海上保安庁は15日、日本海にあるイカやエビの好漁場「大和堆(やまとたい)」の排他的経済水域(EEZ)で違法操業する北朝鮮漁船を取り締まる画像を公開した。海保は9月以降、違法操業する漁船延べ約1100隻に退去警告し、EEZから排除した。11月下旬以降は北朝鮮漁船はほぼ確認されなくなった
海保が公開した写真と動画は9~11月に撮影された。動画には高い波に揺られながら航行する北朝鮮漁船に、海保の巡視船が退去するよう電光掲示板で繰り返し警告している様子が映っている。警告に従わない北朝鮮漁船に巡視船が放水し、漁船の乗組員が海中に下ろしていたいかりを引き揚げる様子も確認できる