ヒアリ、日本で繁殖の恐れ 大阪港で女王アリ確認

2017-07-06 19:30:40 | Weblog

強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が相次いで見つかっている。大阪港では女王アリと巣とみられる穴も確認された。ヒアリは定着すると駆逐するのが難しい。国土交通省や環境省はすでに国内で繁殖している恐れがあるとして、港湾を管理する自治体に警戒と対策強化を求めている

環境省は6月30日、大阪港でヒアリに似た毒を持つ「アカカミアリ」が見つかったことを受け、緊急調査を実施。約100匹のアリを採取した。殺虫剤をまいた地面を3日に再び調べたところ、アスファルトの割れ目から羽アリを含む約50匹の死骸が出てきた

同省は4日、大阪港のアリをヒアリと断定、1匹は女王アリだったと発表した。女王アリの確認は国内で初めて。巣をつくっていた可能性が高いという。羽アリは風に乗ると10キロメートル以上移動できるため、同省は港湾周辺に巣がないかさらに調べる

国交省は女王アリの確認を受け、全国の933港を管理する自治体などに対し、発見時の速やかな連絡を要請。ヒアリは生息地の中国などから輸入される貨物に紛れて上陸したとみられ、同省は東京港や横浜港など中国との定期貨物便を運航する63港にはコンテナを扱う区域「ヤード」とその周辺に殺虫餌を置くよう求めた

 ▼ヒアリ 体長が2.5~6ミリほどの小型のアリで、体は赤茶色。熱帯原産だが、亜熱帯や温帯でも生息できる。腹にある毒針で刺されるとやけどのような激痛が生じるため「火蟻(ひあり)」の名がついた

 ショック症状が出ると死ぬこともある

在来のアリと競合すると、巣を襲って全滅させる

「世界の侵略的外来種ワースト100」に分類されており、環境省は2005年に特定外来生物に指定した

 

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