ホークススコアボード

ホークスのスコアボードや最新情報を載せているページです。

移転します

2005-08-28 12:38:34 | ホークス試合結果
http://hawkssupporter.seesaa.net/

ここに移転します。今までありがとうございました。

そろそろ

2005-07-03 00:42:47 | ホークス試合結果
そろそろ完成しそうです

お久しぶりです

2005-05-03 23:57:18 | ホークス試合結果
そろそろサイトがリニューアルされますのでしばらくお待ちください・・・。

3月18日 ファイターズVSホークス 試合結果

2005-03-18 21:46:12 | ホークス試合結果
北海道日本ハムファイターズVS福岡ソフトバンクホークス

オープン戦
3月18日 18時00分開始 東京ドーム
/123456789
ホークス0330001119
ファイターズ0003200005

勝利投手→新垣 敗戦投手→押本
本塁打→カブレラバティスタ、セギノール、松中、本間
バッテリー
先攻チーム→新垣,吉武,神内,松,三瀬 - 城島
後攻チーム→押本,入来,井場,立石,マイケル中村,横山 - 実松

3月13日 カープVSホークス 試合結果

2005-03-18 21:07:48 | ホークス試合結果
広島東洋カープVS福岡ソフトバンクホークス
オープン戦
3月13日 13時01分開始 尾道

/123456789
ホークス0000100102
カープ0000000000

勝利投手→和田 セーブ→吉武 敗戦投手→河内
本塁打→
バッテリー
先攻チーム→和田,松本,三瀬,吉武 - 城島,大野,的場
後攻チーム→小山田,河内,永川 - 倉,上村

和田が7回無失点
 ソフトバンク先発の和田は7回3安打無失点。丁寧な投球で的を絞らせず、6奪三振と危なげなかった。広島の小山田は制球に課題を残したが、4回無失点で先発枠入りへ一歩前進。打線は5安打と精彩を欠き、オープン戦5連敗。

【共同通信社】

情報→スポーツナビ、共同通信

3月12日 カープVSホークス 試合結果

2005-03-13 21:21:36 | ホークス試合結果
広島東洋カープVS福岡ソフトバンクホークス オープン戦
3月12日 13時01分開始 広島
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ホークス20270100012
カープ3100003007

勝利投手→斉藤 敗戦投手→ロマノ
本塁打→嶋、松中、本間、城島
バッテリー
先攻チーム→斉藤,フェリシアーノ,竹岡,岡本 - 城島,的場
後攻チーム→ロマノ,長谷川,梅津,ベイル - 倉

MJ砲がアベック弾
 ソフトバンクは松中、城島がそろって本塁打するなど12得点。先発斉藤は6回4失点ながら、尻上がりに調子を上げた。広島は新外国人ロマノが初先発したが、制球難から4回11失点と大誤算。打線は嶋が2号3ランで一人気を吐いた。

【共同通信社】

■今季も打線支える2人 アベック弾の松中、城島

 時折雪の舞う寒さの中で、ソフトバンクの長距離ヒッター2人が2週間後に迫った開幕に向け、ペースアップを始めた。4番の松中、5番の城島が本塁打の競演だ。
 今季初めて一塁で先発出場した松中は3回、ロマノの甘い球を逃さず右中間スタンド中段へ2ラン。1、4回の打席でも適時打を放って計5打点。送球に不安のある左肩はまだ万全ではないが、主砲の役割はきっちり果たした。昨季のリーグ三冠王は「打撃の状態は上がってきた。しっかり球をとらえられている」と手応えを口にした。
 城島も6回、長谷川の内角球を左翼席に運ぶなど2安打2打点。「打てる球を見極めて、迷いなく思い切ったスイングができた」と、順調な調整をうかがわせた。
 バティスタ、カブレラの調子が上向いてこないだけに、王監督は信頼を寄せる2人の打撃を頼もしく見詰めていたに違いない。指揮官は「打順を動かす気はない」と、今季も“指定席”での活躍を期待していた。

【共同通信社】


松中、城島アベック弾!
 助っ人に頼らなくてもオレたちがいる!ソフトバンクの「MJ砲」が今季初のアベックアーチを放つなど計7打点を挙げ広島に完勝した。3回表に松中信彦内野手(31)がオープン戦2号2ランを放てば、6回表には城島健司捕手(28)が2号ソロ。打撃不振のため福岡で居残り調整する新外国人のバティスタとカブレラとは対照的に和製大砲コンビのバットが上昇カーブだ。新生ホークスを支えるMJ砲が、巨人で数々の記録を打ち立てた王、長嶋の〝ON超え〟に挑む。

 小雪の舞う広島市民球場で新生ホークスの左右の和製大砲が、放物線を描いた。まずは、昨年のパ3冠王松中だ。3回表の2打席目。無死一塁から広島ロマノの低めのスライダーを豪快にすくい上げた。「甘く来た球を見逃さずに打てた。調子は上がってきています」。右中間スタンドへ、2号2ランを突き刺した。城島も負けていない。6回表。広島長谷川の内角のシュートに反応。両腕をコンパクトにたたみ、右足を軸にクルリと回る城島らしいひと振りで、左翼席に2号ソロを運んだ。「ボールをしっかり見れた。ファウルにならなかったし、良かった」。MJ砲がオープン戦11試合目でアーチ競演だ。

 重量打線の核は、やはりこの2人だ。この日、新外国人のバティスタとカブレラは福岡で居残り調整。打撃の調子が上がらない新助っ人に、ビジターではできない「特打」の時間を設けようと、首脳陣が配慮。試合前には王監督もジョーク交じりに言った。「ウチの外国人選手(バティスタ、カブレラ)は打率は悪いよ。実績頼みだな」。くしくも、外国人野手抜きで臨んだこの日は今オープン戦最多の12得点。助っ人に頼らなくても大丈夫と言わんばかりの和製大砲コンビの爆発だった。「彼ら(松中、城島)はこちらの予定通りに調整してくれている。いや、そうなってもらわないと困る。これから、もっと(調子を)上げてくれるよ」。王監督から安どの笑みがこぼれた。

 MJ砲には大きな期待もかかっている。松中は1打席目に先制中前タイムリー、3打席目には三塁線を破る2点適時二塁打。城島の2打点と合わせ、2人で7打点。松中は本塁打で王監督が巨人現役時代に樹立したプロ野球記録のシーズン55本塁打超えを狙っている。城島は打撃3部門でキャリアハイ更新を目指す。巨人V9の原動力となった「ON」の2人を合計したシーズン最多打点は68年の244打点。03年に242打点をマークしたMJ砲だけに〝ON超え〟の夢は膨らむばかりだ。

 王監督はメジャー通算214本塁打のバティスタを獲得しても「4番松中、5番城島」と明言してきた。王監督自らが「松中と城島は互いに競い合っている。互いが刺激になる関係というのが、いいんだ。オレも現役のときには長嶋さんがいた。競い合うことがチームのレベルアップにつながる」と「ON」に例えたこともあるほど、2人には信頼を寄せている。昨季、3冠王に輝いた松中と、全日本代表チームの攻守の要となった城島。日本球界を代表するMJ砲が、残り2週間となったシーズン開幕へ、ピタリと照準を合わせてきた。



互いを認め合うMJ砲
 松中と城島は互いをライバル視しながら、認め合っている。松中は城島の存在を「ジョーがいるから、走者を置いた場面でも、相手の投手は(自分と)勝負しなくてはいけない」と言う。練習で、力いっぱい振り込む城島の調整法を見ながら「ジョーは練習と試合でのバッティングが全然違う。僕は練習でも試合でも同じ打ち方をするタイプ。あの打撃、調整はまねできない」と舌を巻く。一方、城島にとっても、松中は大きな存在だ。「僕は最強の5番打者を目指す。打率、打点、本塁打と、どの部門でも成績を残さないと5番打者は務まらない」。決して「4番打者」への〝色気〟を見せないのは、松中を認めている証しだ。同じスラッガーとしてライバルではあるが、互いに尊敬しあうきずなが、2人にはある。

