先月より新たなワクチンが登場しました。ロタウイルスワクチン(商品名:ロタリックス)です。
ロタウイルスは「冬季嘔吐下痢症」といわれる感染症の原因ウイルスです。冬季に乳幼児に感染しやすい病気で、嘔吐下痢症状が長く続くため脱水になりやすく、痙攣が起こることもあり(特に小さい赤ちゃんほど重症化しやすいです)、そのため患者さんのうち10%程度が入院すると言われています。既に世界的には広くこのワクチンが使用され、効果が認められています。
接種方法は2回の経口摂取(少量の薬を飲むタイプ)です。生後6〜20週の赤ちゃんが対象で、生後24週までに2回の接種を終える必要があります(1回目の接種後4週間をあけて2回目の接種を行います)。接種後にはロタウイルス感染症の発症率が5〜20%に激減し、一度ついた抗体は2年以上続きます。
ただ、問題なのは1回の接種代が安くないこと。「う〜ん」といった感じです。
昨今の医療は治療の時代から予防の時代に入ってきたと言われますが、子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどが次々と開発・導入されていることをみると、まさにそれを実感します。公費負担により誰もが公平に同じ医療を受けられるようにし、予防接種を行うことでその種の病気にかかりにくくし、全体の医療費を抑えることが必要と思うのですが…。











