アラ卒寿のメモ帳

国民に役立つ、行政を改革するマイナンバー制度を考える。
今年は令和6年 平成36年 昭和99年 明治157年  

国民年金保険料の未納率と保険料納付年数の短縮の関係

2017-08-01 18:55:11 | 健康保険と後期高齢制度
本年8月から、保険料納付年数を25年から10年に短縮するというニュース、頭からすっと分かる人は少ないのではないか。

まず突然に聞くというひとも多いというが、これ、消費税増税がすっと実施されていれば、安倍政権の初期の段階で実施されていたわけで、決して突然ではない。

未納率の根絶にはこんな良いことが、財源がないということで、消費税増税先延ばしになって保留にされてきたいきさつがある。今回、待ってられないということで、無理やり実施に持ち込んだ。将来の無年金者をなくすというのがねらいである。

何故今まで、かける年数を25年以上必要としてきたかというと、本来の40年でも月額約6万5千円しか受け取れなくて不十分なのに、25年でもらえる額はその半分以下になって、とても生活ができないのではということ。(今日のテレビでは月額1万6千円くらいとのこと)

かける側としては、将来に夢がもてないのに、25年以上も掛けられるかという反発がある。それが、近年は少し改善されたそうだが、約4割も未納率に現れている。社会保険制度、特に会社負担分がない国民年金だけのひとに不満がある。

この制度にはカラ期間というものがあって、掛けたくても掛けられなかった期間、保険金には反映されないが必要期間には役に立つ期間があるので、普通であればほぼ全員65歳からもらえるようになっているので、今度の措置は、心理的な面で未納率を減らすのに役立つだろうということになる。

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