23日に、アニメーション制作会社『Production I.G』、『STUDIO4℃(音量注意)』、『シャフト』の3社による『新・光神話パルテナの鏡』の『オリジナル3Dアニメーション』が全て配信されました。という事で、出揃った所でまとめて感想を書いていこうと思います。
まずは、3社の中では全3話と一番話数の多かった「Production I.G」制作のアニメ。
ピットと冥府軍の対決を描いた王道的なストーリーにワクワクさせられました。ただ、大きな戦という事を表現したかったんだとは思うんですが、正直人間軍を出す必要性は無かったかな。3話とはいえ合計しても9分ぐらいのアニメなので、少し展開が駆け足になっていたのが残念でした。1話に関しては配信が開始された日に感想を書いたので、2話以降を中心に感想を書きます。
ファミコンの「パルテナの鏡」でも、クレジットカードが登場するような世界観ではあるんですが、パルテナ様の口から「ブログ」という言葉が出てきた時は、思わず笑ってしまいました。敵からバンバン攻撃を受けている中でも、冗談を言うパルテナ様とピットの軽いやり取りはシュールでしたね。「パルテナビジョン」の映像がファミコンを意識した映像だったのがニヤリとさせられました。
渓谷を飛んでいく場面は、3D映像の迫力を感じられましたし、迫力を出そうというのが感じられた映像でした。ここのアグレッシブなパルテナ様もゲームでのキャラを意識していていい感じ。2話の引きは、続きの気になる展開でよかったと思います。
3話ではピットとタナトスの一騎打ちを描きました。木馬内での戦いという事で、歯車が入り組んだ映像は見応えがありました。ラストに1話の最初に出てきた花を使った演出がありましたが、ベタと言えばベタですが、こう使ってくるかと意外性があって面白いと思います。敵のタナトスのキャラといい、王道なストーリーが似合っていましたね。
続いては「STUDIO4℃」制作のアニメ。
「Production I.G」がCGアニメだったので、通常の2Dアニメが3Dになるとどう見えるのか楽しみにしていました。正直言うと『レイトン教授と奇跡の仮面』みたいな感じになるのかと思っていたので、実際に見た時は驚かされました。あまりの奥行き&飛び出しっぷりに笑いさえ込み上げました。ただ人によっては3D度合いがキツイと感じるかも。
メデューサが主役の話だけあり、内容はシリアスでしたね。メデューサによって石化された人が崩れる場面をシッカリ描いた事でメデューサの恐ろしさを感じさせてくれました。パルテナ様も打って変わって真面目。敵のワラワラ感や、ピットがメデューサに向かっていく部分は3D効果が活きていて素晴らしかった。ここはカット割りもよかったですね。そしてメデューサの太股もよかった。
ゲームに続く話なので仕方が無いですが、ピットがメデューサに立ち向かう場面で終わりなのは消化不良に感じました。あくまでゲームの裏設定的なものを、このアニメで描いた感じなんでしょう。
最後は「シャフト」制作のアニメ。シャフトのサイトでも大きな画像で紹介されています。
個人的にシャフトのアニメが好きなので贔屓目で見ているのかもしれませんが、ものすごく楽しませてもらいました。コミカルな作品と事前に告知されていましたが、それにしても出だしから他の2作と真逆の雰囲気なので笑ってしまいました。タイトルがファミコンの「パルテナの鏡」を意識した絵作りになっているのは感動しました。
シャフトの、手前に物を配置した引きの映像はやはり3Dと相性がいいですな。ピットとパルテナ様が会話している場面、特にパルテナ様が野菜に「リアニメーター」を垂らす部分のカット割りはシャフトだなぁ。パルテナ様の例の首の角度、シャフ度も自然に入っていました。パルテナ様の発言がいちいち天然というか、呑気で笑った。橋が壊れるシーンはよく動いていて、ここも動かす所は動かしてくるシャフトらしい場面。
パルテナ様が宙吊りになっている場面で、手前に柱を通過させてテンポを生み出す感じがまたいい。シャフト(新房)アニメは、細かくカットを割ったり、今回は使われていませんが色コマなど、映像で作り出すテンポ感が癖になるんだよな。映像でテンポを作っちゃうから『化物語』のような、ほとんど会話のみで進行するアニメも楽しく見られるんだと思います。そしてパルテナ様の腋と太股。こういうフェチ的要素も忘れないのがシャフト。
後編はいきなりパルテナ様の入浴シーンから始まって驚きました。好き勝手やってていいですね。というか、パルテナ様がおっさん臭くて笑った。イメージ崩壊過ぎる(笑)。後編は、浴場に浮いている泡だったり、ズラッと並んでいるパルテナ親衛隊だったり、戦闘シーンなど、前編に比べると立体視を活かした画作りが目立っていました。そして後編の方がシャフトと感じるカットが多かったですね。
