富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

古朝鮮 改め 紫電龍

2011年01月15日 | 墨芸
豆葉墨芸の最高貴希品 古朝鮮 です。

自然と野生ラン1月号には玉金剛実生と記載されておりましたが
海皇丸の実生です。

韓国で海皇丸実生の中からたった1本紫玉のような
摺墨芸の木が生まれたのがこの木のルーツです。
よくこの様な木が生まれたものです。
実生の功罪の 功の木です。

まだ数が少なく、韓国では墨芸の人気が高いため、
なかなか入手困難の品種のようです。

この木は、韓国で最高芸をしている
1番大きな株を趣味者より譲っていただきました。
墨のあまい木はそれなりに大きくなってしまい
そのぶん子吹きもいいようですが
本芸はなかなか増えないようです。
本芸を見極めないといけない品種かもしれません。

特筆すべきは墨芸以外にも白の三光中斑のような芸も持ち合わせている事です。
特に天葉に顕著に現れ のちに白縞に変化します。
よって韓国では墨の覆輪とも呼ばれているようです。

韓国では今、日本で言う時代劇が流行っているようで
そこから古朝鮮という名がついたとか?

趣味を通じ隣国の趣味者との交流もまた楽し
と思う今日この頃です。
風蘭のおかげです。
風蘭がなければ赤坂の韓国バーくらいしか
交流はありませんでしたから。

いい日本名をと考えましたが
韓国の命名者に失礼があってはと
このまま古朝鮮で。
とも考えましたがやはり日本名が、、、
   紫電龍です。
紫の閃光を放つ龍の如し。



海皇らしく葉重ねが抜群です

裏より 白覆輪縞がチラチラ

葉の照りも抜群 ギラギラベタベタです

付けは山?

葉縁の白縞

親の天葉

三光中斑状にあがります

子も本芸最上柄が継承 春には外せそうです

当り1

当り2三光中斑が顕著

摺墨型で小型でがっちり詰まってできます


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