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快楽亭ブラックの落語DVD『破廉恥』笑わずにはいられない

2008-05-04 | film, drama and TV





高座で見たことがないのだが、興味があって快楽亭ブラックのDVDを観てみた。

いやいや。こりゃすごい。

芝浜を現代風にアレンジした「川柳の芝浜」 古典と新作の融合がなんとも言えず上手い。「カラオケ寄席」も。その後の「一発の○○○○」は「一杯のかけそば」のパロディである。しかし、枕(導入部分)がもっとすごい。下ネタがこれでもかと並び、喜久蔵や正蔵をつまらないとこき下ろし、仁鶴は「この贅六野郎」と呼び、談志は「ケチ」と罵る、かと思うと秋篠宮まで登場する。

うーむ。本当にブラックだ。

テレビで放送できるわけがない。

古典落語の知識や、今の落語界のかなりマニアックなことを知らないと笑えないネタがあちこちにあり、その辺についてはあまり笑えなかった。逆の言い方をすれば、それ以外の85%ぐらいは笑える。いや、失笑と言うより、爆笑してしまった。

彼女と一緒に観ると、彼女の「笑い偏差値」が分かるとか、彼女の「このぐらい言っても許してくれる度」を計るいいリトマス試験紙になるかも知れない。だからと言って、「こんなお下劣なもの観てるなんて、あなたとはもうやってゆけない」と言われる可能性もかなり高い、リスク込みの試験紙かも。

まあ、少なくともお子様と観るべきではないと思う。




今日の教訓




我、この人よりは、
破廉恥じゃない
と、安心してる場合か



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