経営コンサルタントは、
企業の顧客、経営者、株主、従業員(=ステークホルダ、利害関係者)の意をくみ取ること、そして鳥の目、虫の目、魚の目をでみる能力が要求されます。鳥は全体を俯瞰し、虫は部分を細かく、魚は流れをつかむことが出来ます。
コンサルタントはこれらの人々の様々な利害と、視野や角度の違う視点でモノや事を捉え、企業の継続と発展に協力させていただくのです。
私は、企業の継続と発展に協力することにより、企業と共にコンサルタントも成長させていただくことがこの仕事の最大の喜びであると考えます。
ご存じのとおり、国内中小企業は原材料価格の高騰、需要の頭打ち、競争の激化等により厳しい経営環境にあります。また、事業継続が可能な企業であっても、後継者の不在や代表者の高齢化を理由にした事業縮小や廃業を検討しているケースが多くなっています。
私はこうした厳しい経営環境下にある企業様に具体的な助言をおこない、事業を継続・発展させるお手伝いをしていきます。
今後の日本経済発展は、国内企業の大多数を占める中小企業の継続と発展なくしてあり得ません。つまり個々の企業様の継続と発展は日本経済の継続と発展そのものであり、経営コンサルタントは社会の明るい未来のためのお手伝いが出来る素晴らしい仕事であると考えています。
私は不足する知識経験を積極的に補いつつ、困難があっても乗り越えて、経営コンサルタント業を通じて企業様と共に成長していきたいと考えております。
どうぞよろしくお願い致します。
「企業様と共に成長していきたい」は特に感銘を受けました。
ところで、福田さんは中小企業診断士であり、経営コンサルタントでありますが、中小企業診断士と一般的な経営コンサルタントといわれる人たちとの違いはあるのでしょうか?
例えば、営利目的を超えたような視点を持っているとか、そんなことなのでしょうか?
なぜそんな質問をしたのかというと、経営コンサルタント業務は診断士資格を持っていなくてもできるからです。診断士資格を持っているからこその違いを説明できなくては、診断士資格の未来も暗いものになるような気がしまして・・・。
コメントいただきありがとうございます。
>営利目的を超えたような視点を持っているとか、そんなことなのでしょうか?
こうした理念の有無と資格の有無とは関係ないと思います。
私は診断士資格の魅力を
「真っ正面から企業をとらえて企業と経営者の未来を描くことができること」
と感じています。(11月3日のブログ)
でもこれは個人の思いにすぎず、よく考えると診断士以外にもできることですね。
なんだか危うい資格ですが、私はそれでもいいと思っています。
なぜなら、もともと独占業務もない資格だし、何より資格に頼って生きるよりも資格を育てる側に回った方が楽しいじゃないですか。
11月3日のブログを改めて拝見させて頂きました。
>独占業務がないからこそ、診断士は全方位から企業を診ることができ、又、真っ正面から企業をとらえて企業と経営者の未来を描くことができるのです。
>経営コンサルティングにありがちな「コンサルタント自身の得意領域・業務領域への引きこみ」をせずに、必要な処方箋を提示できるのです。
上記内容を比較してみると
診断士・・・適切な処方箋を提示。
経営コンサル・・・得意領域・業務領域内での処方箋を提示。
ということでしょうか?
やはり中小企業診断士は全社的な視点で、企業のあるべき姿を思い描き、問題点の発見、原因の追求、改善策の提案、アフターフォローを行うことを第一目的としているのではないでしょうか?
一般的に考えられる経営コンサルは、得意領域・業務領域内への引き込みなど、「収益目的」もしくは「知識範囲の狭さ(自身の経験重視?)」からどうしても逃れられないような気がします。
また、中小企業診断士は、1次試験7科目、2次試験4科目・実務補習(もしくは大学校)と非常に幅広い知識を有しているが故に、得意分野に偏った処方箋を行うことなく、適切な処方箋(時には診断士ネットワークを生かして)を行うことができるのではないかと思いました。
以上、福田さんのブログを拝見しながら、自分なりに解釈してみました。
またご意見あれば参考にさせて下さいませ。
長文失礼しました。
ちゅもんさんの最初の質問にはあえて答えをさけて、言外に示したつもりでしたが
かえって誤解を招いたようなので
私の考えを言ってしまいます。
経営コンサルタントと中小企業診断士の違いは特にないと思います。
>一般的に考えられる経営コンサルは、得意領域・業務領域内への引き込みなど、「収益目的」もしくは「知識範囲の狭さ(自身の経験重視?)」からどうしても逃れられないような気がします。
これについては診断士にだって同じ面があるかもしれません。実際に上記のような話も見聞きします。
11月3日のブログは他の独占業務をもつ資格との比較を述べながら、自分自身の理想や共に学んだ仲間で話し合ったこうありたいという理想を語ったものです。