福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

地域プライス

2017-04-22 05:57:58 | 日記
A:コーヒーいくら?
C:200円ですよ。
A:100円になるっていうから・・
C:それは無理ですけれど、一杯を二つに分けましょうか?
最大限の譲歩。
さすがに、ご一緒のかたに、
A:ねえ、缶コーヒーなら100円。缶コーヒーにしようよ。
B:いや、ここがいい。コーヒー・・
と、ご注文してくださる。
C:あの~~・・2杯でいいんですか?
と、念を押す。
B:いい・・・
と、おっしゃる。
でも、お支払い頂かないことには・・・と、つい思う。
B:持っているから大丈夫だよ。

福祉亭を初めた頃、このコーヒー200円の意味と値打ちを知り、自分の甘さと甘えに気づかされ、目を見張るような思いをした。
地域は多様。
社会保障のお世話にならざるをえなくなっておられるかたも、日々を過ごしておられる。

福祉亭を始めて数年した頃、横浜寿町の簡易宿泊所のボランティァをしながら、住まいの観点から寿町の日々を卒論にまとめた優秀な女子大のかたのプレゼンを聞かせてもらった。
福祉亭として、ワタシがプレゼン。
寿町の活動に比べれば・・と、その対比に圧倒された。
確か「住まいは、基本的人権・・」というハナシの流れの中での、プレゼンだったように記憶している。
住まいが基本的人権・・という考えかたにも、その時、初めて接した。
缶コーヒー外交というものが、寿町にはあって、少ない日雇い仕事のお金の中から、その女子大生に缶コーヒーをくださるみなさんがいる・・というような話だった。
いろいろな事件を起こす日雇いの労働者さんたちだけれど、みな気のいいおじさんです・・と。
寿町というできれば覗くこともなく過ごしたい街の、明るい空気に触れさせてもらった。

今ごろになって、その内容を思い出す。
そのプレゼンの「場」の値打ちを、当時は、それほどには思うことはなかったけれど、寿町のハナシが記憶の底にあることで、思考の組み立ての骨組みとなっていることに気づかされる。
経験は宝。
多様な優れた議論に触れることの値打ちに、今更のように圧倒される。
福祉亭に育ててもらっています。








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