会で盛り上がりました。一緒にマイクを握り、写真撮影の要望にも笑顔で答える真実さんとかほりさん。被災地に向ける優しい心遣いに感謝です。(こせきかつや)
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石巻エリアで開催された2つの秋祭り

2016-12-23 17:43:15 | 活動報告
 報告するのがだいぶ遅くなりましたが、今年も石巻地区で2つの地域イベントのお手伝いをしてきました。

 ふんばろう宮城プロジェクトでは、被災エリアの地域コミュニティ活性化を目的に秋祭りなどのイベントで「焼きそば」などを安価で提供し、その売上金をすべて主催する地域の自治会へ寄付しています。ふんばろう支援基金から提供を受けた支援金で食材を購入しますが、人件費などは発生させず、食材以外の費用はふんばろう宮城PJメンバーの協力で賄っています。

▽感謝の手紙を読むと「よし!また来年も」
 今年で6回目の開催となった石巻市鹿妻南地区の自治会が主催する「大お茶っこのみ会vol.6」が9月11日、鹿妻南コミュニティハウスで開催されました。
 震災直後から、ふんばろう東日本支援プロジェクトの支援物資の受け入れの拠点として協力をしてくれた西村しげさんとのご縁もあり、私たちも2年目から参加しています。
 今年は、新潟の悠久太鼓やエイサー石巻による沖縄の演舞など、ステージでの余興も素晴らしく、地域の皆さんから歓喜がわきました。

 ふんばろう宮城PJではフランクフルトと焼きとうもろこしを提供。何とかメンバー4人(オヤジーズ・カルテット)で完売しました。

 イベントが終わると西村さんから感謝の手紙が届きます。手紙をいただくのも5回目。手伝う側はこの手紙を読んで「よし!また来年も」と思うのです。

▽若手のチャレンジがお祭りの原動力に
 渡波西部地区秋祭りにもうかがいました。祭り当日(9月19日)はあいにくの雨模様でしたが、ふんばろう宮城PJの〝鉄板″焼きそばと焼き鳥を各300人分拵えました。

 渡波地区は商業施設の開設が進む一方、歴史的に地域イベントが盛んなエリアです。しかし、震災後すぐはなかなか歴史的なお祭りも再開できずにいたようです。そのあと押しをしたのが地元の若手たち。「伝統的な祭りを再開させる原動力は散り散りになった人たちを集めること」。5年前からはじまったイベントはカラオケ大会と抽選会が主な内容でしたが、回を重ねるごとに地域の人たちが、一人ひとりと携わり来場者も増えてきました。昨年から渡波エリアのほかの地区も独自に祭りを催すなど、地域ごとに動き出している様子がうかがえます。

 焼きそば完売後に手伝ってくれたふんばろう宮城PJメンバー全員でミニSLに試乗させていただきました。年甲斐もなく大はしゃぎする仲間の顔はとても輝いていました。(こせきかつや)
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