(株)藤川建設のブログ

地元の山の木を使った家づくり

平成29年度 長岡市住宅リフォーム支援事業 募集期間を延長中

2017年07月25日 | 日記
まだまだ予算に定員が満たないようです


今年の秋のユニットバス設置のお客様に市のリフォーム補助金を提案しました。
今年度は5月に募集をかけましたが、1次募集では予算額まで達せず、残りの予算分を「先着順」にて追加募集を行っていたので、タイミングが良かったです。

通常のリフォームの場合、2割負担で最大10万円の補助なので、50万円程度の工事がオトク感があります。

昨年度から、3世代同居や空家利用のリフォームに範囲が拡充され、今年は複雑だった申請書がシンプルになり、より使いやすくなっているようです。
ただし、今年の12月までに工事を完了し、報告書をアゲる必要があるので要注意。
更には、足場屋さんや表具屋さんなど、人手不足による工期の遅延が懸念されます。

上手く段取りを組んで、無理のない工事の計画を心がけたいところです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「しりばさみ」12m材を吊り上げる 川袋M邸

2017年06月27日 | 川袋M邸
「しりばさみ」は伝統的な継ぎ手です
今回は、この継ぎ手で12m材を吊ってみました


今回の「中引き」に当たる頭つなぎの桁材は、4mの材料を「しりばさみ」で継いだ12m長さとなりました。




これが「しりばさみ」の形状です
金輪継ぎ手と同じ原理ですが、金輪が外に「ち」を配置するのに対し、
しりばさみは内側に「ち」が配置されます。


組み合わせて「クサビ」を打つのは金輪と同じです。
外から見ると、噛み合わせが直線となって見た目がスッキリするのが特徴



現場で3丁を継ぎます


12mもの長い材料となりました
これをレッカーで一気に吊ろうというものです


吊り上げられた材料
おお~ちゃんと1本になってるな~


建物へ向かいます


プレカットで主流の「鎌継ぎ」では無理な事です。
伝統構法を用いると、こういった芸当もできてしまうのですが、お客さんの目に触れる事はまずないでしょう。
家の構造の一部になってしまうと、どこにあるのかも分からなくなってしまう。
それでも、大工のこだわりは、ささやかな所にあるのです。
少しでも家が丈夫になれば、それで良いのです。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

柱落し込み足固め工法~川袋町M邸

2017年06月19日 | 川袋M邸
建物の四隅の柱は他の柱よりもワンサイズ大きめとし、
足固めに土台を横から差して、その土台を基礎に固定しています。


隅の部分には耐力壁が配置され、横からの荷重を受けると、ここに大きな引き抜き力がかかります。
通常は、ここにホールダウン金物を用いますが、金物をなるべく省略する工夫としては、「足固め」工法を採用しています。

土台を隅柱に通して、土台の断面を使って、金物と同等以上の力を実現します。
富山の島崎棟梁の元で、4トン以上の引き抜き力が出たという結果を踏まえ、構造計算でも応力を確かめた上で施工をしているものです。

更に土台だけでなく、中間の梁や桁も隅柱にからめているので、計算以上の力に耐えると思われます。


隅柱の土台の仕口


長ホゾ差込み栓打ちとします。
隅柱の場合は両側から入るので、段差を付けて2ヶ所の仕口となります。


隅柱にかかる横架材


土台と同じく長ホゾ差しですが鼻栓止めとなります。
下が梁。上が桁。、と構造を明確に分けると墨付けも加工も惑う事はありません。



基礎の形状


基礎も柱の落ちる部分は欠いてあります。
土台敷きの時も、柱と差さる土台の部分が未完のままです。
間違ったかと思われるかも知れませんが、ここが一番の要の場所です。



横架材を差し込んで栓で止める


梁と桁が差し込まれ、鼻栓で固定されます。


土台を柱に差しこんで固定


柱に土台が差さり、土台を基礎にアンカーで固定します。
アンカーは全部で4本ですから力は分散されます。
1本で全ての力を担うホールダウン金物だと、1ヶ所に力が集中し、地震時にコンクリートが割れてしまった被災現場があったと聞きます。
特に開口部を多く設計した場合、壁倍率を最大限の5まで高めてしまうと、基礎に負担がかかってしまう。
木材とコンクリートの強度を最大限に活かすために、力を分散させる伝統構法の「総持ち(そうもち)」の概念が役立ちます。