斉藤、6回4失点も内容はまずまず
 ソフトバンク斉藤が3年連続のシーズン開幕投手へ、大きく近づいた。広島打線を相手に6回を投げ、6安打4失点。数字はいまひとつだったが、直球の最速が138キロという不調でも、試合中盤に失点を許さない粘りの投球だった。

 1回裏に嶋に3ランを浴びた。2回裏には四球をきっかけに追加点を献上した。だが「球がいってないので、コーナーをつくことを意識した」と、3回以降は制球重視でスコアボードに「0」を並べた。開幕投手の座を争う新垣が、10日のヤクルト戦で5回11安打8失点したのとは対照的。王監督も「斉藤はズルズルといかなかったね。調子いいときばかりではない。安定感があるね」と試合中に修正した投球を評価した。

 もっとも、斉藤にとって収穫は投球だけではない。この日、交流戦対策で9番打者として打席に立った。3打席で2三振(1四球)も、斉藤は「いつもとリズムが違った。打席がないときはベンチで(投球内容を)考える時間があるが、打席が回ってくるとそうはいかない。いい経験でした」と納得顔。新生ホークスの先発陣を束ねる背番号「66」のオープン戦3度目のマウンドは、貴重なものになったようだ。

フェリシアーノ黄信号
 ソフトバンク 新外国人ペドロ・フェリシアーノ投手(28=メッツ)の開幕1軍生き残りに、黄信号がともった。7回裏から2番手として登板。味方の2失策にも足を引っ張られたが、1回を2安打1四球で3失点(1自責)。オープン戦4試合で防御率は6・75。「制球力で勝負する」と話す左腕が、厳しい立場に立たされた。

情報→スポーツナビ、日刊スポーツ九州、共同通信

かずまさの目
斉藤投手もこの試合のピッチングも微妙だと思います。でも打撃の方はいいみたいです。チームの打撃も日に日に良くなっているので開幕が楽しみです。

3月10日 ホークスVSスワローズ

2005-03-13 20:59:20 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVSヤクルトスワローズ
オープン戦
3月10日 18時00分開始 ヤフードーム
/123456789
スワローズ1043000008
ホークス0101100003

勝利投手→藤井 敗戦投手→新垣 本塁打→ズレータ
バッテリー
先攻チーム→藤井,石川,石井,ゴンザレス - 古田,米野
後攻チーム→新垣,松本,吉武,三瀬 - 城島,的場

■新垣、開幕投手に黄信号

 開幕投手を狙うソフトバンクの新垣が、5回11安打8失点の乱調。制球が定まらず、カウントを悪くして打たれる悪循環。球数も102と多かった。
 降板後、通常は応じる会見も拒否。「話すことはない。調整がどうこういうレベルではない。情けない」とのコメントを出しただけだった。王監督は開幕投手について「きょうの結果で決めるわけではないが、打たれたことも事実」。昨年チーム最多の11勝を挙げた右腕から、自身初の栄誉が少し遠のいた。  

【時事通信】

■高橋秀、左目上を縫合

 ソフトバンクの高橋秀投手は10日のヤクルト戦(ヤフードーム)の試合前の練習で、送球を左目の上に受けて出血。福岡市内の病院で10針の縫合手術を受けた。眼球に異常はない。 

【時事通信】


新垣が開幕レースで後退
 ソフトバンク新垣が、エース斉藤と演じているシーズン開幕投手争いで、大きく後退した。ヤクルト戦に先発し、5回を投げて8失点の大乱調。過去2年間のシーズンを通じてもワーストの11安打を浴びた。「何も言うことはありません。情けないの一言。調整がどうとかいうレベルではないです」。オープン戦では恒例となっている登板後の会見もキャンセルするほど、ショックは大きかった。

 公式戦へ、不安を残した。この日のテーマは、春季キャンプで修得に取り組んだツーシームを試すことだった。直球の最速は145キロ。本調子ではなかっただけに、ツーシームで打者のタイミングをずらし、試合をつくらなければいけなかった。だが、1回表にあっさり先制を許すと、3回表には犠飛を挟んで4連打を食らった。4回表にも5長短打と大炎上。前夜に髪を短く切って臨んだマウンドだったが、気合が空回りしたのか、制球が定まらず、痛打されるシーンの連続。王監督も「もう少し制球とか緩急に気をつけないと。シーズンでもイマイチというときはあるのだから。開幕投手? 結果的にどうのというのはないが、打たれたのも現実。次にどういう投球をするかだ」と、投手陣の柱と期待しているからこそ厳しい言葉を並べた。

 2月23日の紅白戦では2回無安打無失点。3月3日の広島戦では4回2安打無失点。順調に調整を進めてきた背番号「18」が、大きな落とし穴にはまった。念願の開幕投手が遠ざかったことは間違いない。【松井周治】

 ソフトバンク尾花投手コーチ(先発の新垣に)「今日は本来の調子じゃなかったね。修正ポイント? 大丈夫だろ」

外国人、大村は別調整
 ソフトバンクの新外国人コンビ、トニー・バティスタ内野手(31=エクスポズ、現ナショナルズ)とホルベルト・カブレラ内野手(32=マリナーズ)が明日12日から2日間の広島遠征を外れ、福岡で〝居残り調整〟に取り組む。この日、オープン戦(対ヤクルト)前に王監督と両選手が話し合い、西戸崎室内練習場(福岡市東区)で特打を行うことになった。ズレータと大村も打ち込みを優先し、同遠征に帯同しないことも決まった。

 当初、バティスタとカブレラはオープン戦全試合に出場する予定だったが、この日のヤクルト戦でバティスタが3打数ノーヒットに終わるなど両打者とも打撃の調子はいまひとつ。王監督は「キャンプからずっと気持ちも張っていただろうし、ビジターになると打ち込む時間もなかなか取れない。試合が続くと、自分を見つめ直すのも難しいからね」と説明した。なお、4選手は15日に名古屋遠征中のチームに再合流する予定。先発投手陣も15日以降、遠征期間中の登板日以外は、福岡で居残り調整する。

川崎が猛打賞&盗塁
 川崎が今オープン戦初の猛打賞をマークした。1打席目に遊安打で出塁すると、2打席目は左前打、3打席目も外角の難しい球におよぎながら、巧みなバットコントロールで左翼線へ運ぶ二塁打を放った。「対戦したのが左投手だったので、センター中心のバッティングを心掛けた。うまく体が反応した」。3回にはオープン戦早くも4個目となる盗塁にも成功。昨季、盗塁王とリーグ最多安打の貫録を見せつけた。

ズレータは孤軍奮闘
 ズレータがオープン戦2号ソロで、適応能力の高さをみせた。4回の2打席目。ヤクルト先発の藤井から、外角低めへ沈むチェンジアップを力で左中間席へ運んだ。「前の打席でチェンジアップに目が慣れていたから、狙っていたよ。会心のあたりだった。今はいい感覚で打席に立ててるね」。1打席目には中前適時打。2打席連続の2安打2打点の活躍だった。

松中が打点&守備
 4番松中が2試合連続打点をマークした。5回の第3打席。2死二塁の場面で、ヤクルト2番手の石川から左翼線へ適時二塁打を放った。「あとひと伸びほしかったけど、直球を逆方向に返せたという点で、自分にとってはいい打席になったと思う」。前日9日のオープン戦1号本塁打に続く連日の打点に笑みを浮かべた。7回からは今オープン戦初めて一塁の守備にもつき、主砲が開幕へ向けていよいよ全開モードだ。



情報→時事通信、スポーツナビ、日刊スポーツ九州

かずまさの目
 今日はヤクルトスワローズに前の試合の仕返しをされてしまいました。開幕戦は斉藤選手かも知れません。

3月9日 ホークスVSスワローズ 試合結果

2005-03-10 15:59:27 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVSヤクルトスワローズ
オープン戦
3月9日 18時05分開始 ヤフードーム
/123456789
スワローズ0100300004
ホークス00013230X9

勝利投手→寺原 敗戦投手→五十嵐
本塁打→松中(ホ)、ラミレス(ス)、柴原(ホ)
バッテリー
先攻チーム→坂元,鎌田,五十嵐,上原,平本 - 古田,福川,川本
後攻チーム→高橋秀,寺原 - 城島,大野

