読んだ感想 皆4(特別参加)
現在、日本では外来種の移入・繁殖の問題が全国で起きている。外来種の移入は、その土地の生態系に大きなダメージを与えるほかに私たち人間の生活にもダメージを与えかねない。外来種の移入の原因は、不法放流、ペットの飼育放棄、寄生、によるものが主な理由として挙げられる。日本で古くから生息している在来種は、自然環境に敏感で移入してくる外来種への抵抗力がない。しかし、移入する外来種のほとんどが繁殖力の強くあらゆる自然条件の下でも適応してしまい、在来種を餌としてしまうものばかりだ。小笠原諸島・父島のヌノメカワニナも同様に、絶滅危惧種のオガサワラカワニナよりも圧倒的繁殖力を持ち、オガサワラカワニナの餌でもある川底の藻を食いつくしている。
こういった外来種の問題を解決しようと全国各地で対策がおこなわれており、父島は一例でしかない。全国各地の生態系は外来種やそれを放流した人間によって壊されている。現在では、条例、法律などで罰則も強化されている。これからの外来生物の繁殖地域の拡大は、一人ひとりの意識によって左右されていくと思う。