パルテナ様の顔に寄っていく時の独特のヌルヌル感や、建物を出ていく際の、画面の手前に配置した影など、いかにもシャフトだと感じました。そして野菜たちが合体する場面は無駄に気合いが入っていましたね。戦闘シーンもよく動いていました。噴水が吹き出す場面が、3Dの効果が活きていて地味に好きだったりします。雨の3D映像も素晴らしかった。
ラストのカボチャを被ったパルテナ様がシュールで笑った。そして引き気味のピットにも笑わせてもらいました。合計で7分ほどのアニメでしたが、シッカリとまとまっていましたし、立体視も上手く活かしていて、シナリオ的にも映像的にも大満足な出来でした。
なんといってもスタッフクレジットで大興奮。新房昭之監督なのは発表されていましたが、その他のスタッフが気になっていた事もあり、5分ぐらいスタッフの名前を眺めながらニヤニヤしていたという。
脚本は『ぱにぽにだっしゅ!』や『それでも町は廻っている』などなどシャフトアニメとも縁の多い高山カツヒコさん。キャラクターデザインは『さよなら絶望先生』や『まりあ†ほりっく』と同じ守岡英行さん。そして絵コンテが『魔法少女まどか☆マギカ』や『電波女と青春男』など最近のシャフトアニメで名前を見かける笹木信作さん。そして演出は“おとこ祭り”こと宮本幸裕さん!!
後編には作画監督の所に『ひだまりスケッチ』のキャラデザでお馴染みの、伊藤良明さんの名前までありましたし、その他にも日比野仁さんや大原盛仁さん、江藤慎一郎さんなどシャフトアニメで見かける名前がズラッと並んでいて感涙ものです。ただ滝沢いづみさんの名前が無かったのは残念。
まとめるとそれぞれ個性があって面白かったです。任天堂から、主役のキャラと話の大元部分を指定されていたと思うんですが、そう考えると特に「STUDIO4℃」は裏設定的な話をアニメ化したので、一番縛りが強かったんじゃないかと思いました。逆にシャフトは自由にやっているように感じました。
それぞれ3Dが活かされていてよかったですね!という方、クリックお願いします
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現在、シャフト以外は配信が終了してしまい見られなくなっていますが、公式サイトの情報によると再配信の予定があるそうなので、見逃してしまった方はその機会に是非ご覧ください。
まずは、3社の中では全3話と一番話数の多かった「Production I.G」制作のアニメ。
ピットと冥府軍の対決を描いた王道的なストーリーにワクワクさせられました。ただ、大きな戦という事を表現したかったんだとは思うんですが、正直人間軍を出す必要性は無かったかな。3話とはいえ合計しても9分ぐらいのアニメなので、少し展開が駆け足になっていたのが残念でした。1話に関しては配信が開始された日に感想を書いたので、2話以降を中心に感想を書きます。
ファミコンの「パルテナの鏡」でも、クレジットカードが登場するような世界観ではあるんですが、パルテナ様の口から「ブログ」という言葉が出てきた時は、思わず笑ってしまいました。敵からバンバン攻撃を受けている中でも、冗談を言うパルテナ様とピットの軽いやり取りはシュールでしたね。「パルテナビジョン」の映像がファミコンを意識した映像だったのがニヤリとさせられました。
渓谷を飛んでいく場面は、3D映像の迫力を感じられましたし、迫力を出そうというのが感じられた映像でした。ここのアグレッシブなパルテナ様もゲームでのキャラを意識していていい感じ。2話の引きは、続きの気になる展開でよかったと思います。
3話ではピットとタナトスの一騎打ちを描きました。木馬内での戦いという事で、歯車が入り組んだ映像は見応えがありました。ラストに1話の最初に出てきた花を使った演出がありましたが、ベタと言えばベタですが、こう使ってくるかと意外性があって面白いと思います。敵のタナトスのキャラといい、王道なストーリーが似合っていましたね。
続いては「STUDIO4℃」制作のアニメ。
「Production I.G」がCGアニメだったので、通常の2Dアニメが3Dになるとどう見えるのか楽しみにしていました。正直言うと『レイトン教授と奇跡の仮面』みたいな感じになるのかと思っていたので、実際に見た時は驚かされました。あまりの奥行き&飛び出しっぷりに笑いさえ込み上げました。ただ人によっては3D度合いがキツイと感じるかも。
