MY LIFE  

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さようならの言えないさようなら①

2007-07-27 00:28:46 | デイの日々
 利用者さんがサービスを中止されるときは、利用決定される位同じくらい理由が存在します。サービスが自分に合わないという中止から、体調不良・怪我による入院、死亡によるものなど、本当に様々な理由がございます。

 その中でも、ほっとするような切ないような中止があります。それは、在宅から施設入所へと変わられる利用中止です。これから書くケースは1年半の間、私にいろいろと考えるきっかけをくれた方のことです。結論からいきますと、私はその方にとっていつも落ち着く関係を築くことができませんでした。鬼だとどなられたこともありますし、腕に傷をつくったこともありました。かといえば、自分の子供のようにずっと大切にされたり、大事な友人となった日もありました。たくさんの顔を見せてくださったことで、色々と考えるきっかけをくれた方でした。

 1年半前に利用開始された時は、認知症の進行もみられず、時々物忘れはあるものの、歌を好み、入浴も楽しんでおられました。このころは苗字で呼びかけてもすぐに自分のことだとわかっていただけたようでした。

 それから3ヶ月後に転倒し、腰椎を骨折したとの連絡がデイに入りました。でも、入院自体は短く1ヶ月ほどで復帰される事に。デイにこられた時はいつもとお変わりないように見えました。歩行も手引きながら安定されているし、大丈夫かなと考えていたら、

 甘かった。

 たった一月、されど一月。人の気持ちを塞いでしまうには、認知症の病状の進行には十分過ぎるくらいの時間だったのでした。

 数回に分けて書きたいと思います。

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2 コメント

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isoさん お早う御座います (不老愚 助光)
2007-07-27 09:27:16
せつない話ですね。
他人事ではありません。もう直ぐ自分が行く道なんです。続きもシッカリ読ませていただきます。
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こんばんはです。 (iso)
2007-07-28 23:52:30
 いつも有難うございます。

 ドラマのような展開はないし、よくあるお話なのかもしれません。だけど、その方がいたこと、自分ができなかったことを残しておきたかったので、ここに書くことに致しました。

 日が結構ずれてきてますが、しばらく続けて書きたいと思います。
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