『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

知らないと恥をかく世界の大問題8 池上彰薯

2017-11-16 09:12:40 | 日記

自国ファーストと正しいものではなくとも、自分の利益、人の心を揺さぶるものに人はついていってしまう。日本国内でも、都民ファーストを掲げ希望の党を設立した小池・若狭コンビが退場し、都民・国民の希望は急速にしぼみました。結局、世の中を知らない知識不足の国民は政治家にいいように振り回されるだけです。池上彰さんの本は現状認識には役立ちますが、正直退屈本です。

以下コピー

ポスト・トゥルースとは、「世論形成において、客観的な事実より、虚偽であっても個人の感情に訴えるものの方が強い影響力を持つ状況。事実を軽視する社会。直訳すると『脱・真実』。事実か虚偽かは重要ではない、虚偽であっても自分に都合の良い情報であればそれで良いなどという風潮も含まれる。」ということらしいです。そんな時代を我々は生きていかなければならないわけです。

ジャーナリストである池上さんは、簡単に言い換えれば「事実でなくても、人の心をゆさぶるものをつい信じてしまう」と言い、メディアが事実を伝えても、人々の心に響かない。それよりは、自分が信じたいものを信じてしまう。それを、フェイクニュースの例を挙げて説明されています。ローマ法王がトランプ支持を表明したというニュースなどがよく知られています。(流したのは10代のマケドニアの若者でした)

それはつまり、フェイクニュースでも信じたい! と思わせてしまう私たちの不安など、心の弱点を突かれて、それを自分の都合に合わせて扇動するヤカラに利用されてしまうということなのではないかな、と私は思います。
トランプ旋風にしろブレグジットにしろ、騙された感がぬぐいきれないのではないかと思います。素直にテレビのニュースや報道も信じられない(むろんネットの匿名記事も)となると、何を信じたらいいのでしょうか。

結局のところ何が正しいのか正しくないのか、世界は何処へ向かっているのか。ポスト・トゥルースの時代だからこそ、大切なのは真偽を見極める自分の感覚を磨き、判断していくことなのではないかなと。
そう池上さんが言っているように感じます。私たちの無知や不満は扇動者には好都合なので、いいように操られてしくじらないように。

プロローグでは〝トランプに振り回される世界〟と題して、彼の暴言や嘘を解説しています。あざといやり方に唖然とさせられます。トランプ大統領が嘘つきなら、選挙公約を嘘つきが守るのでしょうか? オレ様ファーストなら、アメリカのことは二の次で、大統領という地位を利用して自分のビジネスが有利になるように、布石を打つことが目的ではないのか? など、考えれば考えるほど様々な疑問が湧いてきます。


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2 コメント

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池上本 (ダメでしょう)
2017-11-16 15:16:41
池上本ダメでしょう。やはり橋下さんとか、あと東芝倒産の危機作った経営者とかの本が読みたい。あとアメバTV創業者とかライブドア創業者の本がダイナミックで面白いでしょう。池上さんはテレビでもういいよという感じです。
選別必要 (選別必要)
2017-11-16 16:59:01
テレビ朝日コメンテーター大谷さんとか青木さんは朝日新聞テレビ朝日の飼い犬と皆さんお分かりでしょう。あと羽鳥モーニングショーに良く出て来る朝日新聞記者かテレビ朝日記者か身分分からんがあの人天下り散々ダメとテレビで良く言ってたのに加計学園問題騒がれてから文部省天下り問題全然批判せず前川元次官誉めまくり。気持ち悪い。テレビ朝日そして朝日新聞本当自民公明連立政権嫌いなんだな。やはり野党応援団だな気持ち悪い。

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