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やんちゃなケネス

2006-05-31 | 水・ラリー懐古談
まだ免許取りたてで車のおもしろさに夢中だった学生のころ、大好きだったのが世界ラリー。友人とダートトライアルのまね事はしてみたけれど専ら見る方が専門で、ラリーのビデオを探して深夜のレンタルビデオ店をハシゴしたっけ。そのころの思い出を掘り返してみようと思いマス。

いつまで経っても、今ひとつメジャーになりきれないこのモータースポーツ。ダートトライアルの友人はアメリカ勤務。身の回りには興味のある輩がおらず、話す相手がいないのでココで放言~。同じ境遇の誰かが読んでくれたらいいなぁ。

さて、まずは世界ラリーで活躍した往年のドライバー。
個人的に選ぶ、好きなドライバー・ベスト3。今日はその1人目。

  *  *  *  *  *

ケネス・エリクソン
永遠の童顔はF1ロータスからマクラーレンで活躍したミカ・ハッキネンと同類だけど、こっちの方がいたずら坊主顔。40過ぎても童顔だったからなぁ。いやいやそれで選んだのではなく、若き日の彼、FFカーのVWゴルフGTIで4WD勢を追いかけ回していた頃のドライビングスタイルが大好きだった。FFなんだから駆動輪である前輪がコースを向いていれば、後輪はおろかボディーがどこ向いていようがノープロブレム!みたいな超ド派手なサイドウェイ(いわゆるドリフトね)が、ひときわ目立っていた。今からもう20年近くも前かな。ラリー規定がグループAになり、ランチャデルタやマツダ323(ファミリアね)が出て、ややアンダーパワーの4WDでは後輪を滑らせるなどもってのほか。効率よくパワーを使う地味なドライビングがセオリーになりつつあったころだから、彼のドライビングはブッ飛んでいた。しかもスノーステージの下りでは4WD勢を本当に蹴散らしてトップタイムを奪ったりしてたから、それはもう痛快だった。今も目に焼き付いているのが、何年だったか忘れちゃったオーストラリアラリーのグラベルステージ。タイトなコーナーがやや長めのストレートでつながっている所を彼、コーナーのはるか手前からボディーをほとんど真横に向けて爆走してきたかと思うと、お尻を大きく振りながらコーナーを抜け、なんと横を向いたまま何十メートルも先にある次のコーナーへすっ飛んでいった。前輪だけが轍をしっかりトレースしながら。不思議なことに見ていてコースから飛び出す感じが全然しないそのドライビングは、長い年月でずいぶん脳内美化されてるんだろうけど、本当に魅力的だったなぁ。


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