松中に待望の一発
ソフトバンクの松中が4回にオープン戦1号。打線も初の2けた安打をマークした。先発の高橋秀は5回4失点、2番手の寺原は4回無失点で、先発候補の2人は対照的な結果だった。ヤクルトで先発入りを狙う坂元は3回無失点。

【共同通信社】

■松中の一発で打線に勢い 主砲には守備面の不安も

 昨季のパ・リーグ三冠王、松中がオープン戦19打席目で初本塁打を放った。主砲の一発は、9試合目で初めてベストオーダーを組んだソフトバンク打線にも、これまでにない好循環を生み出した。 4回の松中の第2打席。鎌田の8球目、スライダーを右翼ポール際へ運んだ。「完ぺきだった。1本出たことに、とりあえずは安心した」と正直な胸の内を明かした。昨年44本塁打の実績があっても、待ち望んだ一打。王監督も「いい心理状態になるには打っていかないと。オープン戦とはいえ、嫌な気分になるもの」と気遣っていた。打線はこの一振りを契機に5回以降、8点を奪った。
 打の好材料が見えた一方で、守備面での不安は残る。キャンプから左肩に違和感を抱き続ける松中は、この日も指名打者での出場。本人は「間に合わせるつもりでやっている」と話すが、26日の開幕に間に合うめどは立っていない。打線の破壊力を維持するには、守備の不得手なズレータを一塁に就かせざるを得ないのが現状だ。攻守のベスト布陣を組む上で、王監督の心配の種が消えたわけではない。

【共同通信社】


ソフトバンク打線爆発!松中1号!
 初めてベストオーダーを組んだソフトバンク打線が、ついに火を噴いた。4回裏に昨年の3冠王、松中信彦内野手(31)が待望のオープン戦1号アーチを右翼席へたたき込んだ。主砲のひと振りを口火に、これまで沈黙を続けていた重量打線が爆発。今オープン戦初の2ケタ&先発全員安打となる14安打9得点でヤクルト投手陣を粉砕した。

 右翼ポール際に飛び込んだ力強い打球が、新生ホークスの歩みの本当のスタートだった。バットを持ったまま、松中が着弾点を確認。ニコリともせず、逆に表情を引き締めるように口を真一文字に結び、走り始めた。一塁側ベンチへ腰を下ろしたとき。ようやく、背番号「3」が笑みをこぼした。「完ぺきだった。1本出たことに、とりあえずは安心しました」。4回裏。オープン戦19打席目で、ついに放物線を描いた。内角のスライダーをさばいた今季1号アーチ。昨季18年ぶり史上7人目の3冠王に輝いたスラッガーが、05年の大きな1歩を踏み出した瞬間だった。

 生みの苦しみを経験した。2月春季キャンプから左肩違和感に悩まされ、まだ大きく肩を回せない状態だ。オープン戦開幕試合(2月27日、対西武)こそ、3打数2安打と活躍したが、その後は出場した6試合でノーヒットが続いた。「どんなことでもサイクルがある。いいときがあれば、悪いときもある。打撃もそう」。昨年不調に陥ったときに思い続けた言葉を自らに言い聞かせた。

 焦りはあった。「どんな成績を残しても1本打つまでは不安」とこぼしていた。ただ、不安を隠さず、精神的なマイナス要素もしっかりと受け止め、糧とした。キャンプ中。自らが居残り特打を行う際には、2軍を含めて若手選手に打撃練習を見ることを勧めた。若手陣への〝教材〟となると同時に、周囲の視線を自らへのムチとしてきた。この日、松中は言った。「まだ、直球をきっちりとらえていない。まだ、満足できない」。打撃部門を総ナメした男らしく、表情をまた引き締め直した。

 ただ、主砲のひと振りはチームに活気を与えた。5回裏。柴原の今季1号に加え、新外国人バティスタも3試合ぶりとなるヒット(左中間適時二塁打)を放った。チームはオープン戦9試合目で14安打と、初の2ケタ安打をマーク。しかも、先発全員の〝おまけ付き〟だ。前日8日まで12球団ワーストのチーム打率2割1分8厘がウソのよう。王監督も「昨日は城島が(本塁打を)打って、今日は松中が打ったね。打つ方は試合慣れしてきたというか、試合の打撃ができてきた。ずいぶん遠回りしたけれどね」と、打線の上昇気流に手応えをつかんだ様子だ。

 この日、初めて4番松中、5番城島と「ベストオーダー」だった。3番バティスタを合わせ、クリーンアップがいずれも打点を挙げた。観衆が3万人を超えるなど本拠地・福岡ドームも今季一番の盛り上がり。王監督はジョーク交じりに「お客さんが入るといい試合ができるね。明日もたくさん入ってもらいましょう」とニッコリ。新生ホークスが、シーズン開幕への準備をしっかりと整え始めた。

負けじと柴原も1号ソロ
 9番右翼へと打順を降格されたソフトバンク柴原が、バットで存在感を見せつけた。まずは5回の第2打席。ヤクルト鎌田のカウント1-2からの内角スライダーにうまく反応。「ボールをよく見てしっかり合わせることができました」。打球は右翼席へ一直線。今オープン戦第1号ソロだ。「狙って打ったわけじゃないんですけどね。たまたまですよ」。続く3打席目も左中間へ適時二塁打を放つなど、2安打2打点と気を吐いた。


 前日8日の楽天戦(福岡ドーム)で左中間フェンス直撃の二塁打を放った。試合後、資料室へ直行。「しっかり自分のポイントで打ててたから」とビデオで打撃フォームを念入りにチェックした。「スイング軌道はいい。あとはもう少しミスショットを減らさないとね」。定位置だった中堅は、FA移籍した大村に奪われる形となっているが、高いモチベーションを持続し、開幕を迎えるつもりだ。


初スタメン城島は攻守で貢献
 オープン戦初スタメンとなった城島が、攻守に活躍した。まずは守備。2回2死二塁の場面で打者土橋の2球目に二塁へ座ったままけん制球を投げた。アウトこそならなかったが、痛めていた右肩、右ひじの不安を一掃。打撃では、1点差に迫った5回。2死二塁の好機に、カウント0-3から強引に左前へ同点適時打だ。「少し強引でしたけど、まずまずのスイングができたんじゃないですか。ランナーを返せて良かった」と笑顔だった。

高橋秀、5回4失点に猛省
 開幕ローテ入りを目指すソフトバンクドラフト5巡目ルーキー高橋秀聡投手(22=九共大)が、5回4失点の内容を猛省した。初回こそ2連続三振を奪うなど、3者凡退と好スタートを切ったが、2回に1失点。5回には4番ラミレスに3ランを食らうなど、持ち味の打たせて取る投球を披露できなかった。「先発として4失点は痛い。先発としてやっていくなら、同じ失敗を繰り返さないようにしないと」と次回登板に闘志を燃やしていた。

寺原4回無失点、ローテ入りへ前進
 ソフトバンク寺原が開幕ローテーション入りへ1歩前進した。この日は2番手として6回からマウンドへ。最速143キロの直球と113キロのカーブを駆使し、最大約30キロの緩急でヤクルト打線を翻ろう。4回3安打無失点と好投した。「今日は打線のリズムに乗ってテンポよく投げられた。腕も振れてた。今日みたいな投球を継続していかないと、先発6人には入れませんからね」。昨季0勝に終わった右腕は、さらに気を引き締めていた。

バティスタ、4試合ぶりの適時打
 ソフトバンク・バティスタが4試合ぶりの適時打を放った。5回裏に1点を返し、なおも1死二塁の好機。ヤクルト鎌田の134キロの真ん中直球を見逃さなかった。左中間フェンス直撃の適時二塁打だ。「チャンスの場面だったから、何とか打ちたかった。調子も上がってきているし、結果も少しずつ求めていかないとね」。会心の当たりに手応え十分といった様子だった。

初めて観衆3万人超え
 ソフトバンクオープン戦主催7試合目で、初めて観衆が3万人超えした。今季から実数発表に取り組み、ここまで6試合はいずれも2万人台に終わっていたが、この日は3万2160人を記録。角田球団代表は「(福岡)ドームの試合も明日(8日)が最後だし、主力の選手も出ているので、お客さんが来てくれたのだろう。いい試合だったし、これからもたくさん来てほしいね」と笑顔を浮かべていた。

