キリスト教が絶対的な存在であった中世ヨーロッパ ・・・
大きな城には、たいてい礼拝堂があります。
シュノンソー城の礼拝堂 ・・・
はるか高いところに、
最高位の者が祈りを捧げる場所が設けられています。
第2次世界大戦の惨禍は
シュノンソー城にもおよびました。
無残に破壊されたステンドグラスは、
ムニエ ファミリーによって修復されました。
(7月18日のブログ参照 )
注: 近隣のシャンボール城と比べると、
シュノンソー城内の保存状態の良さは別格。
ちなみに、シャンボール城は国有。
(7月11日のブログ参照 )
およそ500年にわたり大切に守られてきたシュノンソー城 ・・・
たとえば、この16世紀イタリア製のキャビネット ・・・
施された真珠や象牙の装飾は、いまも輝きを放っています。
フランソワ2世 1544年ー1560年
(アンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスの長男、
15才で王位を継ぐも16才で死去 )
の婚礼祝いに贈られたものです。
歴代城主の尽力により、
シュノンソー城は美しく守られています。
『フランソワ1世のサロン 』 ・・・
ディアーヌ・ド・ポワティエの肖像画 ・・・
(7月16日のブログ参照 )
イタリア人画家
Francesco Primaticcio フランチェスコ・プリマティッチオ
(1504年ー1570年 )
の手になるこの作品は、
57才のディアーヌ・ド・ポワティエを描いたものだそうです。
若々しく躍動的なディアーヌ・ド・ポワティエ ・・・
彼女は、フランソワ1世の愛妾であったといわれています。
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