深井少佐の甥ブログ(とっても気まぐれ)

横須賀から海兵士官として神風特攻した深井良に思いを馳せながら、凡庸な甥の日常を切り取ったブログ、ものぐさゆえに画像多し。

海自 第一術科学校

2008-10-14 19:48:17 | 社会・経済

2008年9月25日に海軍兵学校のあった江田島で第一術科学校特別警備隊の隊員が訓練中の事故が原因で死亡した。伯父の海兵72期でもカッターの訓練中に心臓発作で亡くなった生徒がいたが、今回の事故は様相が違う。訓練の過酷さに耐えられなかった隊員が、他部署へ異動を願い出た後に制裁的な訓練が加えられたとの報道だ。時津風部屋のリンチ事件に共通する嫌なものを感じる。国防に燃える青年達の熱意に水をかけるような事件だ。水泳訓練で死んだ海兵生徒の霊安室で井上成美校長は声を上げて泣いたという。特別警備隊が選り抜きの特殊部隊である以上訓練が厳しいのは理解できるが、部署を去る者になぜ死に至るような訓練が必要なのか。訓練に耐えられないと判断したら、自分の活躍できる部署を探して国防という同じ目的をめざせば良いのではないか。もし、この様な次元の低い指導がまかり通っているとしたら国防の砦としては情けない限りだ。

DEATH OF A JMSDF SBU MEMBER

A member of Special Boarding Unit/SBU has died during combat training in Etajima where Imperial Navy's Naval Academy used to be on Sept.25th. Back in 1940, my uncle's classmate had died of heart attack after cutter training. However things seems to be different this time. The victim member were supposed to transfer to other department because he could not endure the severe trainig to be SBU member. This reminds me of apprentice beating incident of Tokitsukazebeya Sumo stable. Why did he had to go thru severe traing when he was about to leave the Unit. This was nothing but punishment. In Naval Academy, principal Inoue Shigeyoshi cried out loud before the student's body who were drowned during swimming training. Traing for special forces might be very hard but its objective must not be a punishment.      

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禁煙条例 がんばれ神奈川県松沢知事

2008-09-28 12:07:27 | 社会・経済

神奈川県が本来、国が率先して行うべき全面禁煙条例へ向けて動き出した。公的施設でのノースモーキングはすでに世界のスタンダードになっている。アメリカインディアンからタバコを世界に広めたアメリカはたばこのTVCMや広告を禁止しているし、シンガポールや香港のたばこのパッケージにはタールにまみれた肺のカラー写真などが印刷されている。これほど明確な害があり、麻薬並の常習性、習慣性のあるものが販売されている事はおかしな事だ。極論すれば麻薬やマリファナを販売するのと変わらない。たばこを吸う習慣のある方々には気の毒だが、他人に迷惑をかけないところで吸わなければいけない時代になったという事を認識して欲しい。受動喫煙による健康被害などという以前に私の様にたばこの臭いが耐えがたいという人もいる。もうなくなってしまった大阪のプラザホテルに宿泊した時、部屋中にしみついたたばこのにおいで昼間は部屋から出ていたから良いが夜、頭痛に悩まされたことがある。せっかくレストランで食事をしようとしてもたばこの臭いがしてきたらもう食事どころではない。たとえて言うなら清掃されていないトイレの前で食事しなければならないと思うほど、吸わない人には迷惑なのだ。ニューヨークの同僚はたばこを吸わない自分が肺がんになったのは、喫煙者と働かせたからだと自分の会社を訴えて勝訴している。喫煙者に喫煙の権利はあるが、たばこの煙を吸いたくないという権利も同時にある事を忘れないでほしい。マナーの問題もある。たばこの吸いガラを路上にポイと捨てる人のなんと多いことか。昨日も成田からの帰り、ドイツの高級車の窓からポーンと高速上に吸いガラが飛んで路面で火花が散った。そういうことで公的施設での全面禁煙へ向けた動きは賛成であり、松沢知事も圧力団体に負けず頑張ってほしい。たばこの煙とビールで有名だったアイルランドのパブも現在はノースモーキングで何の問題も無いそうだ。

Smoking ban, Hurrah for Kanagawa governor Matsuzawa!

The governor of Kanagawa pref. Matsuzawa launched the smoking ban plan in the prefecture on 15 Sep. In fact, smoking ban in public facilities is the global standard today. In the United States, ads for cigarettes and other tobacco products on TV nor magazines were prohibited although American spreaded cigarette all over the world from native Americans. In the countries like Hong Kong or Singapore hideous pictures of tarred lungs were printed on cigarette packages. It is quite strange that something like cigarette proved so bad to human body sold in stores.  It is almost same as selling illegal drugs or marijuana cigarette. I feel sorry for cigarette lovers in anti-smoking tide but they should not be public nuisances. I myself cannot stand the smell of cigarettes. It caused me headaches, spoiled meals  I was about to enjoy. My co-worker who had lung cancer sued my company for making her worked in cigarette smoke filled working environment and won the lawsuit. I understand that smokers have their right to smoke but at the same time, non-smokers also have right  not to inhale cigarette smoke. Smokers sometimes be blamed for littering cigarette butts. If they have to smoke, smoke with consideration to others and manners. Ireland pub known for cigarette smoke and beer now is smoke free and no one complains. I definately vote aye for Mr. Matsuzawa's smoking ban plan. Hurrah for Matuszawa!

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非正規社員誤用社会と秋葉原惨劇

2008-06-12 12:57:36 | 社会・経済

秋葉原の事件は捜査中だけれど、犯人の鬱積した不満が爆発した原因は、犯人が自分の作業着が見つからなかった事から、雇用契約の打ち切りをされたと誤解した事のようだという。小泉政権の企業寄りの雇用政策の弊害が、ここに恐ろしい結果となった気がしてならない。企業により非正規雇用社員の利用が増大した結果、日本の被雇用労働者の実に三分の一が正規雇用でなく非正規雇用契約社員だという。三人にひとりのひとが、いつ契約を打ち切られるかびくびくと不安を持って働いていると思うと、ひどい社会だと思う。来月も同じ収入があるか分からなければ、結婚、出産、家のローンを組む事など難しいと思う。非正規雇用社員は、企業にとっては必要な時だけ使える便利な存在だろうが、使われる側には非情なシステムだ。契約社員という形態を好む人もいるかもしれないし、適正に使われれば相互にメリットのあるシステムかもしれないが、人生設計をプランしたいと思う人は正規雇用を希望していると思う。事件に関して、犯人は社会のせいにしていると批判する論調ばかりだけれど、はたして働く意思があるのにきちんとした雇用が供給されない社会に0、1%の責任もないのだろうか。契約打ち切りをちらつかせて、何でもやらせる会社もあるようで健全ではない。私の会社も正社員を異動させて、穴埋めに契約社員を大量に投入し、裁判となり会社は敗訴した。法律が緩和されれば、企業はどうしても契約社員を過剰に重用しようとする誤用が起こる。もちろん関係の無い第三者を傷つけるような、感情を理性で抑制できない暴力は絶対に許されない。ホームレス、ニート、強盗や振り込め詐欺などの金銭目的の犯罪、電車への飛び込み自殺、今回の惨劇、どれもたどっていくと非正規雇用増大、正規雇用減少とつながっているように思えます。子供たちが大きくなって、彼らの働く意思に応えてくれる社会を望みます。

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