福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・18

2017-11-18 | 頂いた現実の霊験
十三佛は自己曼荼羅を導く究極の密教曼荼羅であること・・18
この中で何故に我が国の八百万の神を外金剛部院として列せざるのであるやという疑問は屡々密教曼荼羅について遭遇する疑問である。わが国に密教の伝来したのは平安初期、このころは聖武帝以来の本地垂迹説が既に上下に信じられていた時代であったので、佛を拝すれば日本の神祇は全くその中にありとせられたる時代である。この十三佛曼荼羅の成立するころには全く佛の他に神祇を別扱いにする必要を見ざる時であった。さればこの十三佛曼荼羅は純日本式ともいうべきもので密教曼荼羅の最後発達の曼荼羅で両部不二の思想の基に立ちたる理想的のものであって、この一曼荼羅あらば金胎両部の根本曼荼羅を要せぬのである。この深義ありてこそ民俗に最も流行せられたる所以が知らるるのである。
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