<選手コメント>
◆ソフトバンク柴原(5回、1号ソロを放ち)「打ったのはスライダー。狙ったわけじゃないし、ホームランはたまたまです。それより自分にとっては、ボールをよく見て、うまく合わせることができたのが良かった」
◆ソフトバンク・バティスタ(5回、適時二塁打を放ち)「チャンスの場面だったから、何とか打ちたかった。調子が上がってきてるし、結果も少しずつ求めていかないとね」
◆ソフトバンク城島(5回、同点適時打を放ち)「打ったのは直球だと思います。少し強引でしたけど、まずまずのスイングができたんじゃないですか。ランナーを返せてよかったです」
◆ソフトバンク松中(4回、1号同点ソロを放ち)「打ったのはスライダー。完ぺきだったと思う。1本出たことにとりあえずは安心しました。ただ、直球をまだきっちりとらえられてないし、そういう点では満足はできません」


情報→スポーツナビ、日刊スポーツ九州、共同通信

かずまさの目
ホークスこれでニ連勝!また湿っていた打線も今日は大爆発!またキャッチャーが明暗を分けた試合でもあった。

3月8日 ホークスVSイーグルス 試合結果

2005-03-09 15:42:38 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVS東北楽天ゴールデンイーグルス
オープン戦
3月8日 13時03分開始 ヤフードーム
/123456789
イーグルス0000011002
ホークス10002010X4

勝利投手→杉内 セーブ→岡本 敗戦投手→渡辺
本塁打→川口(イ)、城島(ホ)
バッテリー
先攻チーム→渡辺,矢野,有銘,小倉 - 中村,藤井
後攻チーム→杉内,竹岡,フェリシアーノ,岡本 - 的場,城島


城島が初本塁打
 ソフトバンクは城島が初本塁打。7回からの途中出場で初めてマスクもかぶり、問題のない調整ぶりを示した。先発の杉内は球が切れ、5回1安打無失点と上々の内容。楽天のルーキー渡辺は立ち上がりの制球に課題を残した。

【共同通信社】

待望!城島オープン戦1号!
 待望の1発が注目のIT球団対決にケリをつけた。福岡ソフトバンク城島健司捕手(28)が楽天との初対決で豪快にオープン戦1号を放った。途中出場の7回。先頭で打席に入ると、楽天3番手の有銘から左中間スタンドへ貫録のソロ本塁打。終盤に飛び出した主砲の1発で勝負を決めた。これまで7戦1本塁打と低反発球の影響もあって低調気味だった打線に城島のバットがカツを入れた。

 快感が城島の体を突き抜けた。7回裏。先頭で初打席が巡ってきた。カウント0-1からの2球目。楽天3番手の有銘の136キロの真ん中の直球だった。「そんなに引っ張ってなかったし、打球方向も良かったと思いますよ」。自画自賛の打球は、これまでのうっ憤を晴らすかのように、ライナーで左中間スタンド中段へ突き刺さった。宮崎キャンプ中の紅白戦を通じて、25打席目で飛び出たオープン戦1号本塁打。着弾も確認しない完ぺきな一打だった。

 打ちたかった。打たなければならなかった。前日までオープン戦7試合のチーム打率は、2割1分5厘の12球団ワースト。本塁打も1日の中日戦(福岡ドーム)でズレータが放った1本だけ。6日の巨人戦後、王監督は嘆いた。「(本塁打が)出ないね。ボールが変わったとかいろいろあるが、自分たちでつかんでいくしかない」と話していた。その矢先の1発。城島は「周りがいろいろ言ってるので、今日の1発は監督が一番喜んでいるんじゃないですか」とちゃめっ気たっぷりに振り返った。

 城島スタイルを貫き通した。今季から低反発球、いわゆる〝飛ばないボール〟が導入される。スイングスピードを上げるため、バットを軽量化したり、パワーアップを図る選手が多い中、あえて城島は何も変えなかった。「人間には適応能力というものがある。ボールが変わったからといって、自分のやることは何も変わらない。とにかく慣れですよ。慣れるしかない」。宮崎キャンプも昨年同様、自分の懐に呼び込む打撃スタイルを磨くことに没頭した。サク越えよりも、まずは手元に引きつけることに集中。体の近くに投げてもらい、窮屈な体勢からのティー打撃も行った。「1センチでも引きつける。難しい球に手を出さず、ストライクを打つ」。この日の1発は、まさにギリギリまで引きつけて力で押し込んだ形の一打だった。

 「待望の1発が出たね。本当に久しぶりでした。去年いくら打っても、1本も出ないのは不安。あとは松中だね」。王監督もようやく飛び出た主軸のアーチに胸をなで下ろした。右肩、右ひじの状態が万全ではないため、この日も途中出場。だが、今オープン戦初めてマスクをかぶった。セーフにはなったが二塁送球も見せた。昨年の初アーチは3月7日の巨人戦。桑田のカーブを2打席連続でスタンドに運び去った。時期的にもほぼ同じペースだ。「万全ではないが、徐々に良くなっている。明日は状態次第だね」と今日9日のヤクルト戦での先発マスクの可能性も示唆。背番号「2」がいよいよ定位置でチームをけん引する。

杉内完ぺき!5回無失点!
 ソフトバンク杉内が、楽天相手に満点回答の投球を披露した。「ストレートがキレていました。右打ちする打者が多いので、内角を攻めていこうと思っていた」。5回をわずかに1安打。最も警戒していた関川、飯田、大島ら〝クセ者〟を寄せつけず3選手を6打数無安打に切った。奪った4三振のいずれも決め球は内角球。胸元を攻める強気の投球で、スコアボードに「0」を刻んだ。

 失敗を教訓に変えた。前回登板した2日の中日戦(福岡ドーム)では、初回に3盗塁を許すなど2失点。登板翌日からけん制とクイックモーションに取り組み、島田外野・守備走塁コーチにチェックをしてもらった。「練習のときにはクイックが速くできるけど、試合になるとまだまだ遅いですから」。謙そんしたサウスポーだが、5回無死一塁の場面では、指名打者デイモンの打席で、足を大きく上げる一塁けん制。続く大島、中村の打席ではクイックモーションで、一塁走者吉岡をベースにクギづけにした。

 開幕2カード目となる楽天戦に先発する可能性が高い。この日の好投で、精神的にも大きなアドバンテージを得たことは確かだ。「今、開幕しても全然、OK。開幕が待ち遠しい」。昨年、試合中に両手を骨折し、2勝しかできなかった男の言葉にも自信がみなぎってきた。【浜崎孝宏】

 ソフトバンク王監督(先発杉内の好投に)「ゆったりした投球フォームからキレのある球を投げていた。リズムが良かった。相手打者が自分のスイングをしていなかった」

カブレラ初2安打!
 ソフトバンク 新外国人ホルベルト・カブレラ内野手(32=マリナーズ)が、来日初のマルチ安打をマークした。1点リードで迎えた2回無死。楽天のルーキー渡辺の真ん中高めの直球を右中間に運ぶ二塁打。3打席目にも外角直球を球に逆らわず、右方向にはじき返す二塁打だ。この日、3打数2安打の活躍でオープン戦通算打率も試合前の1割5分8厘(19打数3安打)から2割2分7厘へ上昇。「タイミングは良くなってきているけどまだまだ」。コメントとは裏腹に表情は明るかった。

大村が4試合ぶり打点
 ソフトバンク 大村が、4試合ぶりに打点を挙げた。1点リードで迎えた5回。的場の中犠飛で1点を追加し、なおも1死三塁。2番手矢野のカットボールを見事にとらえ、左中間に適時二塁打を放った。「最低でも外野フライの場面なのでファーストストライクを思い切り振っていこうと思っていた」。この回の先頭柴原、荒金が快音を残した後とあって「僕も打てて良かったです」と笑顔を見せていた。