メデューサが主役の話だけあり、内容はシリアスでしたね。メデューサによって石化された人が崩れる場面をシッカリ描いた事でメデューサの恐ろしさを感じさせてくれました。パルテナ様も打って変わって真面目。敵のワラワラ感や、ピットがメデューサに向かっていく部分は3D効果が活きていて素晴らしかった。ここはカット割りもよかったですね。そしてメデューサの太股もよかった。
ゲームに続く話なので仕方が無いですが、ピットがメデューサに立ち向かう場面で終わりなのは消化不良に感じました。あくまでゲームの裏設定的なものを、このアニメで描いた感じなんでしょう。
最後は「シャフト」制作のアニメ。シャフトのサイトでも大きな画像で紹介されています。
個人的にシャフトのアニメが好きなので贔屓目で見ているのかもしれませんが、ものすごく楽しませてもらいました。コミカルな作品と事前に告知されていましたが、それにしても出だしから他の2作と真逆の雰囲気なので笑ってしまいました。タイトルがファミコンの「パルテナの鏡」を意識した絵作りになっているのは感動しました。
シャフトの、手前に物を配置した引きの映像はやはり3Dと相性がいいですな。ピットとパルテナ様が会話している場面、特にパルテナ様が野菜に「リアニメーター」を垂らす部分のカット割りはシャフトだなぁ。パルテナ様の例の首の角度、シャフ度も自然に入っていました。パルテナ様の発言がいちいち天然というか、呑気で笑った。橋が壊れるシーンはよく動いていて、ここも動かす所は動かしてくるシャフトらしい場面。
パルテナ様が宙吊りになっている場面で、手前に柱を通過させてテンポを生み出す感じがまたいい。シャフト(新房)アニメは、細かくカットを割ったり、今回は使われていませんが色コマなど、映像で作り出すテンポ感が癖になるんだよな。映像でテンポを作っちゃうから『化物語』のような、ほとんど会話のみで進行するアニメも楽しく見られるんだと思います。そしてパルテナ様の腋と太股。こういうフェチ的要素も忘れないのがシャフト。
後編はいきなりパルテナ様の入浴シーンから始まって驚きました。好き勝手やってていいですね。というか、パルテナ様がおっさん臭くて笑った。イメージ崩壊過ぎる(笑)。後編は、浴場に浮いている泡だったり、ズラッと並んでいるパルテナ親衛隊だったり、戦闘シーンなど、前編に比べると立体視を活かした画作りが目立っていました。そして後編の方がシャフトと感じるカットが多かったですね。
パルテナ様の顔に寄っていく時の独特のヌルヌル感や、建物を出ていく際の、画面の手前に配置した影など、いかにもシャフトだと感じました。そして野菜たちが合体する場面は無駄に気合いが入っていましたね。戦闘シーンもよく動いていました。噴水が吹き出す場面が、3Dの効果が活きていて地味に好きだったりします。雨の3D映像も素晴らしかった。
ラストのカボチャを被ったパルテナ様がシュールで笑った。そして引き気味のピットにも笑わせてもらいました。合計で7分ほどのアニメでしたが、シッカリとまとまっていましたし、立体視も上手く活かしていて、シナリオ的にも映像的にも大満足な出来でした。
なんといってもスタッフクレジットで大興奮。新房昭之監督なのは発表されていましたが、その他のスタッフが気になっていた事もあり、5分ぐらいスタッフの名前を眺めながらニヤニヤしていたという。
脚本は『ぱにぽにだっしゅ!』や『それでも町は廻っている』などなどシャフトアニメとも縁の多い高山カツヒコさん。キャラクターデザインは『さよなら絶望先生』や『まりあ†ほりっく』と同じ守岡英行さん。そして絵コンテが『魔法少女まどか☆マギカ』や『電波女と青春男』など最近のシャフトアニメで名前を見かける笹木信作さん。そして演出は“おとこ祭り”こと宮本幸裕さん!!
後編には作画監督の所に『ひだまりスケッチ』のキャラデザでお馴染みの、伊藤良明さんの名前までありましたし、その他にも日比野仁さんや大原盛仁さん、江藤慎一郎さんなどシャフトアニメで見かける名前がズラッと並んでいて感涙ものです。ただ滝沢いづみさんの名前が無かったのは残念。
まとめるとそれぞれ個性があって面白かったです。任天堂から、主役のキャラと話の大元部分を指定されていたと思うんですが、そう考えると特に「STUDIO4℃」は裏設定的な話をアニメ化したので、一番縛りが強かったんじゃないかと思いました。逆にシャフトは自由にやっているように感じました。
それぞれ3Dが活かされていてよかったですね!という方、クリックお願いします
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