今年3月に発表された通り、2011年秋に予定された「藤子・F・不二雄ミュージアム」の開館を記念して、藤子・F・不二雄先生が生涯描かれた漫画作品の完全網羅を目指す「藤子・F・不二雄大全集」が今年7月より発刊。その詳細が5月9日発売の「ビックコミック(5月25日号)」の広告ページに掲載されました。表紙はオードリーの2人。
とりあえず今回「藤子・F・不二雄大全集」の第1期・全33巻(2009年7月24日より毎月2~3冊ずつ、2010年6月まで発売)の発行内容が発表されました。以後、第2期(2010年8月~)という発表もされています。(あれ?すぐに第2期始まるんですね!) 広告のキャッチコピーは、「また、おじゃまします。」
●第1期(2009年7月24日~2010年6月)・全33巻
各巻1,155円税込~1,890円税込 A5判/並製 各巻約300~770ページ
○2009年7月24日発売
「ドラえもん(1)」(1,470円税込・09年末までの特別定価)
「オバケのQ太郎(1)」(1,260円税込・09年末までの特別定価)
「パーマン(1)」(1,155円税込・09年末までの特別定価)
○2009年8月発売
「ドラえもん(2)」
「キテレツ大百科(1)」
「エスパー魔美(1)」
○2009年9月発売
「オバケのQ太郎(2)」
「パーマン(2)」
○2009年10月発売
「ドラえもん(3)」
「キテレツ大百科(2)(完結)」
「パーマン(3)」
○2009年11月発売
「バケルくん」
「オバケのQ太郎(3)」
「エスパー魔美(2)」
○2009年12月発売
「ドラえもん(4)」
「海の王子(1)」
「パーマン(4)」
○2010年1月発売
「ドラえもん(5)」
「オバケのQ太郎(4)」
「パーマン(5)」
○2010年2月発売
「海の王子(2)」
「エスパー魔美(3)」
○2010年3月発売
「ドラえもん(6)」
「オバケのQ太郎(5)」
「パーマン(6)」
○2010年4月発売
「ドラえもん(7)」
「エスパー魔美(4)」
「パーマン(7)」
○2010年5月発売
「海の王子(3)(完結)」
「ジャングル黒べえ」
○2010年6月発売
「ドラえもん(8)」
「エスパー魔美(5)(完結)」
「パーマン(8)(完結)」
そして続く第2期は2010年8月~よりスタート予定(内容未発表)
もう一つの気になる発表は、第1期・全33巻の「全巻購入予約者特典」として、藤子・F・不二雄先生のアイデアメモや、漫画原稿の下書きなどを収録したプレミアム画集「F note・エフノート」を予約者全員にプレゼント! うわっ!購入決定ですな。
今回の広告の写真で、第1期・全33巻がズラリと並んだ写真を見ると、ヤバっ!本棚のスペース準備しなきゃ!って改めて焦りますね。第2期、第3期と続くんだからマジで考えないと。
一冊のページ数が多く、ちょっと本が分厚すぎる?点と、一冊の価格が高めの点が少し気になりますが、まあファン向けの完全愛蔵版と考えたら許せる範囲かな? 子供達にはちょっと高いかもしれませんね~。お父さんが教育の一環として、子供に買ってあげるのはどうでしょう?百科事典の代わりに(笑)。
やはり今回の全集の素晴らしい点は、藤子不二雄先生(お二人)合作作品であり、事実上絶版・幻の作品となっていた「オバケのQ太郎」や「海の王子」が本当に発売決定した事と、もしや!と噂されていた、同じく幻の作品だった「ジャングル黒べえ」まで発売決定した事ですね。第2期以降の作品群も、ぜひサプライズを期待したいです!
●情報元リンク
小学館:藤子・F・不二雄大全集
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20090513
のびたがマイクに異説を吹き込み地底文明を誕生させピロンという地底人と出会います。そして文明を築き上げる手助けをどらえもんとのびたとしずかちゃんが行い見事集落を作らせることに成功します。しかし間違ってのびたが作った粘土の恐竜が暴れだしピロン達は石を投げるなどして追い払い、後にのびたは追い払われた恐竜が泣いてるのをみて恐竜とピロンたちを一緒に住まわせようとします。ここまではまあなんてことはないのですがその後から面白くなります。
ジャイアンとスネオが地底国に来てなんとピロン達が見つけた金(きん)を地上に持ち出してしまうのです。それを見た怪しい男が無理やり2人を案内させ一旦は恐竜に追い払われますが再度大勢の人間たちが地底に向かおうとしています。そして最後のシーンでピロン達を守るには別の異説を吹き込みピロン達を消滅させてしまうか異説マイクを地底に放り込み二度とピロンたちと会えなくなってしまうかの究極の選択を迫られます。後者を選びピロン達は人間に知られずに地底国で生きていくという話で締めくくられますがこういう胸にジーンとする話を見たのは3月に放送されたSL(さぶろう)の物語以来ではないでしょうか???
最近原作から多少離れ新作が生み出されているようですが、良作もあり決してドラファンを飽きさせない展開になっていることに強い安心感を感じます。
個人的には先日放送のプロポーズ作戦も良かったです。バック・トゥ・ザ・フューチャーを取り入れるとはね(笑)。メガネを外した玉子さんも原作通り美人でした!