荒金が好走塁
 ソフトバンク 荒金が好走塁を見せた。1点リードで迎えた5回。無死二塁から中前打を放った荒金は、センター飯田の本塁バックホームを確認すると判断よく二塁を陥れた。続く無死二、三塁から的場の中堅犠飛で三走の柴原が本塁生還。この間に荒金はきっちり三塁へ進塁。「森脇コーチから、暴走気味でも走ってこいと言われていたし、走塁の判断力は試合でしか身につかない」と納得の表情だった。

フェリ&岡本完ぺき救援
 ソフトバンク 新外国人ペドロ・フェリシアーノ投手(28=メッツ)と岡本が、完ぺきな救援ぶりを見せた。助っ人左腕は2点リードで迎えた8回から3番手で登板。緩急自在の投球で打者3人で切った。9回から登板した岡本もカーブとキレのいい直球を低めに集め、3者凡退で試合を締めくくった。中継ぎ陣の出来を心配する王監督も「フェリシアーノも岡本も良かった」とひと安心した様子だった。


情報→スポーツナビ、共同通信、日刊スポーツ九州

かずまさの目
久々の勝利でホークスオープン戦2勝目です。内容はとてもよい試合だったと思います。ただジョーがマスクを守るだけでこれほど変わると言うのはいいのか?悪いのか?・・・。来年のことも考えるとこの状態では、やばいです。とりあえず二勝目おめでとうございます。

3月6日 ジャイアンツVSホークス 試合結果

2005-03-07 12:18:45 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVS読売ジャイアンツ
オープン戦
3月6日 13時01分開始 ヤフードーム
/123456789
ジャイアンツ0200010014
ホークス0200000002

勝利投手→三木 セーブ→河原 敗戦投手→吉武 本塁打→清原、矢野
バッテリー
先攻チーム→桑田,三木,中村,柏田,河原 - 阿部,村田
後攻チーム→和田,吉武,山田,岡本,三瀬 - 的場,領健

■和田、巨人戦登板が収穫

 和田は5回を2安打。しかし、2回には先頭の清原に四球を与えるなど、計3四球で1死満塁とされ、そこから2点を失った。左腕は「清原さんは威圧感があった。でも、四球からの失点はチームの士気にも影響する。しっかりなくしていかないと」と反省した。
 今季からは交流試合が行われるだけに、「左腕に弱い」と言われる巨人戦では、和田の登板機会がありそうだ。「(巨人の)すごい打線とオープン戦で対戦できたのは収穫。シーズンでいきなり対戦するより、雰囲気を味わうだけでも違いますから」と“本番”を見据えていた。(ヤフードーム)

【共同通信社】

05年型和田が完成
 ソフトバンク和田が、カーブ搭載の「05年モデル投球術」を完成させた。巨人戦先発で5回2失点ながら、許した安打はわずか2本。立ち直らせたのは、今春のキャンプで、完全習得した「カーブ」だった。

 2回。先頭清原を歩かせるなど3与四球でピンチを招き、併殺崩れと適時打で2失点を許した。この回だけで実に39球を費やした。「1、2回は投げている心地がしなかった。清原さんは威圧感、雰囲気があって自分がやられたけど、3回からはちゃんと投げられた」。わずか2球のカーブで立ち直った。最初は3回1死。高橋由への初球、縦に大きく割れる110キロのカーブで簡単にストライク。2球目が甘く入った真ん中高めの直球ながらも、打者の目線をそらした影響で打ち損じ(中飛)を誘った。「カーブがあるぞというだけで投球の幅が広がる」。5回2死。仁志にも、109キロのカーブで初球ストライク。カーブも意識させながら最後はチェンジアップで遊ゴロに打ち取った。3回以降の3イニングは、打者9人で仕留め、わずか31球。別人だった。

 カーブは、浜田高時代からの持ち球も、早大時代に痛打を浴びるケースもあり、あまり好きな球種ではなかった。しかし昨年の反省から「好き嫌い」をなくした。昨年8月。1年目は「お得意様」だった西武打線につかまり出した。豊倉スコアラーに相談し、約3時間話し込んだ。結論は、直球とスライダーの緩急差(約15キロ)ではバットに当てられるということだった。カーブなら緩急差は約25キロに広がる。

 タレントがそろう巨人打線に通用した。「カーブに使えるメドが立った。今度は打者が振ってくるカウントでも使ってみたい」と胸を張った。新人から3年連続2ケタ勝利を狙うサウスポーは、さらに「遅球」の完成度を高めるつもりだ。



12球団ワーストの打率へ

 ソフトバンク打線の沈黙はこの日も続いた。散発5安打ノーアーチで、チーム打率は12球団ワーストの2割1分5厘にまで落ちた。王監督の嘆き節も止まらない。「(本塁打が)出ないね。いずれにしても、求めていかないと出ないからね。ボールが変わったとかいろいろあるが、自分たちでつかんでいくしかない」。試合後、ユニホームのまま約1時間も松中ら野手陣の居残り特打を見守った指揮官の姿が、危機感の表れだった。

 10日までにチームを仕上げようと、主力野手陣を優先的に先発出場させてきたが、快音が響かない。対照的に、巨人は清原を含め、この日2発。王監督は「(清原は)見事な本塁打だった。ボール(低反発球)も関係なかったね」。1日も早く自軍の選手にその言葉を送りたいというのが本音だろう。オープン戦とはいえ、7試合1勝4敗2分けで日本ハムと並んで最下位タイ。開幕に向け、打線の方は、なかなか〝寒波〟を抜け出す気配を見せてくれない。

情報→スポーツナビ、日刊スポーツ九州、共同通信

3月5日 ジャイアンツVSホークス 試合結果 (巨人主催ゲーム)

2005-03-06 13:20:25 | ホークス試合結果
読売ジャイアンツVS福岡ソフトバンクホークス
オープン戦
3月5日 13時02分開始 ヤフードーム
読売ジャイアンツ主催のゲーム
/123456789
ホークス0010000001
ジャイアンツ02000042X8

勝利投手→真田 敗戦投手→斉藤 本塁打→ローズ
バッテリー
先攻チーム→斉藤,松,佐藤,神内,フェリシアーノ - 大野
後攻チーム→真田,前田,中村,シコースキー,ミセリ - 小田,阿部


打てない打線に緊急ミーティング
 豪快に生まれ変わったはずのタカが、なかなか羽ばたかない。完敗の巨人戦後、一塁側ベンチ裏に現れたソフトバンク王監督は「5分待っててね」と言い残すと通路に姿を消した。野手だけを集め、緊急ミーティング。オープン戦では異例のシーンが、新生ホークスの苦もんぶりを象徴していた。

 王監督 まだ結果が出ていないから戸惑いもあるだろうが、芯(しん)で打たないと。打球が弱々しいよね。結果はどうでもいいのだが、自分なりのタイミングの取り方をやらないと。どんな怪力でも芯で打たないと飛ばせない。今まで通りではいかないのだから余計にね。

険しい表情を浮かべるのも無理もない。親会社の豊富な資金力を生かし、総額約23億円をかけて新外国人バティスタ、カブレラを獲得。重量打線を組んだはずが、オープン戦6試合で本塁打はズレータの1本だけ。今季から導入された「低反発球」の影響もあってか、2月キャンプ中の練習試合、紅白戦を含めると実戦10試合で1アーチの計算。この日、打線は7安打とオープン戦全6試合1ケタ安打。公式戦ではないとはいえ、1勝3敗2分で10位タイ。チーム打率2割2分2厘もパ・リーグ5番目と、何とも寂しい限りだ。

 この日、対戦した巨人がローズの1発を含む12安打と打ちまくり、ソフトバンク打線の沈黙ぶりが余計に際立ってしまった。この日の先発メンバー(野手)の今季年俸総額(推定)は約16億円。全選手の年俸総額(推定)が約19億円の楽天はチーム打率2割4分1厘、3本塁打でオープン戦3勝1敗の3位につけている。

 さらに防御率3・98もパ・リーグ4番目で、楽天(2・31)オリックス(3・20)よりも悪い。王監督は「明日はもう少し、いい試合をしましょう」と会見を締めくくった。「能あるタカはツメ隠す」。王監督も打線爆発の日を信じるしかなかった。

