「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」か ら の お 知 ら せ 2014年5月27日発行
栗原市(深山嶽)への放射性廃棄物最終処分場建設「断固反対」「白紙撤回」の市民の意思1万7,713 筆を国(環境省)に提出しました。(5/20)
「指定廃棄物最終処分場候補地として、栗原市(深山嶽)選定提示の白紙撤回を求める要望署名」を石原伸晃環境大臣、安倍晋三内閣総理大臣へ5月20日環境省で提出してきました。栗原からは、10の市民団体でつくる「指定廃棄物最終処分場候補地の白紙撤回を求める栗原市民団体連絡会」の10名が参加、交流ができている千葉県から5名が応援にかけつけ、総勢15名で環境省に乗り込みました。
署名数は17,713筆でした。環境大臣の代理として環境省の事務官(別掲)が対応しました。はじめに鈴木代表から署名に寄せられた多くの市民や応援して下さるまわりの方々の声や思いを話しました。事務官より大臣、首相に伝えるとのコメントを得ました。さらに他の参加者からの訴えも行いました。
その後、環境省の25階にある記者クラブ室で記者会見を行いました。(出席した報道は6社)12時から30分間を予定していましたが、私たちからの説明と署名簿提出の思いを話してから、記者の質問で予定を大幅に超え1時間に及びました。午後からは、宮城県・東北ブロック選出の衆・参各党の国会議員へ要請行動をしました。
5月26日には、国と宮城県、候補地に選定された栗原、大和、加美3市町による5者協議が始まりました。
「栗原市民団体連絡会」では、県内の3つの市町の市民レベルで「放射性廃棄物は東電と国の責任で処理を」「宮城県には、指定廃棄物最終処分場はいらない」の姿勢で連携・協力をしていきます。そして、この問題を3つの市町に限るのではなく、宮城県全体、日本全体での、放射性廃棄物をどうしていくか、また、脱原発を見据えての議論へと発展させていきたいと考えています。
(別掲) 署名簿の提出に対応した環境省大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課 課長補佐 平沼良雄 他2名
「情報共有」「学習」「つながり」「交流」の広場
① い・ど・う 市民セミナー 6月7日(土) 午前10時~12時
・ 栗原市市民活動支援センター(栗原市築館伊豆2-6-1 ℡:0228-21-2060)
* <内容>「放射能について」ということですが「最終処分場問題の経過と栗原市としての対応」についても説明を求めます。
② 6月 例 会 6月14日 (土) 午前10時~12時
・ 栗原市市民活動支援センター(栗原市築館伊豆2-6-1 ℡:0228-21-2060)
* 指定廃棄物最終処分場問題について
○ 栗原市での、この間の取り組み経過と問題点。今後の方向について。
5月20日の国への署名提出報告。5月26日の国・県・3自治体首長会議の分析。
○ 県内他の2カ所(加美町、大和町)との連携・協力と全県・全国の運動にして行くために、
* DVD「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」 上映(43分)
昨年、26年目のチェルノブイリを取材したNHKETV特集を上映し栗原との関連性を考えさせられました。「美味しんぼ」の鼻血論争が続いていますが、健康障害への懸念は鼻血どころではありません。低線量長期被ばくや内部被ばくを考える上でも、今のチェルノブイリ周辺の子どもたちの状況を知ることは大切です。
*「原発ゼロ社会への道」―市民がつくる脱原子力政策大綱―の紹介をします。
<予告> 9月13日(土)午後1時半~4時半 栗原文化会館2F大会議室
「原発ゼロ社会への道―新しい公論形成のための報告会」(仮称)
学者・専門家を招いての報告・意見交換会です。広範囲の市民の議論、話し合い、合意形成をめざします。
この後も毎月(第2土曜日午前10時~12時)次は7月12日、8月はお休み
栗原市市民活動支援センターで、月 例 会 を持ちます。(出入り自由です。)
* 参加費:300円(資料代として) * お子さん連れの方も歓迎します。(託児コーナーもあります)