富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

羆 青

2011年11月30日 | 建国殿系
うちのいわゆる本羆から出た青

こういう羆の青の株立も多々作っておりますが
ほとんどの株が決まって葉縁にチラチラと白縞を流すだけ

その中で一風変わった子のついている木を見つけました
斑の色は他の兄弟の白縞と違い若干黄色
まあ 数を作っていれば色々出ます

腰斑の気配もないので
羆になるとは思いませんが
これはこれで縞で継続してくれれば面白い木に
しかしこの子 成長も遅くふらふら?とした感じ
性格だけは祖父の羆と同じ

血統は自分の棚で羆から出た青ですので間違いなし
いい縞になれば羆の縞、これが本当の羆錦???

せっかく日本富貴蘭会で羆や建国を整理しようとしているのに
こんなややこしい事を書いたらおこられますね

昔は建国殿と羆の青は区別されていたのに
いつの間にかゴチャゴチャ
これに八千代とかが入るともうお手上げ

自分の棚で出た羆の青と建国殿羆の青だけは
ちゃんと区別しておりますが。





















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大鷹丸縞

2011年11月29日 | 豆葉縞
名品 大鷹丸縞

最初に出た頃の購入です

増えに増えこの木は数ある孫木の一つ
今までに相当数嫁入りさせました

嫁入りさせと言えば聞こえがいいですが 
だいたい1回の交換会で2本づつくらい売っぱらいまくり

そろそろ一鉢上柄の株立ちでもと
このひ孫からつくってみます

最近は相場も低価格安定??ですので
そろそろ蘭を売るのは止めて
作の励む予定です
でもまた春には全国大会が有りますので思案中
売りより買いに入りたいのですが

さてこの大鷹丸縞
今まで何十本と作りましたが
結論としてはコウトメ柄はほぼ親になると青に
葉表だけに流れる縞はそのうち見えなくなります

作るのであれば適度な棒縞 それも葉裏に抜ける縞
を含んでいる木が見た目も綺麗で豆葉縞として継続します

別に大鷹に限った事ではないですが
ウン十ウン百の豆葉縞が青になればウン百円

よくよく考えると凄まじいリスクを持った木
ハイリスクハイリターンが豆葉縞です
でも買ってしまうのですよね~~













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月輪

2011年11月28日 | 覆輪
高千穂の白縞こと月輪です

初めてのご紹介が去年の11月
改めて見てみますと1作での成長度合いがわかります

去年の今頃と比べますと木の大きさというかボリュームも増し
子も3本出ました
1作でこれくらい成長してくれると
この柄性のタイプとしては上出来

今年上がった3本の子供は親が若い事も有りまだ幽霊ですが
この柄性の木は陽明殿から覆輪になるくらいですので
まだ可能性ありで このまま親に付けておきます
富貴殿翠宝でしたらとっくに外しますが

先日、この月輪の元親を鈴鹿の大棚で見せて頂きく機会がありました
濃い紺地に白縞がちらちら
もはや世の中には高千穂の白縞はなくなり
すべて月輪に変化してしまったと思っておりましたので
感動の対面でした
こういう歴史ある系統を大事に残されているところは流石です

話は戻り今回の植え替えでは腐った根は1本もなく
泥根は長く伸びておりました
只 春に出たルビー根は伸びずに短いまま
よって他の品種より若干深植え
この手のルビー根はコケの中の方が伸びますので

ルビー根は綺麗ですが伸びにくいのが難点
月輪唯一の弱点でしょう


























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天照殿

2011年11月27日 | 
植え替えで鉢を開けると
勝手に外れていた天照殿です

割りたい病持ちの私ですが
この木だけは割らずに株立ちにと思っておりましたので
がっくりです

天照殿としては派手目の木ですので
株立ちの方が見栄えも良く
幽霊に毛の生えたような覆輪も付いておりますので
割らない方が作もかかるかと

外れた物は仕方が無いと
寄せ植えにして作るのも意味が無いので
2鉢に分割
また一からやり直しです

この天照殿、斑の性質からしてすぐ葉焼けしてしまいそうな気がするのですが
焼けそうで焼けないのが天照殿
でも弱い日で作っておりますが

しかしこの品種 見なくなりました
昔は交換会でも見かけたのですが

最近見なくなった品種が色々ありますが
何処に行ってしまうのでしょう









外れ子




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王妃冠

2011年11月26日 | 覆輪
この王妃冠は秋季大会に合わせてデリバリーしていただいたもの
小向ではありません

王妃冠としては2鉢目です

どうしても気になる品種でして

この品種、先日ご紹介させていただいた王妃の覆輪という事ですが
どうも今回の木と前回の王妃冠の2鉢は別格な感じ
作によるものか別種なのかこれからの研究課題です

通常 縞の木が覆輪に変化し大型化するなど
聞いた事が無いですが
この2鉢の王妃冠は縞の王妃よりはるかに巨大

何故か王妃で手に入る縞木はボリュームが有りません

この王妃と言う品種、大型で葉幅を引きほぼ青軸青根
上品でかつ雄大さを兼ね備えた木

上作するととんでもなく葉幅を引きそう
今ある覆輪品種の中では一番葉幅を引くと思います














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