斉藤には収穫多い巨人戦マウンド
 悪夢を見事に振り払った。開幕投手候補のソフトバンク斉藤が、巨人相手に5回5安打2失点の投球をみせた。「これほどの打線はないので、いい経験になった。もっと状態が上がっていけば、抑えられる自信が持てた」。2回にローズに1発を浴びたが、収穫は大きかった。


 1年前の昨年の3月6日。本拠地・福岡ドームで、この日と同じ巨人戦に登板も、5回12安打8失点。「昨年、楽に投げられる感覚がなかったが、今年はそういう感覚が体についてきているのが収穫」。試合中に投球フォームを修正し、ボールを思いのままに操った03年(20勝)の感触が戻ってきた。

 前夜(4日)は「師匠」と仰ぐ小久保と食事に出かけた。初球ストレートの約束を守り、左前打を〝プレゼント〟したが、2打席目は142キロの直球で右ファウルフライに仕留めた。3・26の開幕まであと20日。「後は走者を背負ってからのコントロール」。3年連続開幕投手へ、斉藤の言葉も自信に満ちあふれてきた。

フェリシアーノが3連打浴びる
 新外国人ペドロ・フェリシアーノ投手(28=メッツ)が、左の中継ぎ争いから1歩後退した。8回から5番手で登板。先頭元木の右前打を皮切りに、いきなり3連打を浴び2点を献上。阿部と川中の左打者からは三振を奪ったものの、試合後の王監督は「打たせて打ち取るタイプだけどね。ボールが高いというのもあったけど、それにしてもね…」と渋い表情だった。

佐藤は2軍行き
 3番手で登板した佐藤は、4失点の結果に2軍行きとなった。1点ビハインドで迎えた7回からマウンドへ。4安打を浴びるなど1アウトも取れず4失点で無念の降板だった。「打者を追い込んだ後、ストライクを取りにいったのが悪かった。全体的に球も高かった」。試合後、ファーム調整を命じられ「ひと息入れ直して頑張ってきます」と巻き返しを誓っていた。

守備の連係に不安
 森脇内野守備・走塁コーチが、連係プレーに苦言を呈した。2回1死一、三塁。巨人小田の中飛で、三塁走者キャプラーがタッチアップ。大村の返球は左にそれたが、中継プレーに入った一塁手ズレータがカットせず、ボールはホーム後方へ。斉藤がバックアップしたが、その間に一塁走者清水の二塁進塁を許した。得点こそならなかったが、クロスゲームでは勝敗を左右するプレーだけに「ズレータが取るそぶりを見せなかったのが緩慢に見えたが、大村の返球がスライダー回転していたらしい。声かけとか捕手と(カットマン)の連係がちょっとね」とみけんにしわを寄せていた。

神内が中継ぎ左腕に一歩前進
 4年目の左腕がスクランブル登板で成長をアピールした。ソフトバンク神内がオープン戦2度目のマウンドを終え、安どの笑みを浮かべた。「不利な場面で投げることは、チャンスだと思っていきました」。7回裏。3番手佐藤が巨人打線に打ち込まれ、無死二塁で代打後藤を迎え、急きょ登板を告げられた。この日は登板予定がなく、試合序盤にピッチングを終え、ブルペン待機していたところだった。後藤を右飛に打ち取ると、江藤、亀井を連続三振に斬(き)った。1回を投げ、無失点。堂々の投球に、王監督は「去年より伸びてきたね。持ち味を出している」と目を細めた。


 もともと、伸びのある直球と縦に大きく割れるカーブには定評があった。03年2月の春季キャンプでは、アテネ五輪のため各球団のキャンプ視察を行っていた長嶋茂雄氏の目に止まった。「球威には目を見張るものがあった」と、印象に残った投手にも名を挙げられた。昨年初めて1軍昇格を経験。12試合に登板し、0勝1敗、防御率5・84。走者を置いた場面での投球と制球難を克服することが課題に残った。

 この日は無四球。「四球を出してはいけない場面で踏ん張れた」。亀井にはカウント2-3から2球ファウル後に、外角低めの直球で空振り三振に仕留めた。今春キャンプの声だしで「(同期入団の)寺原を越えます」と宣言した負けん気の強さに加え、粘り強さも身につけ始めた。

江川がオープン戦初打席初安打
 ドラフト1巡目、江川智晃内野手(18=宇治山田商)が、オープン戦初打席でいきなり初安打を放った。この日から1軍に合流したルーキーは9回1死から代打で登場。昨年まで米メジャー・アストロズで活躍していた巨人ミセリから、詰まった打球で三塁へのボテボテのゴロながら内野安打。2日の練習試合(韓国・斗山ベアーズ、雁の巣)でも初打席初安打を放っており「(初安打は)運がいいし、正直いってうれしい。ほどよい緊張感で楽しかった。これからもどんどんフルスイングをアピールしたい」と鼻息も荒かった。

情報→スポーツナビ、日刊スポーツ九州

3月4日 ホークスVS ベイスターズ 試合結果

2005-03-04 18:17:24 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVS横浜ベイスターズ
オープン戦
3月4日 13時01分開始 ヤフードーム
/123456789
ベイスターズ000 0101002
ホークス0000100102

9回規定により引き分け
バッテリー
先攻チーム→加藤、土居、三浦、山田、染田、吉川-相川、鶴岡
後攻チーム→馬原、グーリン-的場

馬原が5回1失点
 ソフトバンクの先発候補、馬原が切れのあるスライダーを軸に5回を1失点と好投した。横浜は三浦が2回無失点ながら、3安打2死球を許し、内容はいまひとつ。新人の岸本は全体的に球が高く、2回を3安打1失点だった。

【共同通信社】

■先発入りに一歩前進 スライダー切れた馬原

 2年目の馬原が、残り2枠の先発ローテーション入りへ一歩前進した。5回を4安打1失点の内容に「変化球を低めに集めて、打たせて取る投球ができたと思う」と手応えを得た様子だった。
 この日は、2つのテーマを胸にマウンドに上がった。「緩急」
「早いカウントで打たせること」。先発投手として、長いイニングを投げることを念頭に置いてのものだった。特にスライダーは効果的で、2回から4回までいずれも3者凡退。理想的な投球だった。 しかし、5回は2死走者なしから3連打を浴びて1点を失い、課題も残った。「詰めが甘い。もっと状態を上げていかないと、シーズンに入ってもやられる」。昨季は即戦力の評価で3勝に終わった右腕だが、危機感を抱いて臨む今季は先発を勝ち取り、白星を積み重ねるつもりでいる。

【共同通信社】

■加藤、無念の途中降板 横浜

 加藤が1回、2人目の打者の打球を右腕に受けて降板。今季から先発転向を狙う右腕は「チャンスをつかもうと気合が入っていたのに、残念」と悔しがった。
 幸い、病院に行くほどではなかった。だが、前の試合でも吉見が危険球で退場と、先発にアクシデントが相次ぐだけに、牛島監督は「おはらいに行かないと」と、軽口にも表情はさえなかった。(ヤフードーム)

【共同通信社】

■新ボールへの対応に課題 初登板で2死球の三浦

 昨季までなら考えられないシーンだった。昨季通算5死球の三浦が、1イニングで2死球を与えた。ともにスライダー系の変化球で左打者の内角を狙ったが、イメージした軌道より曲がりが大きかった。ボールは今季から導入される縫い目が綿のもの。「力んだ部分がある」と、オープン戦初登板の緊張感を主因に挙げたが「指に引っ掛かり過ぎた。コントロールできない状態だった」。新ボールの対応に課題があることをうかがわせた。
 綿のボールは従来の麻よりも縫い目が高く、横の変化球は特に曲がるといわれる。投手有利と思われがちだが、三浦のように左打者の内角にスライダー系の変化球を投じ、打たせて取るタイプには
「もろ刃の剣」と言えそうだ。横浜の本拠地と同じ使用球だけに
「次は修正したい」との言葉に危機感がにじんだ。
 ただ、三浦が昨年出場したアテネ五輪では似たようなタイプのボールが使われた。その時は1カ月で微調整しており「その経験は大きい」と自信ものぞかせる。牛島監督は「十分、修正できるやろ」。開幕投手の最有力候補への信頼感を口にした。

