常時観光客で賑わうアンコールワット・・
なかでも人気の高い 「十字回廊」 を貸し切るのは至難でした。
最盛期のアンコールワットを再現したい・・
私たちの意図が通じ、何とか撮影が敢行できました。
最盛期のアンコールワットには、
500人を超えるアプサラ ＝ 天女が仕えていたそうです。
神に仕える身である彼女たちの 「舞い」 は、
ときに参詣者の目も和ませたことでしょう。
しなやかな身のこなし・・
表現豊かな手の動き・・
「舞い」 は壮大な命の循環を表現しています。
地上に降りた一粒の種子が芽を吹き、やがて実を結ぶ・・
命は遥か宇宙の彼方まで飛翔し、再び地上に舞い戻る・・
遠い昔に、すでに 「エコ」 の概念があったことが驚きです。
「舞い」 を披露してくれたのは、
カンボジアの伝統舞踊を守る女性たちです。
彼女たちにとっても、十字回廊での 「舞い」 は、
この上ない喜びだとか。
ひととき、幽玄の世界に浸ることが出来ました。
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