カリーニングラード ・・
日本人にはあまり馴染みのない街ですが、
有名な哲学者 = カントが生まれた街です。
Immanuel Kant
イマヌエル・カント (1724年ー1804年)
プロセイン王国 (現ドイツ) の
ケーニヒスブルグ (現カリーニングラード)
に生まれたカントは、生涯のほとんどをこの地で過ごしました。
カントが生まれた18世紀前半は、
プロセイン王国と帝政ロシアの蜜月時代です。
(10月22日のブログ参照 )
*プロセイン王国、後のドイツ時代も、
ケーニヒスブルグは飛地領でした。
カントは、1781年に 『純粋理性批判』 を著し、
ドイツ観念論の祖と仰がれる偉大な哲学者ですが、
その思想は常人にはとても難解です。
自らの哲学思想を 『コペルニクス的転回』 と評し、
この言葉は、以来、物事に対する見解が180度変わって
しまうような場合に、比喩的使われるようになりました。
カントが学び、後に教授となった 「ケーニヒスブルグ大学」 ・・
現在は、ロシアの 「イマヌエル・カント国立大学」 です。
ソ連崩壊後に再建された 「ケーニヒスブルグ大聖堂」 ・・
カントは、ここに永眠します。
『Es ist gut = これでよし』
カントの臨終の言葉といわれています。
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