【共同通信社】

情報→スポーツナビ、共同通信、日刊スポーツ九州


かずまさの目
 久々の平日昼間の試合でした。僕も家に帰ってきて携帯をいじくってたら野球がやっていることに気付きました。また引き分けですね。まだオープン戦ですから今のうちに負けておくのがいいと思います。


3月3日 ホークスVS カープ 試合結果

2005-03-04 17:00:39 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVS広島東洋カープ
オープン戦
3月3日 18時02分開始 ヤフードーム
/123456789
カープ0000010001
ホークス100000001X2

勝利投手→三瀬 敗戦投手→永川 本塁打→嶋
バッテリー
先攻チーム→大竹、沢崎、広池、永川-石原、倉、木村一
後攻チーム→新垣、神内、山田、三瀬-領健、的場

山田、無失点も制球に課題
 ソフトバンク山田が、制球力不足を反省材料に挙げた。1―1で迎えた7回から3番手で登場。8回には2四球を与え2死一、二塁のピンチを招いた。何とか無失点で切り抜けたものの「今日は投球のテンポが悪かった。ボール自体は低めにいっていたけど、次はコントロールに気をつけたい」。2回無安打無失点も、7回の1四球を合わせ計3与四球の内容に首をかしげていた。

ソフトB、球団公式ソングを制作
 ソフトバンクが球団公式セレモニーソング「勝利の空へ」を制作した。歌手で福岡県久留米市出身の藤井フミヤが作詞作曲し、今季から試合前に球場内で流される予定。シーズン開幕の3月26日(対日本ハム)に藤井が披露することになっており、4月27日からCD発売される。ソフトバンク関係者は「セレモニーソングは試合前に気持ちを高めてもらう歌。『いざゆけ若鷹軍団』とともに盛り上げていただきたい」と話していた。

神内、嶋に手痛い1発
 中継ぎで開幕1軍を狙うソフトバンク神内が、手痛い1発に悔しさをにじませた。1点リードで迎えた5回から2番手で登板。6回無死から、先頭嶋に投じた真ん中高めの直球を右中間スタンドに運ばれた。「ストライクを取りにいってしまった。何をしているんだという感じ。今日は失敗したんで次からはノーミスでいかないと」。新外国人フェリシアーノ、松らライバル左腕とのし烈な争いもあるだけに2回3安打1失点の投球内容にも納得いかない様子だった。

新垣、貫録の4回無失点
 シーズン開幕投手を狙うからこそ「無失点」にこだわった。ソフトバンク新垣が、笑顔を浮かべながら会見場に現れた。「0に抑えようと思っていた。コントロールを第一に考えて投げた。球速が控えめ? 思い切り投げてないからでしょう」。ジョークを交えながら、オープン戦初マウンドを振り返った。広島相手に4回を投げ、2安打無失点。貫録のスタートだった。

 剛球に頼らない投球を身につけた。2月の春季キャンプから修得に乗り出したツーシームを4球試投。「コースに投げれば抑えられる。ツーシームも使えると思った」。この日、直球の最速は143キロながら、要所を切り抜けたのも、投球の幅を広げた自信の裏付けがある。目標とする開幕投手の本命は斉藤。それでも、新垣は「どうなるか分かりませんが、僕はやるべきことをやります」と、あきらめていない。王監督は「(開幕投手は)十分にチャンスはある」と話した。チャンスがある限り、背番号「18」は大役を狙い続ける。

三瀬、1回を無安打無失点
 ソフトバンク 昨年、パ・リーグ最優秀救援投手の三瀬がオープン戦初登板で、好投をみせた。同点で迎えた9回から4番手として登板し、1イニングを無安打無失点。それでも2死から松本奉に四球を与えたとあって、渋い表情。「久々だったんで力みました。制球力が反省材料ですね」。2死一塁からは自慢のスライダーで三ゴロに仕留め、余裕のマウンドさばきに映ったものの「オープン戦でも1年目と同じ気持ちで何とか結果を残していきたい。1試合でも多く投げたい」と浮かれた様子はなかった。

ソフトバンク、サヨナラで歴史的1勝
 ソフトバンクが、待望の初勝利をサヨナラ勝ちで決めた。1―1の同点で迎えた9回裏。2死二塁から荒金が、右越えにサヨナラ安打を放った。オープン戦3試合で、2敗1分けと実力を発揮できなかった新生ホークスだが、4試合目にして劇的白星。本拠地・福岡ドームで歴史的1勝を飾った。

 王監督の野太い声が記者会見場の選手サロンに響き渡った。「いやあ、やっと1つ勝ったよ。何だかんだ言って、投手が頑張ったからな」。まるで公式戦のような口調だ。オープン戦4試合目。待ちに待った、ソフトバンク初白星だ。ホークス監督として11年目を迎えた指揮官も、興奮を抑えきれなかった。

 劇的な勝利で、新たな歴史の幕を開けた。同点の9回裏2死二塁。5年目の荒金が大仕事をやってのけた。広島永川の外角高めの直球をはじき返した。打球はライト井生の頭上を越えた。新生ホークス初勝利がサヨナラ勝ちとあって、王監督の表情が崩れるのも無理はなかった。

 新球団の1歩目は、ソフトバンクならではの状況から生まれた。荒金が言った。「島田コーチから今年はチャンスが少ないと言われていた。4打席立つチャンスは今日しかないと思っていた」。昨シーズン終了後、チームは親会社の豊富な資金力をバックに、新外国人バティスタ、カブレラに加え、外野手もFAで大村を補強。主力野手陣の調整を優先させるため、若手陣の先発出場機会は少なくなっていた。荒金もこの日がオープン戦初スタメン。王監督は「彼(荒金)も必死だろうからね」と、チームの底上げに手応えありといった様子だ。

 ここまで3試合で2敗1分けと結果は出なかったが、王監督はノーサインを貫いた。目先の勝利にこだわらず、シーズンを見据えている。すべては孫オーナーの目標に掲げる「世界一」を実現させるべく、気持ちをシーズンに集中している。64歳の指揮官は今年から玄米食を取り入れている。「これまで、いかにかんでなかったかが分かるよ」。人一倍健康に気をつかうのも、心身ともに万全でなければ、勝負の1年に臨めないからだ。サヨナラの瞬間、本拠地・福岡ドームは大歓声に包まれた。新生ホークスの世界一への挑戦が、いよいよスタートした。


情報→スポーツナビ、日刊スポーツ九州

かずまさの目
 やっと初勝利ですね。試合の方もよかったですが、勝った後のセレモニーも若干変わっていました。開幕戦でもこのセレモニーが見たいです。

3月2日 ホークスVSドラゴンズ 試合結果

2005-03-03 17:01:14 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVS中日ドラゴンズ
オープン戦
3月2日 18時01分開始 ヤフードーム
/123456789
ドラゴンズ2000000204
ホークス0200000024

9回規定により引き分け
バッテリー
先攻チーム→朝倉、樋口、中田、金剛、遠藤、久本-清水将、小山
後攻チーム→杉内、吉武、松、岡本-大野

主軸打者は元気なし?
 ソフトバンク 中日投手陣の前に、自慢の強力打線も沈黙した。この日は3番バティスタから6番カブレラまでの4人で、計12打数1安打。同点で迎えた5回1死満塁の好機では、バティスタが三併に倒れるなど、主軸がブレーキとなった。それでも王監督は「主力組はまだ結果が出てないけど、実績があるのだし、まったく心配はしていない。まだまだこれからですよ」と余裕の表情だった。

吉武2回無失点
 ソフトバンク 右の中継ぎとして期待される吉武が、順調な仕上がりぶりをアピールした。2―2で迎えた5回から2番手でオープン戦初登場。2回を1安打無失点の好投。6回無死一塁の場面も、自慢のシュートで井端を詰まらせ、遊ゴロ併殺でしのいだ。「いい感覚で投げられた。リズムよく投げることを意識していたけど自分のイメージ通りの投球ができた」。昨年、13試合登板に終わった男は、手応え十分の様子だった。

