80ばあちゃんの戯言(2)

聞いてほしくて(つづき)

驚きのねぎパワー(1)

2016-12-15 17:40:49 | 最近の出来事
NHK テレビ 

”試して合点 インフルエンザ、肺炎、肝炎、癌に効く驚きのねぎパワー”

よりの抜粋

日本全国には37種類のご当地ネギがあるそうですが、まずは驚きの

ねぎの香りパワーから


国立科学博物館産業技術資料情報センター長鈴木一義さんによると

約300年前、江戸時代の中期(1709年)に、貝原益軒によって

書かれた農学書 ”大和本草”と言う植物の薬効について書かれた本

には、葱について或る特別な力があると書かれているとか。

頓死〔急死〕した人間に葱の茎を7,8寸、男は左、女は右の鼻に

差し入れたら、血が出て甦ったという。


葱の香りがいい刺激をあたえてくれたと言うことを実験するために、

40年葱の研究をしてこられた葱博士日本大学名誉教授有賀豊彦先生に

ご相談したところ、実験の価値はあると言う事で、先生のアドバイス

を受けてサーモグラフィーカメラで身体の温度変化を測定することになり

葱を刻んで合点ボーイの池田倫太朗君にその香りをかいで貰いました。

すると3分後に体温が一度以上上がりました。

有賀先生

 ”結構はっきりと上がるんでびっくりしたんですけれど、香りって

 いうのは化学的な刺激の一つですから、それに対して、血管拡張して

 いる。この香りがうまれるのは白葱を切った時酵素の反応でアリシン

 と言う成分が生まれる。アリシンは空中に飛び出し、鼻に入ると

 血流がアップし、体の抵抗力を高めるということがなんです。”

では食べたらどうなるか調べたのですが、食べた時より、香りをかいだ

時の方が、体に対する影響が大きかったんです。


実は切ったときに生まれるアリシンは空気の約6倍重くてだから切った

葱を食べても香りがおいてけぼりになってしまうんです。



昔から葱で風邪を治そうと、葱に刻みを入れて手拭などで巻いて首に巻い

たりしましたが、香りが血流をアップさせて免疫力を揚げていたんです。




中国では2003年新型肺炎SARS(高熱を発し、呼吸困難になる)が

中国南部で発生し、あっという間にアジア全域に広がって約8000人が

感染し、約700人以上が死亡しました。



ところが、そんな中、中国国内で、殆ど被害を受けなかった町があったの

です。

中国で葱の里と呼ばれている首都北京から南へ約500キロの所にある

山東省章丘と言うところでした。合点のスタッフが其処へ調査に入りました。

人口100万人ほどの地方都市、中国有数の葱産地で、郊外に、約7000h

の畑が広がる一大葱産地で、其処の葱の特徴は日本の葱よりずっと大きなもの

でした。2000年以上前から葱つくりを続けていると言うことで、町の人に

聞いてみると、

 ”餃子にしたり、一日2本は食べているわ”

 ”葱はウイルスをやっつける力をもっているのよ”

地元の漢方医の馮増仁先生に伺いました。

 ”SARSが流行した時に葱を食べているこの地方は患者がとても少なかった。

 特にこの章丘では、一人も出なかった。葱が体の抵抗力を上げてくれたんだと

 考えられている。”



地元の人たちは香りをどう生かしているのか訪ねたのは宋光宝さんのお宅。

出迎えてくれたのはこの村の知恵袋と言われる70歳のおばあちゃん、いきなり、

葱の青いところを手でちぎって食べだした。

”生でも甘くておいしい。”

お父さんも娘さんも生でお味噌をつけて食べ始めた。

”美味しい”

ディレクターも試しに食べてみた。

 ”辛さがきて、こっちから葱の匂いがフワーットきます。”

おばあちゃん

 ”私達は慣れているからね。”

 毎食のように食べられている葱の生齧り、是がSARS撃退の

 要因だと考えられています。

 生齧りをすれば、香り成分アリシンは、口の中にすべて広がります。

 血流と抵抗力をアップするのに適してる。

 アリシンは加熱すれば生まれてこないので、生かじりが最高。



この地方の人々は葱の青いところを刻み、すり鉢ですりつぶし、布に

くるんで、キッチンの油汚れを落とすのに使っている。

”汚れが落ちるだけでなくいい香りなの”と、やって見せてくれた方は

言われた。部屋中が葱の香りで一杯。これもSARSに効いたようだ。



中国の葱洗剤のやり方を汚れた薬缶で試したところ、確かに少しきれい

になった。

(つづく)

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