加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

一般質問②など

2016-10-11 14:35:20 | Weblog
一般質問においては、公共交通の課題とともに教育の課題についても取り上げました。

◎加東市においては、全国学力・学習状況調査について、レーダーチャートで図示して結果をお示ししています。正答率的にはだいたい全国平均と同水準です。
 これについては、全体的な傾向が全国と比較できる反面、個々の状況についてつかみづらい点もあります。
 と同時に、何がどう変わったのかもわかりづらい面もあります。

 この点について質疑をしましたが、正答率を数字で公表することは、数字が独り歩きする可能性があるので避けたいが、個々の状況をより把握できるように公表の方法を工夫するといった回答がありました。

 また、成果指標を導入すべき、との質問も行いました。
 今まで、たとえば結果の検討後「つまづきのある児童生徒を減らすよう授業の改善に努めた」というような報告がされることがありますが、
 改善に努めた結果どの程度つまづきのある児童生徒が減ったのか、というような話はあまり聞きません。(内部では検討してるのかもしれませんが)成果指標導入について前向きな回答があったように受け止めています。

どのような形で今後示されてくるか待ちたいと思います。

◎部活動と地域スポーツの連携について
・まずお断りとして、部活動の意義を否定しているものではないですが、
中学生の課外活動について 部活動にかかる比重が大きいのではないか というように考えます。
 考えられる点として、
・顧問の(実質的な)勤務時間の増大につながること
・未経験の種目の顧問になった場合は、指導する面でもさらに負担が増す。
・顧問により指導内容の差があるとすれば、子供にとっても不幸なこと
・やりたい種目がない場合もある。オリンピックを見て「内村航平君みたいになりたい」とか「タカマツペアーに続きたい」と思っても結構大変。
・子供によっては、楽しみたいが「東播大会めざすぞ~」というようなところまでは考えていないかも知れない。(個人競技ではそれでもいいかも知れない)

以上のことから、部活動に限らない活動メニューを用意したり、土日は地域スポーツクラブでの活動(もちろん受け皿の拡大は必要だと思いますが)に移行することも考慮する必要があるのでは、という質問でした。

回答としては
1現在でも協力いただいている外部指導員の有効活用を考える
2土日に外部でも練習を組むと休めなくなる
という回答だったと思いますが
1については、教育委員会が(市外の方も含めて)外部指導者を探す等しないと、有効活用は進まないと思いますし、
2については そういう建前上の話をしながら、結局土日も(全部とは言いませんが)部活動になっているのが実態ではないのか?と思います。先生も生徒もそれで喜ばれているのなら私が横から口をはさむことではないのかもしれませんが・・・

今後とも研究していきます。
◎地域スポーツクラブとの連携ですみわけを図っている事例 多治見市小泉中学校

◎単独ではチームを組めない部活動を、地域スポーツとして取り組んでいる事例 磐田市