引き分けにホッ
 ソフトバンク オープン戦開幕3敗を免れる引き分けに、王監督も安堵の表情だ。試合後、会見場に現れると開口一番「やっと黒星じゃなかったよ」と笑みを浮かべた。2点ビハインドの9回裏、打線が4安打を集中して同点に追いついた。「最後は経験豊富な選手たち(鳥越、柴原、宮地、大村)がやってくれたね。いやあ、黒丸(黒星)じゃなくてよかった」。勝敗は関係ないオープン戦とはいえ、ホッとした様子だった。

宮地猛アピール3打点!
 ソフトバンク 外野の定位置獲得を狙う宮地が、バットで存在感をアピールした。2点を追う2回無死満塁。カウント1―3から内角直球を振り抜き、右翼線に運ぶ2点適時二塁打だ。「積極的に打ちにいって、アピールしたかった」。9回にも左腕久本から中前適時打を放つなど、左投手も見事に攻略。この日4打数2安打3打点の活躍をみせたプロ16年目のベテランは「あとは(新外国人の)カブレラが二塁から外野にこないことを祈るだけ」とお口のほうも絶好調だった。


杉内走られっぱなし・・・
 ソフトバンク杉内俊哉投手(24)が、オープン戦初マウンドで「弱点」を露呈した。中日打線相手に4回を投げ、3安打5奪三振の2失点投球。結果は無難なスタートも、杉内は反省の弁に終始した。「初回です。盗塁を3つもされたので。けん制とかクイックモーションをもっと練習しないといけない。ボール自体は良かったので、もったいないです」。無理もない。いきなり、1回表に3盗塁を許す〝走られ放題〟だ。

 まずは中日の1、2番コンビに揺さぶられた。1番荒木、2番井端ともに、あっさり二盗を許した。内容も悪い。荒木には2球目にスタートされ、井端には初球に走られた。さらに、昨季8盗塁の4番福留にまで二盗される始末。この日、正捕手城島ではなく、大野が先発マスクだったとはいえ、昨年セ・リーグでトップのチーム95盗塁の中日の走力をまざまざと見せつけられた。試合後、王監督は「杉内はいい投球で持ち味を出していた。盗塁? 無警戒なところがあったな。あれだけ簡単に走られると、チェックポイントがあるようだ」と、杉内にクセがあることを示唆。さっそく、島田外野守備・走塁コーチがけん制とホームに投球するときにフォームに違いがあることを指摘するなど、杉内にメスが入れられた。

 名誉挽回(ばんかい)というわけではないだろうが、杉内は2回以降、パーフェクト投球を披露。「これからは走られないようにします」。昨年の両手小指骨折からの完全復活を期す杉内に、新たな課題が見つかった。

 ソフトバンク尾花投手コーチ(初回、3盗塁された先発杉内について)「立ち上がり硬くなってたんだろうな。クセ? どんどん出して、直していけばいいんじゃないの」

 ソフトバンク島田外野守備・走塁コーチ(杉内のクセについて)「体のズレと間合いのこと。入団当初からあったもの。本人も自分の間合いで投げたい、というのもあるだろうし…。この時期に出てよかったよ。おれが相手チームだったら(盗塁するのは)シーズンにとっておくけれどね」

情報→スポーツナビ、日刊スポーツ九州

3月1日 ホークスVS ドラゴンズ 試合結果

2005-03-01 23:01:47 | ホークス試合結果
福岡ソフトバンクホークスVS中日ドラゴンズ
オープン戦
3月1日 18時02分開始 ヤフードーム
/123456789
ドラゴンズ0130001005
ホークス0103000004

勝利投手→石井 セーブ→高橋聡 敗戦投手→佐藤 本塁打→ズレータ
バッテリー
先攻チーム→マルティネス、岡本、平井、石井、鈴木、高橋聡-柳沢、小山
後攻チーム→倉野、和田、佐藤、フェリシアーノ-的場


和田が2回無安打
 ソフトバンクの和田が2回を無安打。3者連続三振を奪うなど、ボールに勢いがあった。先発の倉野は4失点と制球に課題を残した。中日の新外国人マルティネスは本塁打を浴びはしたが、丁寧な投球で内容はまずまずだった。

【共同通信社】

孫オーナー「本番は白星で」

 孫正義オーナー(47)に、新チーム初白星を贈れなかった。1日、今季初の本拠地・福岡ドームでのオープン戦〝開幕戦〟で、昨年のセ覇者の中日に1点差で敗れた。観戦に訪れた孫オーナーの前での初の〝御前試合〟も黒星。しかし、ズレータが1発を放てば、新戦力カブレラも初盗塁をマーク。新チームの地元ファンへのお披露目に、孫オーナーも、シーズン開幕の3・26日本ハム戦も観戦する意向で、開幕ダッシュへの手応えを胸に、本当の「世界一」への船出の日を期待していた。

 世界一を目指す新生ホークスにしては、ちょっぴりホロ苦いスタートとなってしまった。チームは本拠地・福岡ドームに「初見参」したが、今季初勝利はまたも持ち越し。王監督は「全体的に中日の投手陣はいい。昨年、投手陣で勝っただけのことはあるね」と昨年のセ覇者の落合竜を持ち上げたが、悔しくないはずがない。孫オーナー初の〝御前試合〟。「1つ1つ、1つ1つ調子を上げていきましょう」。淡々と試合を振り返りながらも、同じフレーズを繰り返すあたりに、勝利への執念をにじませた。

 ただ、オープン戦開幕2連敗スタートだが、チームの状態は確実に上がっている。2回裏に大砲ズレータが右翼席へ豪快に1発をたたき込んだ。2月春季キャンプで3試合の紅白戦でもなかったアーチが、ようやく飛び出した。6回裏には新外国人カブレラが、二盗に成功。投げては左腕和田が2回無失点発進。勝利には結びつかなかったが、徐々に選手各自が持ち味を出してきた。

 試合後、報道陣の前に孫オーナーは、晴れやかな笑顔を浮かべながら現れた。「オープン戦なので調整があるでしょう。松中くんや城島くんは肩(違和感)のことがあるようですが、本戦が始まる前に万全の態勢を整え(シーズンに)臨んでほしい。シーズンが楽しみです」。黒星にも、世界一への第1歩を踏み出したことには感激した様子だった。試合中はインターネット生中継の状況を自ら確認。「興奮しました。ソフトバンクの名のついた歌を皆さんに歌っていただき、感激です」。黄色のジェット風船が打ち上げられた7回裏には、目を潤ませていたという。

 インターネット生中継でも予定していた時間に開始できない一幕もあったが、こちらも試合序盤で問題解消。孫オーナーはシーズン開幕戦となる3月26日の日本ハム戦についても「できれば来たいと思っています」と話した。世界一への本当の1歩はもちろん白星で踏み出す


和田があこがれ球団をピシャリ

 ソフトバンク和田が、あこがれの「ドラ斬り」を果たした。昨年のセ・リーグ覇者・中日相手にツケ入るスキを与えなかった。4―4で迎えた5回から2番手で登板。キレのある直球と変化球を内外角へ投げ分けた。「去年は低めの直球がタレていたけど今日は伸びていた。状態を上げていけば理想に近づける」。6回にはアテネ五輪の〝戦友〟4番福留に対し、相手が尻もちをつくような胸元への攻めの投球。結果は四球に終わったものの、後続を3者連続三振に仕留めた。「四球は三振を狙って力んでしまった。味方の打者にリズムを生むテンポのいい投球をしたいですね」。2回を無安打無失点の投球に納得の表情だった。

 和田は、小学5年生まで愛知県で生まれ育った。もちろん、幼年時代は中日ファン。「中日が負けると泣いてたこともありました」と母照子さんも振り返った。

 入団以来、過去2年間は春季キャンプでけがに泣かされ、満足いく開幕を迎えたことがない。だからこそ今年の春キャンプでは走り込みを中心に、肩とヒジをケアしながらの万全調整を行ってきた。「味方の打者のリズムを壊さないようにテンポよく投げたい。手応えもあるし今年は楽しみ」。2年連続2ケタ勝利をマークした和田が、3年目へロケットスタートだ。

 情報→スポーツナビ、共同通信、日刊スポーツ九州

かずまさの目
 仮想2004年の日本シリーズの再現(笑)。和田投手は完璧のピッチングでした。またこの試合はネット中継がありそのアクセスは11万人とか??