福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

高野山参拝記

2017-04-21 | 頂いた現実の霊験

高野山参拝記

今日は大師様の日なので、所要の途中で高野山に参拝してきました。未明に起きて奥の院をいつものように参拝しました。5時ころになったのでもう薄明るくなっていました。参道に私の下駄の音が響きます。すると向こうから参拝を終えたらしき老尼が長い杖にすがってやってこられました。この方は未明にお参りすると何十年も前からいつもお見掛けする方です。ある人に聞くとこの方は由緒ある方のご縁の方でその方を忍んで何十年間も毎朝奥之院をお参りされているそうです。初めて「おはようございます」と声を掛けられました。腰は90度に曲がっているというのに声は意外と若々しいお声でした。

 御廟前では下座して理趣経をあげます。いつもより遅い時間なのに二名しかお参りの方はなくこころゆくまで拝めました。御廟の上の空をみあげると気のせいか御大師様のお姿がかすかに浮かんでいるように見えました。10数年前初めて四国遍路したとき御厨人窟の前の売店のおかみさんがの上を指して「信心深い人は御大師様が見えるのです」といわれても自分には見えなかったことを思い出しました。今回は反対に御大師様を感じました。本当にありがたいことです。帰りの参道では黒人の若い男女にすれ違いましたが、すれちがいざまにその女性の方から「おはようございます」とただたどしい日本語で挨拶され、びっくりしました。こちらもあわてて挨拶を返しましたが、御大師様のお徳が海外の方にまで及んでいると思うと目頭が熱くなりました。

その後、師僧の墓も掃除して我が家の墓にもお参りし一旦宿にかえり、9時からの「万灯会」参拝に再度奥の院をお参りしました。久ぶりに中曲理趣三昧を拝しありがたさも一入でした。こういうところへ出仕できる僧侶の方々はよほ前世で功徳を積まれた方々なのだろうといつもながらうらやましくなります。

帰りは四国遍路成満のご夫婦とお話しできました。この初老のご夫婦は25日でバスなどを使いながら回ったといいます。何処でも接待され、また道も親切に案内されて非常にスムースに回れたとすがすがしいお顔で話されます。御大師様の日に高野山にお礼参りに来てこの「万灯会」を参拝できるようにように計画して回ったといいます。計画も素晴らしいですがその通りに回れたことがもっとすばらしいことです。今回はいつもの参拝以上に収穫の多かった参拝でした。犬も歩けば棒にあたるとはこのことでしょう。

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