伝統構法の木組みを応用すれば、木材の潜在能力を最大限に高めて、金物による建物の寿命(30年程度)の呪縛から解放されます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

基礎工事~上棟式 川袋町M邸

2017年06月17日 | 川袋M邸
地元木材による伝統構法の家の工事が着々と進んでいます



長岡市川袋町の新築工事の模様です。
今年の春は、意外に風が強く、まとまった晴れ間も少なかったのですが、この川袋町M邸の工事では、大事な時にはちゃんと晴れているという好条件がそろっていました。
お客さんの精進の良さが、家づくりにも反映されます。


ベース鉄筋


型枠工事


基礎工事完了



今回の基礎は高さが90㎝なので、鉄筋も型枠も大変な工事でした。
なぜ90㎝の高さかと言うと、冬の積雪に備えるのはもちろんですが、水害への備えが主たる目的です。
何年か前に、近くの水田が水没し、前の住宅の基礎まで水が迫る勢いだったと聞きました。
いつ何時、水害に襲われるか分からないご時世です。自己防衛のための策でもあります。


工場にて加工




断面の大きな梁材を用いていますが、伝統構法による「木組み」の加工が施されています。
今回はプレカット併用でコストを抑えているのですが、機械では出来ない手加工の部分も、ずいぶんとありまして・・・
「プレカットで浮いた分、少しは凝らにゃ~」
とか思っていたら、つい・・・

ま、家の強度の為には良い事なのですがね。
いつもの事です。


土台敷き


お清めの儀式


建て方(1)


建て方(2)


建て方終了



雪国の伝統構法では基本は「折置き(おりおき)」で、「渡りアゴ」による組み方となります。
梁の上に桁が乗る。「横番は梁。縦番は桁。」これさえマスターすれば、間違える事もありません。
通し柱なども、「長ほぞ差、鼻栓止め」が基本。
材木をなるべく傷めない方法で、「込み栓」を打ち、金物の使用料は極端に減って行きます。

さらりと書いてはいますが、普通の工務店では、まず採用できない工法です。




上棟式




上棟式は家の誕生日です。
この世に生まれた家を関係者の皆で祝福します。
末永く、この家に住む人達を守って欲しいという願いを込めます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

地鎮祭~割栗地業 川袋M邸改築工事

2017年04月12日 | 川袋M邸
長岡市川袋町にてM邸の改築工事が始まりました


4月になりましたが、春の陽気とは程遠く、冷たい雨の降る日が多く、まだまだ肌寒い今日この頃。
今年は雪がまとめて降らなかった分、寒気が残っているようです。

そんな中、川袋町にてM邸の改築工事が始まっています。
今までの古い家を解体し、新しく木造平屋建ての伝統構法の建物を建てる工事です。



解体する家屋の御祓い



既存住宅の解体作業



地盤調査



地鎮祭



地盤改良




砕石によるハイスピード工法
環境を配慮した砕石による柱状改良を行っています。
セメントを土と混ぜる従来の工法だと、腐食土とセメントの反応により、六価クロムが生成される懸念があります。
また、次の建物を建てる場合に既存の地盤改良工部分を撤去しなければなりませんが、セメント系の場合は撤去するのにコストが増大してしまいます。
砕石によって地震時の液状化も防止できる一石三鳥の地盤改良工事です。



割栗地業


捨コン打ち



まとまった晴れ間が続かず、雨の間を見ながら外仕事を進めていますが、今のところはこれといった支障がありません。
晴れて欲しい時は、丁度晴れ間が広がり、お客さんの精進の良さが覗えます。

基礎工事は4月いっぱいを予定し、来月半ばには建て方を始めたい所です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加